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父親が子供と関わることによる、子供の人格形成への影響について

こんにちは。

仕事が忙しかったり、疲れていたりで、なかなか子供と関わることができないこともあるのですが、子供の人格形成や人間関係への影響には、母親より父親の影響が強く出るようです。

いくつかの例をもとに、説明しますね。

ちなみに、子供との関わりの定義は「一緒に遊び」なので、文字の書き方を教えたり、英会話を一緒に習ったりなどではないので、安心して良さそうです。

父親が子供と関わることで、非行や犯罪に走ることが少なくなる

スウェーデンは、父親の育休や育児の推進に熱心な国ですが、そのスウェーデンのウプサラ大学では、父親の子供への関与と、その影響を、一年に渡り追いかけました。

その結果、次のようなことがわかりました。

研究により、父親が子供たちと直接関わり合うことで、広範にわたる社会的、心理的に有益な影響があることがわかった。父親が一緒に遊び、本を読み聞かせ、外に連れ出し、世話を焼いた子供たちが、学校生活の初期段階で問題行動を起こすことは少なく、思春期に入っても非行や犯罪に走ることは少ないのだ。(出典:「父親の科学」)

・一緒に遊び
・本を読み聞かせ
・外に連れ出し
・世話を焼く

どれもそんなに難しいことじゃないですよね。いたって普通の育児です。

でも、これだけをやることで、子供が非行に走ることを防げるなら、たいしたカロリーはかからないのでいいですね。

本の読み聞かせは、妻にまかせていることが多いので、これからはやってみようかな。

ちなみに、未熟児で生まれた子供であっても、父親との関わりが多いと、IQが上がることが確認されています。

知能指数すら上げてしまうって、父親の影響力って大きいですね。

さらに、こんな事例もあります。

・父親との関わりが多かった子供は10代での喫煙率が低い

・7歳の時に父親から読み聞かせをしてもらい、16歳の時に学校の様子を父親から尋ねられていた女子は、後年、うつや精神的な病の発送率が低い

こういった研究結果が出たため、スウェーデンでは、政府が父親にもっと子供と過ごす時間を増やすよう促しているわけです。

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