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「ちょっと違うんだよなぁ~」を避けるために

世の中には常に何かしらの課題があって、その課題を解決することが「仕事」です。具体的には、上司からの依頼だったり顧客からの相談だったり、誰かの役に立つことが「仕事」ということですよね。

せっかくがんばってお仕事するわけですから「ちょっと違うんだよなぁ~」という残念な結果は避けたいものです。また、どうせなら期待を上回るような成果が出せれば最高です。

上司から調べものを頼まれたとしたら

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例えば、上司から調べものを頼まれたときのことを想像してみてください。

アリさん目線の「蟻田くん」は、依頼内容をすぐに具体化しようと「ネットで調べてみよう」「買ってみて実際に自分で使ってみよう」と考えます。
※結果として間違っていないかもしれません。

トリさん目線の「鳥井くん」は依頼内容の背景に思いを巡らせます。「なぜその情報が必要なの?」と一歩立ち止まって、自分のアウトプットがどのように使われるのか想像しています。

すぐにそのまま具体化する「蟻田くん」、一度立ち止まってまずは抽象化する「鳥井くん」。あなたはどちらのタイプでしょうか?

蟻田くんと鳥井くん、結果はいかに

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言われたことをそのまま実行した蟻田くん。上司の答えは「ちょっと違うんだよなぁ~」という残念な結果になってしまいました。

一方、依頼内容の背景を考え、一度立ち止まって行動した鳥井くん。結果は上司の期待を上回ることができたようです。

仕事には自分が見えているものの背後に「上位目的」が必ず存在します。鳥井くんは上位目的を把握するため、依頼を「なぜ?」の思考で一度押し返します。「なぜ?」は上位目的を把握するための合言葉ということですね。

「なぜ?」が蟻田くんと鳥井くんの見えている世界を変えている

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蟻田くんと鳥井くんの目線(思考)がどうなっているのか覗いてみましょう。

蟻田くんは課題に対して素直にそのまま行動します。見えているのは「手段①」のみでその答えは残念ながら期待に沿えるものではないかもしれません。
※逆に依頼者(上司)目線で考えると、「上位目的」をきちんと伝え、意思を共有することがとても大切と言えますよね。。

一方、一度立ち止まって「なぜ?」で抽象化する鳥井くん。鳥井くんは上位目的を把握することで「手段①②③」が見えるようになっています。この中から適切な答えを提示することができるという訳ですね。
※上位目的の把握レベルが依頼者(上司)の視点を超えると、期待以上の結果を導き出すことができる。

まとめ

「なぜ?」の思考が視座を引き上げ、様々な選択肢をもたらす合言葉です。一度立ち止まり「なぜ?」で思考を上位に押し上げる習慣を持っておきたいものですね。

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