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一条工務店で家を建てましたが、快適です

一条工務店で家を新築して、早半年経ちました。
一条ブロガーさんたちの記事はいろいろ参考にさせてもらったので、今後一条で家を建てる人のためにもどこかで記事を書こうと思っていたのですが、なかなか面倒で半年経ってしまいました。そんな折、noteの「#買ってよかったもの」企画を見かけたので、それに便乗して勢いをつけて書いています。

ということで今年買ってよかったものは「家」です。

一条工務店の中でも一番性能のよいi-smartを選んでいます。i-smartの特徴を一言で言うと、性能ファーストにした上で、コストをできるだけ下げるために自由度を犠牲にしている家ですね。とは言っても全然安くはないです。価格的にはハウスメーカーの間で上の下くらいに入るんじゃないかなあ。断熱気密が他社と比べて群を抜いているので、それを考えると高いけどコスパがいいという感じです。

間取り

自由度の犠牲については、一条ルールと呼ばれていて、今ぐぐったところこの記事が詳しそうでした。一条で建てるなら一読して設計士との打ち合わせに望むとよいと思います。

一番大事なのは基本的に45.5cm幅で壁や部屋の広さを決めていくということだと思います。

しかし、この制限によって45.5cmのブロックを使ったマインクラフトのように家が作れるので、逆に素人でも自分たちで間取りを考えられてよかったです。これだけ制限あっても考えるのはなかなか大変だったので自由度ありすぎると考えるのは難しいのではないかなあ。

我が家も(プログラマですが、アナログな)方眼ノートで考えました。設計士が最初に出してきた案がいまいちだったので、止むに止まれずという経緯はありましたが。

この案をベースに一条ルールや住みやすさの観点から設計士が提案や修正を加えてくれたので、この流れができてからは設計士との打ち合わせもスムースでしたよ。けっこう凝り性なのでやってると楽しくなってきますね。制限が多いのでパズル感覚でしたw

6月に出した案の一つが上の図で、完成した図面が下の図なので、なかなかそのまま行きましたね。施工面積は93.58㎡の平屋です。

外観

こちらはさらに自由度が少ないです。基本的にソーラーパネルを載せるところは片流れ屋根限定です。載せない玄関のところだけでも、せめて切妻屋根にしました。こんな感じになりました。

オシャレとは言い難いですが、一条製の中ではけっこう格好よくできた方じゃないかと思いますよ。ハウスメーカーの選択時点で性能のためにデザイン性は諦めたのですが、当時思っていたよりはかっこよくできたと思います。満足してます。

ちなみに、一条工務店の建築実例を見るとそれなりに格好いい(あくまで主観です)のもありますが、それらはほぼi-smartではありません。

快適性

みなさん一番が気になりそうな快適性の話をしましょう。一条の家は断熱気密性能が高く快適性が一番の売りです。6月上旬から12月下旬まで過ごしたので、だいたいの季節は体験しました。

総じて言うと、非常に快適です。もうこれだけで家を建ててよかったと思っています。

梅雨

・雨なので家の中に洗濯物を干していたら湿度が上がり、湿度コントロールに悩んだ。
・今年は梅雨が短かったこともあり、よい過ごし方はわからず終わった。

・平屋なこともあると思うが、リビングにつけてくれるクーラー一台でほぼほぼ全室冷えた
・扇風機をサーキュレーター代わりに回していた。それをした方が奥の部屋まで冷える気がした。
・全室同じ温度にはさすがにならない。奥の部屋はちょっと温度が高い。各室のクーラーはたまにつける感じ。
・夜はエアコン止めていたが、朝までそれほど暑くならない。

・季節のいい時は普通に窓を開けていたらいいようだ。
・一条の家はもうずっと窓締めて暮らすかもんかと思ったが、季節のいい時は普通に窓開けていいらしい。
・しかし、9月末くらいは外が気持ちいいのに羽アリ大発生で窓が開けられないという事態に直面し、悩んだ。仕方なく一時期エアコンしてた気がする。

