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「妻が飲みに行かせてくれない。どうすれば?」にお答えします。

会社や友達との飲み会に行こうとすると妻から行くなと言われる。私も行けてないのにあなただけずるいと。

そんな時にどうすればいいのか、今朝のVoicyでお話ししました。この記事は簡単な解説になります。

ー今朝のVoicy


ぼくらにもそんな時がありました。ぼくは上の子が生まれたばかりの頃から社員旅行に出かけたり、海外出張に出かけたりと、家から逃げるように外に出ていました。

育児はやってはいましたが、心理的にはあまりにハードな双子育児から一人だけ逃げ出したかったのだと思います。

そして、ぼくは仕事という大義名分で逃げることができましたが、妻は逃げられず育児責任を一人で抱えることとなり、その後数年間に及ぶ夫婦関係の不破につながりました。

妻が素直な気持ちを話してくれるようになったのは、子どもたちが3歳になった頃でした。あなたが外に出られるのが羨ましかったと。

妻が夫に対して「自分だけ飲みに行くなんてずるい。私だってこんなに苦労してるのに」と言う場合、「自分の現状」に対する不満や、そこから抜け出す方法が分からずもがいているケースが多いです。

夫が外に出ないように縛り付けるその姿は、夫からはひどいものであると見えますが、夫婦の葛藤はどちらか一人からのみ生まれるのではなく、二人の関係性から生まれます。

妻が感じているストレスはなんなのか?好奇心を持って深く掘り下げてみることをおすすめします。

育児に縛られ、何一つ気晴らしのない生活が嫌なのか?

出産によりキャリアが断絶され、アイデンティティが失われたことで強い喪失感を感じているのか?

次に、妻のその感情の背景にある心理にも、好奇心を持って深掘りしていきましょう。

なぜ、育児疲れしているのか?自分は妻だから母だから、やらねばならないと思い込んでいるのか?

夫との葛藤から避けるため親子関係や家事に逃げ込み、家庭が唯一の聖域とも呼べるような居場所になっているため、そこから抜け出すことを自分に許せないのか?

仕事だけが自分のアイデンティティであると思い込んでいるのか?

妻のストレスと、そのストレスの背景心理に理解と共感ができれば(共感はできなくても論理的な理解はできるはず)、対策は考えやすくなるはず。

妻であること、母であることに縛られているなら、外の世界に連れ出すことで、個人としての自分らしさを取り戻しやすくなるはず。

そうやって、妻が自分への思いやりで自分自身を満たせるようになり、夫が妻への思いやりを注ぐことができるようになれば、妻もまた夫への思いやりを与えやすくなるはず。

ぼくの場合、ぼくがぼく自身に思いやりを注ぎ、その結果として妻に思いやりを持って優しく接することができるようになりました。

お互いへの思いやりを与え合い、感じ合うことができるようになれば、意見の違いはささいなものへと変わっていきます。

まとめると、まずは妻のストレスを洗い出し、その背景心理まで理解し、その上で妻のストレスを根本から解決していく。

その過程においては辛く感じることがあるので、夫は自分自身への思いやりを与えるセルフコンパッションで乗り切る。

夫のサポートによって妻の心に余裕が生まれれば、妻も夫に対して思いやりを持ちやすくなる。そう思います。

少しでも参考になれば幸いです。

ー今朝のVoicy

(Voicyオリジナル放送は平日火曜〜金曜6:15AM)

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