文章教室そして飲み込まれゆく自転車

UNI（うに）

目覚ましが鳴るより早く起きる。朝から道草の家さん主催の文章教室に行くので、そわそわしている。熱はさがった。
また眠くならないように、アプリでラジオ体操をする。テレビをつけるとラジオ体操第二をやっていたので、第二もする。
ひさしぶりの第二は軍隊の体操！という感じ。テレビの体操のお姉さんがキレッキレだったからなのか。

YouTubeでハナコのコントを見ながら朝ごはんを食べる。コーヒー、ミューズリー、パンすこし。

2月に参加したきりだった文章教室にひさしぶりに行けてうれしかった。人とリアルで喋るのもひさしぶり。
持っていった文章が面白いと言ってもらえてうれしい。でもうまく作りすぎてる、と。次、どういう風に書こう。頭よ、ぐにゃぐにゃに柔らかくなれ。
参加者はわたし含めて三人で、じっくり文章について聞けた。二人の文章が、とても、とても面白かった。

帰り道、最寄り駅前。
こちらに向かって歩いてくる喪服のおばあさんたちにまぎれて、「セックス・ドラッグ」とカタカナで書かれた黒いTシャツの女の子がいた。とたんに悪い集団に見える。

昼、パンとコーヒー。
曇ってきたので少し歩く。わたしの大好きな、草に飲み込まれゆく自転車を見つける。あ、撮りたい、と思いながら、足が数歩すすんでしまって、戻れない。どこか人目を気にする性分で、なんでもない風景を撮っているところは極力見られたくないし、撮りに戻る姿も誰にも見られたくない。

夜、おそば。ひじきのお惣菜。スピッツのライブ動画を観終わったので、カーリングシトーンズを映す。歌う人たちは年をとって、見た目の性別がすこしだけ、あやふやに近づいてきている。もうすこしだ、もう少し進むとみうらじゅんだ。

夜、文芸ユニットるるるるんのメンバーで、400字小説の発表。
今回のお題は『アトマイザー』。妄想をつめこめて、楽しかった。
書くことは現実逃避のようだし、ほうっておいたら24時間しゃべってそうなわたしのための、洞穴のよう。


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