・10月末くらいにそろそろ床暖房をつけましょうとアプリに通知が来たのでつけた。すぐ暖まらないから35〜40℃でつけるといいと書いてたのでつけてみたら、めっちゃ暑かった。
・12月初旬までは床暖房を25℃で運転していたが、室内は一日中20℃ちょいをキープしている。
・最近は19度台になったので、26℃で運転するようにした。一日中20〜21℃あたりをキープしている。
・非常に快適。暖かいというか秋になって最近ちょっと寒くなってきたねという状態がずっと続いている感じ。玄関/お風呂含めて全室が自然な暖かさです。冬の夜でもけっこう裸足のままでいます。
・床暖房以外の暖房は不要。朝起きて寒くてガスファンヒーターの前で着替えるなんてのももう過去のことだ。
・まだ最低気温-2度くらいしか体験していないので真冬どうなるか。楽しみ。

まとめてみると夏と冬は何の問題もなくて、それ以外の季節を逆に悩んでいる感じですね。贅沢なw

電気代

続いて、これまたみんな気になる電気代です。都市ガスが来てない土地なので、オール電化にしました。12.6kWの太陽光パネルの余剰売電で、東電の料金プランはスマートライフLです。

私は週に3〜4日は家で仕事をしているので、日中もだいたい誰かは家にいるというライフスタイルです。

6月(正確には6/10〜7/9)から11月はこんな電気代です。青いグラフは実際の我が家の電気代で、赤いグラフは太陽光発電していなかったと仮定した場合の電気代試算値です。昼間は太陽光発電で賄っているので、その分実際の買電額は少なくなっています。

11月は常時床暖房をつけています。12月は、12月の今日までの消費電力量を見ると11月の1.3倍程度になりそうです。つまり、太陽光なしでも真夏月12,000円、真冬月16,000円くらいです。オール電化でこの快適性でこの費用はかなりコストパフォーマンスがいいと思います。

ちなみに昼は雨天でも太陽光発電でほぼ買電量0です。以下のグラフはある12月の雨の日の1日の消費電力量です。この日は私は雨だし家で仕事をしていました。

太陽光発電の発電量は半年で6450kWhでしたので、今のところほぼ最初にもらったシミュレーションの通りに推移しています。太陽光発電はいろいろ問題になっていますが、20年間売電価格は固定なので自分のことだけを考えるなら特に損することはなさそうです。

その他よいところ

一条工務店特有そうな他のよいところも書いておきます。

一条工務店アプリ便利

モバイルアプリがあるんですが、便利です。

・消費電力と発電量見るの楽しい
・フィルターなどの消耗品はアプリからオンラインストアで買えるのは便利。まだ買ってないけど。
・季節のメンテナンスのお知らせの通知が来る。まだ一回しか来ないけど、確か床暖そろそろ入れるって言ってたよねとか話していたところだったので、案内してくれて助かった。関連マニュアルへのリンクもあるので非常に助かる。
・アフターメンテナンス依頼がアプリから出せる。写真撮って出すだけ。ドアの調子が悪くなって一回出しましたが、簡単便利。

めっちゃ便利だけど他社もあるのかなあ?一条のアプリも入居するまで知らなかったし。

マニュアル便利

一条工務店はトイレと食洗機とドア以外(風呂も窓もキッチンも)自社製品というおかげもあり、家のマニュアルがあり、バインダーにまとまっています。これが意外と便利です。

・全体で目次があるので探しやすい。
・いわゆる製品マニュアルとは違って、メンテナンスしやすいように書いてくれている。書き方も統一されているのでわかりやすい。
・アプリからも見れる。アプリからだと検索もできる。
・この家は定期メンテナンスをいろいろしないといけないんだけど、アプリで「一ヶ月」とか検索すると一覧できて便利。これは紙でも一覧欲しかったので、要望は出しておいた。

これもまた他のメーカーにあるのかないのかわからないのだけど便利です。

まとめ

一条工務店の家は快適。
デザインや自由度を犠牲にするが、快適。
でも、自由度の犠牲は逆に決めやすくてよかった。
高断熱高気密のおかげか電気代もさほど高くない。

夏暑くなくて冬寒くないの最高です。

まあ他のハウスメーカーの新築に住んでないから比較はできないのですがね。

おわりに

よかったオプションとか後悔している点についても書こうと思ったのですが、それは本当に一条工務店で今設計中の人にしか役に立たないので、別記事にします。

追記

1: (2018/12/26) サーキュレーター代わりの扇風機について追記しました。

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