三菱UFJ銀行を退職して、サウナで起業します
初めまして! サウ兄です!
本名は中島惇生(ナカシマアツキ)、社会人4年目の25歳です。
突然ですが、
「あなたは、自分の仕事を誇れますか?」
即答で、「 イエス!」と答えられなかった方は、
是非このnoteを読んで行ってください。
私は、2021年10月15日、三菱UFJ銀行を退職しました。
退職の記事というと、なんとなく辞める会社をディスっている記事が大半な印象ですが、ぼくの記事はその類ではありません。
三菱UFJ銀行では、同僚や先輩に恵まれ、とても充実した日々を過ごすことができました。
それでも僕は、退職し、起業するという決断をしました。
僕の約3年半の銀行員生活と、起業を決意するまでを簡単にまとめます。
【入社1年目〜2年目】
三菱UFJ銀行の総合職は、入社後3ヶ月の集合研修を終えると、
ほぼ全員が全国の支店へ配属され、法人営業を行います。
入社1年目は、大・中堅企業を担当する先輩とペアで、主に稟議書の作成などの社内業務に取り組みました。
入社2年目から、売上10億〜200億円程度の中堅・中小企業を担当し、
社長相手に資金調達などの経営に関する提案を行いました。
担当している社長さんには、年収数億円、総資産数十、数百億円といった超富裕層もいて、常に使えるやつか使えないやつかを値踏みされている感覚で、毎回の面談が勝負でした。
社長に役立つ情報が与えられるよう、入念に準備をして臨みました。
若干23歳にしてこの経験をさせてくれた会社、上司にとても感謝しています。
P.S.
退職日の翌日の10月16日、名古屋の繁華街を歩いていると、偶然も偶然、関東の支店に勤務していた際にお世話になった社長さんにばったりお会いして、そのままの流れでお酒をご馳走になりました。
当時のことを覚えていてくださって、退職して起業することを伝えると、中島君なら絶対うまくいく!と言ってくださいました。
社長を始め、23歳の若造に目をかけて育ててくださった皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
社会人2年目になると、8時業務スタートで、遅い時は21時、22時まで働きました。
業務後に先輩や同期、友達と飲みに行って明け方家に帰ることもザラでした。
ほとんど眠らずに出社する日が続くこともあり、心身ともに疲弊していました。
そして、日々の疲労やストレスから無気力で何事にもやる気が出ない、
集中力が続かない、頭がボーッとする、といった症状が出ました。
今振り返ると、うつに近い状態で、かなり追い込まれていたなと思います。
【サウナとの出会い】
そんな時に、サウナに出会いました。
サウナ好きの友人に連れられ、"池袋プラザ" というサウナに行きました。
当時の私は、サウナで「ととのう」って聞いたことあるけど、正直サウナなんておっさんが入るものでしょ? と思っていました。
友達がだまされたと思ってやってみろ、と言うので、
言われるがままに灼熱のサウナ室で10分耐え、
キンキンの水風呂に、意を決してダイブ。
吐く息が冷たくなるまで我慢して水風呂に浸かったあと、
お風呂のふちに腰掛けて目を閉じる。
すると、、、
頭がぐわんぐわん揺れて、
頭の中が真っ白で、何も考えられなくなって、、
時折吹く風が 肌に触れる感覚が、信じられないくらい気持ちよくて、、
なんでかわからないけど、自然と口元がゆるんでしまう。。。
一撃で、サウナにハマってしまった瞬間でした。
そして、そのまましばらく休憩していると、
仕事の悩みを解決するアイデアがボコボコと浮かんできたり、
悩みだと思っていたことが、ただの気分的な問題や捉え方の問題で、
そもそも悩んでもどうしようもないことだったことに気づけたり。
「サウナって最高だ。」
と、確信しました。
それからというもの、毎朝のサウナ(サウナーはこれを朝ウナといいます)を習慣にしました。
最高に気持ちいいのはもちろんのこと、満足に睡眠・休息が取れない中でも、毎朝のサウナで疲労回復・思考の整理をすることで、前向きに日々の業務に取り組むことができるようになりました。(サウナの魅力を書き出すと止まらなくなってしまうので、この辺でやめときます。。笑)
そして入社3年目の4月、県や市などの自治体とその関連団体を担当する部署に転勤となりました。
超優秀な先輩とペア体制で働くことになり、当初は一挙手一投足全てを管理されているような感覚で非常に辛かったですが、今となってはあれで力がついたなと思っていて、すごく感謝しています。
【三菱UFJ銀行を辞める理由】
僕が三菱UFJ銀行を辞める理由は、以下2点です。
・将来のキャリアにワクワクしない
・同期横並びの評価体系で差がつかない
一つずつ説明します。
・将来のキャリアにワクワクしない
これはほとんどの日系企業に共通すると思いますが、出世(昇格)のタイミングがおおよそ決まっています(もちろん出世できない人もいる)。
5年後、10年後、15年後に自分がどのポストにいて、どんな業務をして、どのくらいの収入をもらっているのか。
先輩・上司を見れば、全てイメージがつくわけです。
将来のキャリアや待遇の上限、それによる生活水準が予想できることで、いくら頑張ってもそこまでしかいけない、と思うと自分の将来のキャリアにワクワクすることができませんでした。
・同期横並びの評価体系で差が付かない
6年目に初めて昇格のタイミングがあり、6年目までは、基本的に同期横並びで昇格、昇給していきます。
僕の場合、あと2年間は同期と差がつかない環境で働かなければならず、モチベーションを保つことがむずかしくなっていました。
【なぜ起業か?】
僕が転職ではなく、起業する理由はただ一つ、
「サウナに出会ってしまったから」です。
国民全員が、歯磨きするように毎日サウナに入ることを習慣にするべき。
僕は本気でそう思っています。
毎年国連が発表している世界幸福度ランキングで、
2018年〜2021年まで4年連続で一位を獲得している国をご存知ですか?
