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ハイスペ男子ほど夫婦関係をこじらせる?その3つの理由とは?

女性が夫に望むのは金だけなのか?

金がなければ生活は成り立たない。だけど、それだけではないはずだ。

夫の関係に悩む女性ならピンとくるはず。私が求めているのは「それ」だけではないと。

だけど、男性、特に高学歴、高収入のハイスペ男子にはそこがいまいち理解できず、夫婦関係をこじらせることが多い。

なぜ、ハイスペ男子は夫婦関係をこじらせるのか?巨大迷路のような夫婦の葛藤から抜け出す方法はあるのか?

今回の夫婦関係学ラジオショートはそんなお話しです。

情緒より論理を重視する志向

悩みを抱えるハイスペ男子のお話を聴き続け、彼らが関係性を悪化させる3つの要因が見えてきました。

一つ目は感覚的な情緒より論理性を重視する志向。

仕事では他者の感情に配慮してばかりでは仕事は進まないですよね。ましてや、自分の気持ち(辛いなあ、悲しいなあとか)に気を取られるとトラブルを引き起こすこともあります。

やりたくないから手をつけないなんて言語道断で、時には辛い気持ちに鞭打って職務に励まないといけないシーンだってあります。そんな体験された方も多いですよね?

組織の上部にいる人を見ると、感情に左右されず論理的に物事をジャッジし、粛々と仕事を進める方が多く、中にはサイコパス?と思うような人さえいます。あなたの会社にもいませんか?

ハイスペ男子は会社や業績への貢献心が高く、一日のほとんどの時間を仕事に費やしています。そして、そこは情緒ではなく論理が何よりも優先される場所なのです。

ぼくは呉服屋から商社に転職しましたが、まあとんでもないロジカルモンスターばっかりでまったくついていけませんでした。情緒的な弱みを見せられない修羅の場所でした。でも、なかにはそれが好きって人もいるんですよね。

そんな方は日常生活における思考も論理に寄り過ぎてしまい、家庭内で重視される情緒をないがしろにする傾向があります。

好んでないがしろにしているわけではなく、家庭におけるコード(感情を重視すべき)の重要性を知らず、そしてそのコードが彼の心にインストールされていないだけなんです。

高い経済力による妻への慢心

二つ目は高い経済力による妻への甘えです。

稼ぎがいいので妻もその点に関しては感謝しているのですが、人の生存には愛情が必要であり、愛が欠けると情緒的飢餓におちいり、他者からの情緒を求めるようにできています。

ハイスペ男子の妻が不倫や婚外恋愛にハマる理由の一つがそれです。別にセックスが好きなわけでも、恋愛体質なわけでもなく、単に心に情緒が足りずカラッカラの砂漠状態になっているんです。

水一滴も存在ない砂漠に水を垂らすと、あっという間に水が砂に吸い込まれますよね?そして、もっと欲しいと求めるようになる。

「自分の妻は夫の高い稼ぎに満足している」

と信じきっていると、足元をすくわれることになります。

圧倒的なケアラー体験の欠如

最後は圧倒的な「ケアラーとしての体験」の欠如です。

ケアラーとはなにかというと、誰かを精神的に物理的にサポートすることであり、(ああ、この人の苦しみをなくしてあげたい…!)と、強く望む感情を持つ人のことですね。

例えば、幼少期なら家の手伝いを率先してやったり、困ってる友達を助けてあげたり、少年時代なら悩みを抱える友人の話を親身になって聴いてあげたり。

結婚後なら妻の意見を聞きながら2人の生活を一から作り上げたり、出産後ならオムツを率先して替えたり、妻が疲れてそうなら料理を作ってあげたり、妻の体調が悪そうなら漢方薬を用意してあげたりとかですね。

ハイスペ男子は学業優秀なケースが多いので、母親や教師から過度に大切にされることが多く、誰かの世話をするより「されること」が多い環境で育ちます。

すると、結婚して子供が生まれてもまだ「ケアされることが当たり前」のマインドなんですよね。ケアラーではなくケアテイカーのまま大人になっちゃうんです。

目の前の人の苦しみはなんなのか?その苦しみはどこから来るのか?どうすればそれを取り除けるのか?

そう考えることができなくなります。

その結果、妻が求める愛情を見極められず与えられず、妻の心は情緒的飢餓状態におちいる。そして、夫婦関係がこじれていくのです。

ハイスペ男子は過去の成功体験(学歴、仕事など)から、論理的に夫婦の葛藤を解決しようとしますが、家庭内におけるコードを理解していないので、さらに深みにズブズブとハマっていきます。

だが、ハイスペゆえに解決もしやすい

ですが、成功体験の多いハイスペ男子は自己効力感が高く、「自分ならこの状況を打破できる」という自信も持ちやすいです。

夫婦間の葛藤を扱うことは初めてですが、課題を解決すること自体は初めてではなく、むしろ得意な方です。プライベートや仕事でいくつも修羅場を潜り抜けてきましたから。

課題解決のためいくつも仮説を立て、実行し、検証し、最適な課題解決アプローチを模索し続けます。

その中でぼくのnoteやポッドキャストと出会うわけですが、ぼくとの直接的な対話を通して「ケアの概念」を知り、自分たちに最適な形でケアの概念を導入し、仮説・実行・検証をグルグルも回し続けることで、関係性は改善していきます。

すべての人が改善したわけではないですが、妻側の気持ちが完全に離れておらず、また男性自身に諦めない気持ちがあり、最悪のケース(離婚)を頭に入れた上で、覚悟を持って実行し続けた方は改善がしやすかったと感じています。

妻が俺に求めているものは「金」だけなのか?

この問いを常に忘れず、妻が求める情緒的な絆を与え続けることが何よりも重要になるのです。

少しでも参考になれば幸いです。

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今回の夫婦関係学ラジオショート

(平日火曜〜金曜AM6:30配信)

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」の深掘りニュースレターも配信しています。よろしければこちらもどうぞ。夫婦関係改善方法をより深く知りたい方向けです。

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