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やっぱり私は南條愛乃さんを愛し続けるべき

この記事は、最近ゆるゆる好きでいたけどライブに行ってゆるゆるじゃなくちゃんと好きでいたい! この人を好きでい続けることが私の人生に必要なんだ!!! という気持ちになったオタクの日記です。

(あんまり推すという言葉がしっくりこないのとご本人が「推し」と言われることを好まなかったはずなので「好きでいる」と使ってますが個人のこだわりなので「推す」と読み替えてください)

4/30(日)、NHK大阪ホールで開催された南條愛乃さんのライブツアーに参加しまして、それがきっかけだったんですが、全然ライブレポとかではなく、ライブ自体の感想というよりはそのライブで揺り動かされた南條さんがやっぱり好きだ!!! という気持ちの記録です。

南條愛乃さんって?/好きになったきっかけ・理由

南條愛乃さんは声優さんで、ラブライブ!の絢瀬絵里役、戦姫絶唱シンフォギアの月読調役など。今期アニメでは「転生貴族の異世界冒険録」で主人公を演じています。
それからfripSideのボーカルでもありました。

その南條さんのソロアーティスト活動、大学3年生くらいから追っているのでもう7年くらいになります。もう7年か……。
まあとにかくそのくらいの間、たいへん敬愛しております。

敬愛、そうですね、敬愛が合っているかも。
自分を媒体として表現したいものを表現するセルフプロデュース力だったり、歌詞に表れている堅実な前向きさだったり……。人としてとても好きです。

うわこのひとヤバ! と落ちたのは人となりを知る前の表現力の部分で、ラブライブ!シリーズの過去ライブをファイナルライブ前に配信していたのを見たときの、視線だとかの使い方でした(ラブライブは、ファイナルライブ直前の12月頃、大学のサークルを引退したタイミングでフォロワーにこの機会に見てみなよと勧められてキャラの関係性に沼りました)。流し目がさ〜。ズルかった〜…。

そこからラジオとかを聞くようになり、その人となりにハマっていったわけです。
ちなみに「声優になってよかったことは?」という質問に「無駄がないこと。喜怒哀楽全部引き出しに入ること」って答えていたのが人格に惚れたきっかけでした。これがきっかけだったこと、久しぶりに思い出した……。

最近は少し落ち着いていると思いますが、結構個性的で中性的なファッションとかも大好きです。スタイリストさんに「骨格がおしゃれ」と言われたことがあるそうですが、ほんとうに色んな服が似合う……そういう振り幅も好きです……。
親近感と憧れ・尊敬の両方が芽生えるとどうしようもなく好きになってしまうと思うんですけど、まさにそれでした。

一番熱心に応援していた2017~2019年頃

まあつまりコロナ前というわけで、そして学生から社会人になる過渡期のことでもありました。

出会った2016年が「Nのハコ」という2ndフルアルバムが出た年で、ちょうど大学を休学して留学していた年だったのでライブに行けなくて悔しかった……。

1stフルアルバムの「東京1/3650」は上京してから10年という意味のタイトルで、これはシングル曲以外は南條さんが作詞しています。
このアルバムの曲は本当に、休学してアイルランドに行っているときにめちゃくちゃ聴いてました。

グッズもがっつり買ってたしライブTシャツも2種類買ったりしていて……Tシャツは増えたので最近は慎重になってますけど。
FCラジオにおたより送ったり、こう、毎週欠かさず、とか、イベントに対してかけられる熱量が全然違った……それはもちろん学生だったこととか、社会人になってお金自由に使えるようになって嬉しくなってた時期とかぶってたのもあると思いますが。

5周年ライブのときの!

