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子どもと学ぶお金の話

今回は「子どもと学ぶお金の話」というテーマで話したいと思います。
耳障りのいい話はしませんので、ご容赦ください。

皆さんは、自分の子どもに「お金」こと教えてますか?
日本の親のほとんどは教えてません。
厳密に言うと"教えられない"ですね。
なぜなら、父親も母親もお金の勉強したことないから。
教えられてないから。
子どもには「お金は貯金しなさい」「投資は怪しい。詐欺だ」「借金は絶対にするな」「お金の話は汚い。はしたない」こういうことしか言えないんです。
学校でもお金の時間が1時間もない。なぜだ。 

アホだからです。笑

っていうのは半分冗談ですが、諸説あります。
昔「士農工商」と言う身分制度がありました。江戸時代にね。
お金を扱う商人が一番下の位に置かれて、「お金を扱う奴らは卑しい」と。
国民がお金を持って力を持たれてしまうと国民をコントロールできないから「お金を扱う奴は汚い」と言う文化を徳川さんが作りあげました。
だから、学校ではお金の授業は1時間もない。
お金音痴のまま社会に出ることになる。

ここまでお金の勉強をしないのは日本くらい。
海外では子供の時から勉強する。親が教える。
でも日本人の親は教えないし、国に洗脳せれて社会に出て、学ぶことを放棄してしまっているからお金の勉強をしようとも思わない。
だから一生お金音痴のまま死に向かっていって死ぬ直前までお金に悩むのが日本人です。


格差は無くならない

さて、いきなりですが、努力は報われますか?
「報われる」と言う人がほとんどだと思うし、そう信じたいですよね。
ですが、努力は報われません。
とはいえ、まだ希望はあります。

なぜ、格差が生まれるのか。と言う話ですが、説明できる人はほどんどいません。
「頑張れる人と頑張れない人がいるから」
「行動力のある人ない人がいるから」
色々あると思います。
ですが、ちょっと違うんです。
わかりやすくコイントスの例を挙げると、
コインを投げて表が出たら僕の勝ち。裏が出たらあなたの勝ち。みたいなゲームです。
今回はお金をかけます。
お互い最初の持ち金は1,000円です。
賭ける金額は持ち金の20%。
勝ったら自分が賭けた金額をもらえる。
負けたら相手が賭けた金額を渡す。っていうゲームです。

1回目、お互い200円かけます。
僕が勝ちました。
僕の持ち金は1,200円。
あなたは800円。

2回目、僕は1,200円の20%の240円を賭ける。
あなたは、800円の20%の160円を賭ける。
今度はあなたが勝ちました。
僕はあなたに160円渡します。
僕の持ち金は1040円。
あなたは960円。

現時点で勝率5割ですが、この時点で既に差が開いているんです。
この後も勝率5割の勝負を繰り返すと差はどんどん開いていきます。
つまるところ最初に一勝することが大事だっていうことです。
最初にお金を持ったら勝ちです。
なるべく若いうちに。
その後は勝率5割でいいんです。
持てる者がより持つんです。
富める者がより富むんです。
これが世のことわりなんです。
だから、「努力は報われる」ということはちょっと違います。

若いうちの努力は報われるんです。

20代で生まれた差は一生かけても取り返せない。
だから、一生のうちにできる努力量を100とした時、20代に80くらいぶち込めってことです。
20代で生まれた差は一生かけても取り返せないから。
これが世の理です。ルールです。

20代をゆっくり過ごしてきた人が9割だと思いますが、その人たちは30代後半の時点で人生詰んでます。
「もうこのままの生活でいいや」ってなっています。
これが現実です。
なぜなら30歳になってまだ何者にもなれていない人は会社からチャンスをもらえないので。打席に立たせてもらえないんです。
だからゆっくり生きてるとその後の人生いいことありません。
他人を妬み続ける人生です。

格差は無くならない。

子どもに貯金、投資、借金のどれをおすすめしますか?

多くの人は貯金と答えると思います。
「投資したことないからちょっと投資やるの怖い。」
「借金なんて絶対ダメでしょ。」
「よし!貯金だ!貯金が正義だ!貯金しなさい!」
こんな感じじゃない?笑
本当に貯金が正義かな?っていうお話です。

例えば、親が「毎晩お皿洗いしてくれたら一日100円あげる」と言って子どもにお手伝いさせると。多くの人の考えとしては、毎日お皿洗いして、100円稼ぐっていう感じですよね。
これをAパターンとします。

じゃあこんなやり方はどうですか?
100日皿洗いして1万円貯めたと。その1万円で食洗機を買う。その食洗機で100円稼いでもらって、子供は空いた時間で父ちゃんの肩たたきをしてプラス100円稼ぐっていうBパターン。

さっきのAパターンとBパターン、どっちの方が取り分大きいですか?
結果こうなります。⬇︎

実はCパターンもあります。
Cパターンはどんでもないやり方です。
親に1万円借金して食洗機を買う。始めから食洗機に100円稼いでもらって、その間父ちゃんの肩たたきでプラス100円を稼ぐ。
借金分を稼いだ時点で親に返済。
このCパターンを含めてもう一度各パターンの取り分を見てみましょう。

なんと、借金のCパターンが一番取り分でかいんです。
その次は、投資のBパターン。
多くの人が正義だと思っている貯金のAパターンが一番取り分少ない。
ここから読み取れることは、貯金だけが正義ではないということ。
皆さんのお金の知識がどれだけ乏しいか。
子どもにどれだけ残酷なことをしているか。
投資や借金のことを教えもせず、貯金しなさいの一点突破で、一番取り分の少ない貯金の思考だけを植え付けさせる。

貯金をすればお金が減るということは皆さんはよくご存知かと思います。
昔は100万円預けて次の年に108万円とかに増えたりしたから貯金は大事だったかもしれないけど、今それをやっても10円くらいしか増えないどころか、お金を引き出すときには手数料で200円とか取られてお金が減っていく。
そして、今円安で円の価値が下がってますよね。
10年前、ガリガリ君60円くらいで買えました。
今では70円〜80円。
600円持ってたら10年前は10本買えたけど、今は7本か8本しか買えない。
これが円安です。円の価値が下がっている。
貯金をして残高の数字が増えてるからお金が増えているように見えますが、円の価値が下がっている以上増えていなんです。

っていうことは、お金が減る方法しか子どもに教えていないということ。
残酷でしょ?普段子どもの幸せが大事だと言いながら、貧乏になる方法しか教えてないんだよ?
ちゃんと猛省してください。笑
正面から子どもに謝罪しましょう。笑

そして、貯金、投資、借金にはいいやり方とよくないやり方があるだけだ。
借金は一番難易度が高いから、すぐに取り入れることは難しいかもしれないけど、投資の考え方は誰でも今の生活に取り入れられるから、すぐにでも取り入れたほうがいい。
さっきの食洗機の例えでもいいけど、もっとたくさんあります。
勉強するために本を買う。
食材をもっと早くスムーズに切れるようにいい包丁を買う。
掃除する時間が勿体無いからルンバを買う。
投資は株式投資やFXとか難しいものだけではありません。

より高い価値を生むものを買うことが投資です。

今日からでもできることなので、考えてみてください。
色々書いてきましたが、お金の勉強は本当に大事なので是非子供と一緒に勉強していいお金の使い方を身につけてください。













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