そう、「フィンランド」です。
フィンランドはサウナ発祥の地と言われ、
人口530万人の1/3以上の、200万個のサウナがあります。
そしてほとんどのフィンランド人は、毎日サウナに入ることを習慣にしています。
幸福度ランキング1位の要因が必ずしもサウナだけによるものとは言えませんが、
他の国と比較した時のフィンランドの最も特徴的な生活習慣は
やはり「毎日サウナに入ること」であり、
サウナを習慣にすることが幸福度に影響している可能性は、無視することができません。
最近たまに、経営支援を始めた銭湯の番台に立っていますが、
サウナから出てくる人は、例外なくみんな幸せそうな顔をしていて、上機嫌です。
しかめっ面で帰っていく人なんて、未だかつて見たことがありません。
【決断のきっかけ】
仕事にもある程度慣れてきたころでした。
あまり動くことのなかった家族LINEに、10件の未読が溜まっていました。
ー 祖父が亡くなりました。
あまり多くを語らないけれど、色んな経験をさせてくれたおじいちゃん。
当時小学生の僕と3歳年上の兄が釣りにハマったことを知ると、魚群探知機のついたクルーザーで船釣りに連れて行ってくれました。
今まで釣ったこともない大物を一日で数十匹釣りました。
これまで防波堤でやっていた釣りがすごくしょうもないものに思えて、それ以降釣りはしなくなりましたが(笑)、幼かった僕にとっては、それが未知の体験ですごく楽しかったことを覚えています。
そんな祖父の突然の訃報。
生前祖父から
「あっくん、何でもいいから日本一になれ。」と、よく言われました。
決して口数の多くない祖父でしたが、小さい頃から、これだけは何度も何度も言われました。
祖父の言葉の真意はわかりませんが、ずっとその言葉が心に残っています。
棺に入った祖父の顔を見ると、涙が溢れました。
祖父が生きたくても生きられなかった今日という日。
1分1秒を無駄にせず、全力で生きようと決めました。
もう、惰性で、やりたくないことに時間は使わない。
この時、就活時代とは比べものにならないくらい、猛烈に自己分析をしました。
そして、自分を客観的に捉え直すためにコーチングを受け始めました。
エグゼクティブ向けにもコーチングを提供している、有名なコーチ。
月額44,000円の自己投資です。
主観的・客観的に、自分を徹底的に捉え直しました。
そして、
日本一になる覚悟を持ってできること。
止められてもやってしまうくらい大好きなこと。
それが、サウナでした。
どうやってサウナを仕事にするのか、
すぐには想像できませんでしたが、とにかくサウナ界で有名と思われる方にアポをとり、会いに行きました。
サウナ王の太田さんや、ゆとなみ社代表の湊さんを始め、みなさん快く会っていただき、たくさんのことを教えてくださいました。
色々な方に話を聞くたび、簡単な業界ではない。ということを再認識させられましたが、それでも、サウナ事業で起業するという想いは、強くなる一方でした。
そして、2021年10月15日、ついに退職しサウナ事業をスタートしました。
【選んだ道を正解にする僕の挑戦】
正直に言うと、僕はこれまでの人生、本気で努力したことがありませんでした。
生まれてから25年間、要領の良さと最低限の努力で上手く生きてきた人生です。
受験で部活を引退してからの2ヶ月半でセンターの点を300点上げた時も、
週5で体育会で部活をしながら志望企業の内定を取った就活も、
居酒屋のキャッチで月70万円の売上記録を作った時も、
3年目で目標売上の150%を達成できた法人営業としての銀行員生活も、
周りの人から頑張ってるねと言ってもらえることもあったけど、
僕はいつも、最小限の努力で結果を出すことを意識して生活していました。
なぜなら、これら全ての努力が、僕にとって楽しいものではなく、我慢の対象だったからです。
でも、これからは違います。
大好きなサウナを作り、広めていく。
この仕事の過程そのものを、僕は楽しみます。
大好きな、最高に気持ちいいサウナを、もっと多くの人に広めたい。
そのために、今あるサウナよりもっと気持ちいいサウナを作る。
「三菱UFJ銀行を辞めて、サウナ事業を始めます。」と言うと、
必ずと言っていいほど笑われます。
バカみたいですが、本音の挑戦です。
そしてそのために最大限の努力をし、その過程を楽しみまくります。
サウナに出会って僕の人生が変わったように、
今度は、僕がつくるサウナで、誰かの人生を変えたい。
サウナ好きは、ハッピーでおもしろい人がほんとうに多いです。
サウナーのコミュニティはなぜかみんな、自然と笑顔です。
サウナが最高に気持ちいいことを知るだけで、人生変わります。
サウナ事業が上手くいく保障なんてどこにもないし、不安になる夜もあります。
それでも僕は、サウナの良さを広めることに人生をかけたい。
「 “ 日本一 ” 気持ちいいをつくる人」を目指し、挑戦し続けます。
P.S.
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