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副流煙に吠えたり湯船で考え事したり

朝、お腹が空くまでぼうっと過ごす。
ラジオ体操。
空腹を感じたので、ミューズリーとパンを食べる。
食べると強烈な眠気。わたしは赤子か。呆れるばかり。

マンションの階下からタバコの煙が入ってくる。いつも窓を閉めるときに「くさぁい!」とかダイイングメッセージを叫ぶことにしている。ダイイングしてないけど。いや生きることはダイイングなのかもしれないけど。

今日は機嫌が悪かったので「しぬー!タバコでしぬー!」と叫んでおいた。該当の部屋の人にこの言葉が届くかは定かではなく、それよりも無関係と思われる隣人に聞かれるほうが残念なんだけど、まあいいや街のマンションなんてこんなもんだろうという気持ちのほうが強い。

管理会社にはなにかの折に伝えておくが、長いマンション暮らしの中でというかわたしはマンションでしか暮らしたことがないんだけれど、賃貸マンションの管理会社のタバコ問題への消極的態度はわたしから戦う気力を奪っている。

昼、ハムチーズサンドイッチ。トマトジュース。

ウォーキング。
ちょっと休んでまたウォーキング。
スニーカーよりも底の薄いビルケンのサンダルで歩くと疲れる。歩きながら強烈な眠気に襲われる。家に帰って眠りたい、そう思いながら必死で目標歩数まで歩く。

家についてお粥を食べてお風呂に入ると結局眠気はとんでしまった。
お風呂で今回の感染症にかかった人のことを考えていたら、長く湯船につかりすぎてしまった。

居酒屋に行ってしまって、最近感染が発覚したという人が懺悔のようなツイートをしていたのだ。
しかたがない。責めすぎないでほしい。

わたしも何年も前、過労で倒れる前まではそこそこ元気で、なにかに罹るなんて想像していなかった。毎日のように栄養ドリンクを飲んで、毎晩松屋や王将で食べて帰っていた。朝は始業の2時間前に出社して逆残業をしていたし、そういう生活で倒れるなんて想像もつかなかった。

想像できないことを、今のわたしは理解できる。
この感染症だって『軽症者』といわれる人たちのほうが多いし、若い人たちは致死率も低い。想像できないだろう。

誰も正解がわからない病気に対して、手洗いと三密を避けようということしか言われない。その一方でこのままだとあらゆるお店が潰れてしまう、とみんなが青ざめている。
マスクは有効だ、マスクは熱中症の原因になる。あやふやすぎて、それがこの病気の特徴だから何ともできなくて、補償も厳しそうで……

だから、「居酒屋に行っちゃいました」はがっくりくるけど、自分を責めないでとも思う。矛盾しているこの気持ちが、この病気を表している。

もうすぐ梅雨に入る。
こすり倒された「雨がウイルスを流してくれれば」という言葉をもう一回わたしもこする。


今日のウォーキング風景

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