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母の鬼の一言からの最大の決断

前回からの続きストーリーとなっています。
ぜひこれまでのもご覧くださいね!

《第2部》
✮1話 ストレスリーディングサロン、始動!   
https://note.com/atsucoco55/n/n60730ae0e321
✮2話 違和感、、
https://note.com/atsucoco55/n/n34c0bb4e169c 
✮3話 恐れと不安、諦めの大群に襲われて… https://note.com/atsucoco55/n/n5f739f0cf673
✮4話 新たなる一筋の光 
https://note.com/atsucoco55/n/ne4011186342f

✮5話 2倍速で老いたアラフォー女の最後のあがき
https://note.com/atsucoco55/n/n8871e1c83247

股関節痛から起こる
膝関節や筋肉の痛みなどの関連痛で
ほとんど歩けなくなり

日常生活に困難をきたすほどの
絶対絶命という窮地にまで追い込まれた
Atsuco

いよいよできれば避けて通りたいと
切に願っていた
『人工関節置換手術』という選択肢を
考えなくてはならないときが
やって来てしまったと感じていた。

かつては声高らかに
「自分の脚で生きていく」と決めて
痛みを乗り越えられた自分が
今となれば懐かしくもあった(涙)

実は以前から実母や義母からは
「痛いなら早く手術しちゃえば」と
何度となく言われていたのだった。

「知り合いの〇〇さんも
 人工股関節の手術をして…」
なんて話も繰り返し聞かされていた。

皆が自分を心配してくれて
そのように言ってくれていることは
十分理解している。

がしかしAtsucoは
頑なにそれを拒否し続けてきた

理由は単純だ。ただただ怖かったから

自分の脚に人工の関節が入るなんて
信じられないし絶対にありえない

思ったからだ。

人が手術したからどうかとかは
正直どうでもよくて

他の誰でもない自分自身が
言ってみれば異物を脚に入れ込んで
死ぬまでそれとともに生きていくことが
考えられなかった
ただそれだけだ。

だからこそ
これまでそれを避けたいがために
医療以外の方法を
勉強し実践し
一喜一憂し
試行錯誤を繰り返してきたのだ。

他人からしたら
「どんだけ遠回りしとんねんお前、
 あほなんちゃう?
 とっとと手術しとけや」
と言われてもまあ仕方ないだろう…

それでもなお
極限まであがきたかったのだ

手術して大変な思いをしたのに
もしもそれほど効果を感じなかったら、、
そんな後悔だけはしたくなかった

だからもし手術をすると決めるなら
誰でもない自分の魂がやる‼と
決めたときだと心に決めていた

ある日母との電話で
「そんなに痛くて辛いんだったら
 早く病院に行って
 手術をお願いしに行けばいいのに」
「あんたって
 何でスパッと決められないのかね…」
と言われた。

Atsucoの母は元教師。
こざっぱりとして
自分の正義を振りかざす性格だ。

Atsucoは
「人工関節にすれば必ず良くなるのか
 年月が経ったらどうなるのかが
 わからないから簡単には
 怖くて決められないよ。
 わたしの身体なんだから」
と答えた。

母はさらにこう続けた。
「あんた親なんだからさ、
 とっとと脚治して
 働かなくちゃとか思わないの?
 趣味みたいなサロンやってないで
 ちゃんと稼ぎなさいよ。

 子ども2人を育てる気あるの!?

胸をえぐられるほどの一撃をくらったような
鬼一言だった

しかしおかげで目が覚めた気もした

Atsucoの人生は
一人のものだけではない
ことに気づかされたのだ。

運命共同体の夫や
最愛の子どもたちの人生でもある。

Atsucoを心から気遣ってくれる
父母、義父母、兄姉、祖母、友人たち…
みんなの人生でもあるのだ。

Atsucoが今ここにあるのは
気づかないほど多くの人たちに支えてもらったから。

それらに気づかされたら急に決断できた‼

『私、手術する!』

ついについに‼
人工股関節置換手術をすることを決意したAtsuco。
Xデーまでの道のりはどうなったのか?

次回へつづく…







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