ゆるゆる好きでい続けた最近~今回のライブ

正直ね、コロナ以降はあまり真面目に追っていなくて……真面目にというか、以前ほどの熱量をもって、というか……。
でもめちゃ反省した。もう自明だったけど反省しました……。私はこの人を好きでいる方が絶対にいい!!! みたいな気持ち。

いやずっと好きでしたよ。現在完了進行形で。I loved herではなくI've been loving her.
去年10月の前回のアルバムツアーも名古屋まで行ってるし、その前の7月のバースデーライブも行ってるし。
でもアルバムを買ってもサブスクで聴けるから開封してなかったり、毎週のラジオ聴けていなかったりとか、そういう……なんだろうなあ、日常レベルで活動をしていなかったといいますか……。
今回のツアーのアルバム聴き込むのもあまりできていなかった……。

だから~、事前物販もやってるの知ってたけど購入しなかったからリュックほしいかもと思ったの当日になってからだったし、二次事前物販でリュックが売り切れてるのチェックしてなかったし、当日物販が15時からなのも当日朝に確認したし、売り切れてた……。
でも今回はちゃんと(?)リュックに色々つけてました。ピンバッジはFC会員の継続特典です。もう6年分ある。。。

ピンバッジの向きちゃんと揃えればよかった。笑

そういうグッズ周りの反省を経てライブに臨んだわけですが、分かってたけど、分かってたけど、(歌が上手い……)(もっとちゃんと好きでいよう……)の気持ちで公演を終えることになったわけです。

ライブ参戦を終えての感想

最新アルバムからライブを経て好きになった曲

ライブで好きになった曲は「最初の10歩」「シンプル」「ヨルゴト」あたりかなあ。どれも頑張り続けることとかの背中を押す曲ですね。
南條さんの曲、物語性が強くてその1曲の世界観があるような曲(グリザイアシリーズとかタイアップの激しめの曲とか)と、割と等身大で人生に寄り添う曲があると思っていて、私は特に後者に惹かれているのですが(前者はライブだと歌声とか演出を浴びる時間でこれもまた最高なんだけど)、上に挙げた3曲はそういう後者の曲でした。

それぞれの好きな歌詞はここらへんかなあ。

昨日の駅に置いて来たのは
優しさだった 今なら分かるから
ひとつ戻って 忘れ物取りにゆこう
不器用でも これが本当の私で
先は長い たった最初の10歩

最初の10歩(作詞:KOTOKO)

”何が出来るか”じゃなくて ”何をするか”なんだ
愛せる自分で生きて行こう

シンプル(作詞:yozuca*)

学生時代の友達と
交わすLINEの合間に
それぞれの幸せ感じ
嬉しくも焦る
でも行かなきゃ

決めたよ この道は終わらない
夢の続きを知りたい
形を変えては また生まれる
私という未来へと 進むの

ヨルゴト(作詞:rino)

歌詞紹介するときっていつも歌声ありきだし前後の文脈ありきで特にそこが好き、だから若干物足りない気持ちになりますね。まあ致し方なし。
サブスクで聴けるのでよければぜひ。南條さんの声は耳馴染みがよくてBGMにもなる歌声だなあと思っています。

今回挙げた曲は南條さん作詞じゃないけど、南條さん作詞の曲も大好きなんですよね。南條さん作詞じゃないけど、南條さんの10年目のアルバムに入ってる曲だなあ、という南條さんらしさを感じます。

既存曲で改めて好きになってしまった曲

そして最新アルバム以外に、うわわわ、とさらに好きになってしまった曲が「スキップトラベル」。
これは2017年のアルバムですね。えっ2017年か……(お決まり)。
これは「サントロワ∴」というアルバムで、サントロワは造語ですが、南條さんが33歳のときに「30代の参考書」をテーマに制作したアルバムです。
スキップトラベルはアルバム曲で、作詞は畑亜紀さん!
身軽でいようという歌詞に合った軽やかな曲調で、歌詞も曲も元々大好きでしたが、なんかね、2017年って大学4年生の年で、これから社会人になろうというタイミングで、でも身軽さを忘れずにいたい、という時期だったんですよ。

ここらへんの歌詞が好きでした。

さあ旅に出よう
知らない私へと 変わりそうな街を探そう
荷物持たないで買っちゃえぜんぶ
いま欲しいのは どんな色なんだろう
似合わないはずだったモノが気になるんだよ
新しい自分が見えた? そう、見える!

