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『グッバイ、リチャード!』わたしはいまいち

2020/10/05(月)
朝、黒豆・ヨーグルト・ミューズリー。
パン、コーヒー。

再検査が必要になったので、最寄りのクリニックに予約の電話を入れる。画像データはおありですかと聞かれ、健診センターに画像データを頂きたいと電話を入れる。なんと画像データが手に入るまで一週間かかるのだそう。じっくりことこと焼いてるのか。それならそうと、“再検査要”の用紙に書いてほしかった。

JAへ野菜を買いに行く。
バターナッツという薄オレンジ色でひょうたんのような形をしたかぼちゃがある。常々食べてみたいと思っているけれど、なんとなく買わずにいる。今日もそれは買わずに帰った。

昼、ご飯、野菜炒め。
沼津へ行き、『グッバイ、リチャード!』鑑賞。誕生月割引で券を予約するも、もぎり(もぎらない)さんからは証明するものの提示を求められず。左手にこっそり握りしめていた免許証をポケットにしまって劇場へ進んだ。

公開からしばらく経っているせいか、客はわたし一人だけで、久しぶりに劇場を独り占めできた。ふと、映画館の中にいる幽霊のことを考えるもわたしには霊感は無い。ひょっとして隣に座っていたのかもしれないが、わたしは気づいてあげられないのだよ。それよりも消灯ぎりぎりまで読んでいた『熊嵐』の人喰い熊のほうが恐ろしい。冬ごもりし損ねた熊は人を生きたままばりばりと喰らう。


『グッバイ、リチャード!』あらすじ

私生活も仕事もうまくいっていた大学教授が、ある日“余命180日“と宣告され、残りの人生をやりたい放題に過ごそうとする様を描く。

***

ハイソな中年男の、死までの夢のような日々。
夢のような終わり方だ、あれは。

死期を知った男は芝居がかった駄々をこね、どんどんと鬼皮が剥けていく。
ジョニー・デップの声は良い。
場面場面も美しい。
それでも物足りなさを感じる。
もっと、負けてる人の人生が観たかったのかな、わたしは。
好みじゃない。
そこにある幸せは棚上げして、あくまでも自己中心的な中年男。

周りであまり評判をきかなかったので、期待はしていなかった。ここには映画館が少なすぎて、観られる作品が限られている。貧乏性が仇になった。

16時、三島駅から家まで日陰が無くて、強烈な西日に晒され続ける。
歩行者信号の押しボタンを押していた女の人が青になってもスマホを見ていて歩き出さない。押しボタンを押してもらったのにわたしが先を歩くのはなんだか悪い気がするけれど、彼女が歩き出さないので大股で横断歩道を渡った。彼女がわたしの後ろにつく。ますます気まずい。腕をふって早歩きで彼女を振り切ろうとする。
暑い。

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