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誰もが”人生というものを輝かせるために模索している人”

2020年11月12日、1冊の本をその場で分担して読み、要約し、プレゼン発表!その後、語り合う、学びあう!アクティブ・ブック・ダイアローグⓇ(以下、ABD)を開催。

※Facebookのイベントページ
https://fb.me/e/i0DafhabB

本は「『ティール組織』の源(ソース)へのいざない 〜組織の進化への旅路をつむぐ 」。
そして、著者の一人である嘉村賢州さんが途中1時間参加して「本に書かれていない裏話」を話してくれました。

心に響いたお話がたくさんあったので、少しずつピックアップして、ご紹介していきます♪


抵抗するような人が現れたときはどうする?

賢州さんは、参加者からのご質問にもとっても丁寧に答えてくれました。
そんな中で印象的だったのが、リーダーが組織の変容を進めていくうえでよくぶつかる課題についてです。

「組織の一員にエゴの追求が自分の幸せであるということが全面に出てきていると感じてしまうときにはどうしたらいいですか?」

といった質問に対して、
経営論、戦略論の専門家として活躍しながら世界的企業のコンサルタントも務める”ゲイリーハメル”の「自分の中の官僚主義」という言葉を用いて、次のような話をして答えてくれました。(以下は要約)

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まず、自分自身の中で人を変えようとしている、コントロールしようとしている”自分の中の官僚主義”、それに気づくこと。

”自分の中の官僚主義”というのは、自分のスキルを磨いて、自分の価値を高めないといけないんだとか、客観的な知識でものごとを動かしていこうとすること。

そうではなくて、自分は弱さも含めてありのままを出し、自分の全体性を保っていくことが大切。

”自分の魂の声を聴いて、人を人として大事にしていく”というプロセスをやっていくと、緩やかにチームの関係性も変わっていくし、組織も変わっていく。


抵抗するような人が現れたとき、自分の中で何が起こっていて、自分の中のどんな大切な部分が乱されているから、今抵抗する人に怒りが湧いているのか、悲しみが湧いているのか、まずは自分に自己共感する。

そして、相手も何か不安に感じているはず。攻撃というのは不安からくるから。

「迷惑だから、あいつをコントロールしよう」という力が働く中で、
この攻撃性の根っこにある不安はどこにあるのだろう
というところに耳を澄ませて聴いていくと、少しずつ変わっていく。


自分がやろうとしていることに対する抵抗勢力だと捉えるのではなく、その人も人生というものを輝かせるために模索している人であり、自分も人であり、完璧でもない、という風に自分というものを取り戻せると、一見抵抗している人との関係性もゆっくり変わっていく。


緩やかにチームの関係性も変わっていくし、組織も変わっていく。


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”共感が得られない” ”反対されている” ”抵抗されている”と感じてしまうことは、親子の小さなやりとりを含めれば日常茶飯事。”自分の中の官僚主義”が出動したケースが走馬灯のように駆け巡りました。

お互いの心の声に耳を澄ます。まずはそんな時間を丁寧につくっていきたい。
渦中の相手の声に耳を澄ますことは、決して簡単ではないけれど、チャレンジしがいのあること!その先に絶妙でより面白い世界が見えてくる♪

私もあなたも”人生というものを輝かせるために模索している人”。

緩やかに、一歩ずつ♪

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