1番サビ

いつかは見たい場所がたくさんあって
時間できたら行きたいねと
誘うような曖昧さより ひとりでも大丈夫だよって
私は身軽な私でありたいな

2番Bメロ

私は大学4年に上がる前に休学してアイルランドに留学したりそこでも一人旅をしたり、後半は東京のゲストハウスで働いていたりしたのでこの歌詞には共感していて、身軽でありたいと歌う曲が大好きだったんですけど、そこから6年経った今は、むしろその身軽でありたいと願う理由の方というか……身軽さを願うことが必要である状況(?)に共感して胸がギュッとなりました。

これからも身軽でいたい、じゃなくて、今よりもっと身軽でいたい、という自分になってから聞くことになったからだと思います。

例えば歌いだしを含む、以下のような歌詞。

いろんなやり方がある
わかってるつもりが
自分のことでアタマいっぱい 余裕がなかったな

1番Aメロ

がんばりたがる気持ちが
すれ違いをまねく
ゴメンねなんて私こそゴメン 余裕は必要だね

立ちどまると消えそうな
明日に急かされて
ひたすら走りたがる 休もう…ちょっと!

2番Aメロ

私は今28歳ですけど、この曲がサントロワに収録されている意味を分かり始めてきたな……という気持ち。
サントロワの頃って2017年でめちゃくちゃ応援してた時期で、おたよりとかも出してたので、それで読まれたこともあったのです。
以下のようなことを、南條さんにお伝えしておりました(iPhoneのメモで下書きしてたので残ってた)。

メールテーマが「私のサーティーズライフ」とのことでお便りを送ります。

大学4年生の私にとって30代というのは、“一度社会に出て経験を積んだ上で自分のこれからの道を決めることができる人”、というイメージです。

私は昨年休学してアイルランドに留学に行って、その間に何人か30歳すぎの人と仲良くなりました。
みなさん仕事を一旦辞めて来ていたのですが、仕事の経験を踏まえて自分の今後にどんな可能性があるか、前向きに考えていて印象的でした。

こういう大人になりたいと思える人に今すでに出会っていて、10年弱かけて30代を目指せることは幸運だなと思います。
ちょうど今就職活動中なので、まずはしっかり自分の1歩目を決めて、憧れの大人たちを追いかけていきたいです。
そして、そんな気持ちで聴くサントロワ、きっと自分にとって大切な1枚になると思うのでとても楽しみです!

2017年、発売記念ニコ生にて読んでいただいたおたより

6年前とかだけど、わっかい……我ながら未来に満ちていますね。。。

でも(わっかい……)と思う程度に自分の環境も変わって、もう社会人6年目に入ったところですよ。20代後半の将来への不安感をクォーターライフ・クライシスと呼ぶそうですが、しっかりクライシス真っ只中ですね。
社会人としての土台はできてきたと思うし、会社員向いてるなという自信も得たけど、本当にやりたいことではないなあという何とも陳腐で月並みでありきたりな悩み! 好きな勉強頑張ったりして前に進んでいると思おうとしている感じです。

そしてこのおたより、その後(でも1年半後くらい)のサイン会で「こういうおたより読んでいただいて……」って言ったら覚えていただいてたんですよね。
「すごいしっかりしてるなあと思ったもん」「絶対素敵な大人になれると思いますよ!」と言ってもらったのおぼえてる……。素敵な大人になれてるかなああ。

だからやっぱり私は南條愛乃さんを愛し続けるべき

「南條さんの堅実な前向きさが好き」って先に書いたのですが、南條さんが前に進もうと歌う曲で前に進める理由って、大抵「過去の自分が頑張ってきたから」「ここまで進んできた自分だから」であることが多いと思います。
2ndフルアルバム「Nのハコ」収録の「ツナグワタシ」ではそのことをストレートに歌っています。

前だけ見てろって酷なハナシ
目隠しみたいなヒトの道
それでも歩いてきた過程が
思いがけずワタシのこと支えた

ツナグワタシ(作詞:南條愛乃)

そして今回の「ジャーニーズ・トランク」というアルバム、その表題曲も、ソロ活動10周年を振り返るようなコンセプト。
表題曲は、これまでを振り返りながら、「旅の途中」であることも楽しみながら、これからも歩いていく、という曲です。

今回のライブでやっぱり南條さんが好きだ、あるいは必要だ、と思ったのは、当たり前だけど様々な過去と様々な未来を繋いでいる様々な現在を届けてくれて、自分のあらゆる人生のフェーズにおいて、南條さんの楽曲は本当に支えてくれるんだなあと思ったからでした。

