釣具屋サイドから見た理想のお客さん
こんにちは、厚木です。
今回のテーマは「釣具屋サイドから見た理想のお客さん」です。
丸投げするような形になってしまいますが、プロアングラーの村岡昌憲さんが素晴らしい動画を出しています。
この動画の流れに沿って説明していきますが、まず最初は「担当」についてお話します。
担当
僕のようなアルバイトを雇っていた大手の釣具屋は売り場面積も品数も種類も膨大なものになります。そうすると社員の中でジャンル別に担当と副担当のようなものが割り振られていきます。
ではその「担当」が常時そのコーナーにいるのかと言うと全くそうではなく、やはり各々その日の仕事をしているのです。
釣具屋店員だって人間ですから、好きな釣り嫌いな釣りや得意・不得意なジャンルはあります。ですから担当以外の店員と話しても釣り番組や釣りの本といった普通の釣り人でも収集できる基礎的知識しか身に付けていない場合もあります。
また、社員より釣りの知識に欠けるアルバイトくんパートさんも同じ制服を着て同じ場所で働いています。なので時間を使ってもいいから、担当さんの時間が出来たら接客するよう頼むのも1つの手です。
店員に尋ねるときは「自分の聞く内容の専門性はどれほどか」「それは自分で調べられないことなのか」この2点をよく咀嚼してください。
在庫
次にこれ。そのお店にある商品の同じシリーズの在庫、例えば「このフィッシングブーツのLサイズが無い」とかならメーカーや他店に在庫がある場合が多いので取り寄せられますが、シリーズごと無いなら十中八九自分の欲するものがマニアックすぎるんだなと自省して諦めてください。基本的にどの大手釣具屋も安い仕掛けやルアーの2つや3つでは入荷してくれません。
例外的に、自身がお得意さん、かつ同メーカーの他商品が置いてあるなら贔屓店員に直談判すると、もしかしたら入れてくれる、かも?
釣具屋の理想の客
これも村岡さんが良いことを言ってます。
「代わりに釣り場見てきたよ~」ぐらいの感覚で、新鮮な情報を店員に話してくれるお客は太い客と同じくらい有難いです。
シーバスでなくてもサビキの対象魚イワシやアジの情報なんかはフィッシュイーターの餌なので釣具屋にとっても有難いですし、あるいは使ってみた釣り具の感想なんかも有益です。
SNSが栄え釣果情報アプリが多用される令和の世でも、お客と店員の1対1のコミニュケーションの濃度は変わることはありません。
なのでお互いの時間をよりよいものにする為にも、まず自分で調べてみる・探してみるぐらいのことは自分でやりましょう。
繰り返しますが、釣具屋店員に暇な時間はありません。泳ぎっぱなしのマグロのように常時何らかの仕事をしているので、接客はその時間を割いてもらっていることを自覚しましょう。
さてここまで理想の立ち回りを書いてきましたが、たった1つだけ、これら全てのマナーを無視できる場合があります。それは何か。
大金をお店に落としていくのです。釣具屋も小売業ですから、多少面倒でもたくさん買っていくお客には頭が上がりません。皆さんどうぞ札束で店員の頬を張ってあげてください。
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