杉本篤史

言語政策・日本語教育・日本手話・国際人権論・パプアニューギニア・北タイ・モンゴル・台湾…

杉本篤史

言語政策・日本語教育・日本手話・国際人権論・パプアニューギニア・北タイ・モンゴル・台湾・ジェンダー・憲法などが主たる関連事項です。 関東の私立大学で教員をやっています。ここでの発言は個人の見解です。

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第5回難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針作成に関する検討会(2022年1月28日)を傍聴して(雑感)

表題の検討会(今回で最終回)を傍聴した(Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=NBbRgvK1fVw 、議事資料等はこちら https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23625.html )。省庁サイドからは厚労省だけでなく文科省からも参加があり、パブコメで寄せられていた「公平な情報提供」「手話の習得支援制度の確立」について、どのような議論がなされるのか注目していたが、なんというか…ほぼ「ゼロ回答」だった

    • 「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針(案)」にパブリックコメントを投稿しました。

      e-GOV「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針(案)」に関するご意見の募集について 「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針(案)」の IGB伊藤芳浩氏ら有志の皆さんによる手話翻訳版はこちら(Youtube動画) ※本当はもっといろいろ言いたいことはあったのですが、2000字以内という文字数制限の中で、そぎ落として提出したのが下記の文面です。 <パブコメ提出文> 方針案では、重度聴覚障害児への手話支援についての具体的な方策が読み取れません。第3回検討

      • 吉開章氏からの返答にお答えする

        先日公開した、吉開章(2021)『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』筑摩書房(以下、本書)を読んで、というnote記事に対して、著者の吉開章氏からTwitterへの連続リプライという形で返答(以下、「返答」)をいただいた。 吉開氏に了承いただき、「返答」は本記事の最後に全文を転載している。かなりの分量ではあるが、もしよければ先にそちらから読んでほしい。 そのうえで、「返答」に記された吉開氏の主張ならびに僕に対する問いかけについて、この記事では応答したいと思う。 吉開氏

        • 吉開章(2021)『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』筑摩書房を読んで

          ※追記:この記事を日本手話に翻訳したものをYoutubeで公開しました。  (2021年12月20日)  https://www.youtube.com/watch?v=6fBF5keQHLA 先週、著者の吉開氏から本書をご恵贈いただいた。そして同時期に入手した数人の知人から、この本の記述には問題があるのではないか、という疑問が呈されていたが、雑事に紛れて僕自身はなかなか手をつけられないでいた。 しかし、今日、Twitter上でろう者の研究者・森壮也氏が本書についてかなり厳

        第5回難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針作成に関する検討会(2022年1月28日)を傍聴して(雑感)

        • 「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針(案)」にパブリックコメントを投稿しました。

        • 吉開章氏からの返答にお答えする

        • 吉開章(2021)『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』筑摩書房を読んで

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