今回そのことに思い至らせてくれた1番の楽曲はスキップトラベルだったけど、例えば「白い季節の約束」という曲があって、2017年に発売されたシングル「光のはじまり」のカップリング曲です(2021年に久しぶりにフルアルバムとして発売された「A Tiny Winter Story」の1曲目にも収録されています)。
南條さんの、アーティストとしてのファンへの向き合い方が表れている曲のひとつだと思います。
初夏の発売でしたが冬を想う、4周年半の頃に、冬に迎える5周年を見据えた曲でした。ファンとの関係をラブソングに託して、そこまで一緒にいてくれるかな、そこまで一緒にいたいね、という歌詞で、「横顔」という言葉が意味あるキーワードとして使われています。

見上げた夜空に 白い雪たちが舞う季節も 同じ気持ちで
幼い私は 幸せがどんな形なのか 知らないけれど
あなたの横顔 これからもずっと
見つめていくと 誓うの

白い季節の約束(作詞:南條愛乃)
※ちなみにこれはラスサビですが、1番のサビは
「あなたの横顔 当たり前のように 見続けたいと願うの」

この「横顔」は、ステージに立っていると演者と客は正面から向き合っているけど、同じ時代を生きる仲間として、同じ方向を向いて並んでいる同志、という意味が込められています。それからこの曲の中での「あなた」「私」は両方とも、南條さんにもなり得るしファンのあなたにもなり得ると。
(ライブのMCだけで言っていたか、インタビューがあるか覚えていないので出典が出せないのですが……)

だから~、今回のライブで、何ていうか……学生時代とか社会人なりたての自分と、20代後半になった今の自分の違いを、スキップトラベルで違う部分が響いたこととかで感じてしまったし、だけど同時に、その頃の自分と今の自分は地続きで繋がっているということにも思い至らせてもらったのだと思います。

そうして改めて、南條さんって本当に同じ時代を生きる私たち宛てに活動をしてくれているよなと……(というとおこがましいかもしれないけど……)。
そういうことを思い出したというか、南條さんがソロ活動を始めた頃の年齢に追いついたせいか、以前よりいっそう実感が深くなったというか。
年齢が重なり始めて実感が深まったということは、今後も南條さんの曲は私を支えてくれるんだなという確信が深まったということでもあると思うのです。

GWいっぱいが今年7月のFCバースデーイベントの応募〆切で、ライブ前にきっとライブ終わったら応募したくなるんだろうな~みたいなことを一緒に参戦したパートナーと言いつつ、まあやっぱり終わったあと「よかった……」と言いながらその夜のうちに応募しました。
(超今さらですが2人参戦で2人とも同じようなモチベでした、ライブ後の高まり方は違うと思うけど ※熱量の大きさとかじゃなくて、違う人間なので当たり前に)

だから次回のライブまでにまたこれまでの曲も最新アルバムもいっぱい聴き直して、愛とモチベを高めて、ちゃんとグッズ情報もチェックして、次回はモチベ高く参戦しようと思います!(ここに燃えるハートの絵文字を入れたい)

あ~、ライブ楽しかったな……。無事バースデーイベも当選したので、2ヶ月後にまた味わえるなんて最高ですよ……。いや、去年も同じようなスパンでライブ参戦してたんですけど。
こうやってモチベが高まった今、すぐ近くにライブが控えているのがとても嬉しいです。キービジュアルかわいいんだよな……。

第6回 ごきんじょるの町内会2023 ~町をあげてのお誕生日会~ (gokinjolno.jp)

この記事、元々月報note(目標振り返り&設定をしている記事)のトピックとして書こうとしてたんですけど長くなってきたので外出しで1つの記事にすることにしてたのでした。
でも6,000字以上になったので正解だった。笑

というわけでこの記事は終わります。
読んでくださったあなたに感謝です! ありがとうございました。
南條さんをこの記事で知った方はぜひ聴いてみてください!

※こちらの記事にも少しだけ南條さんのこと書いています。1番初めに書いたnoteでした。よければぜひ。

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