見出し画像

辞めたい。というかこの場から去りたい。

なにから書けばいいかわからない。
転職してからここまでの働きを振り返りたいのか、来年度の自分の立ち位置を検証したいのか。
とにかく向き合うことが今は辛い。だけども横に置いておくにはあまりにも大きすぎて、目に入るから仕事が手につかなくなる。

転職前、今の仕事の話をいただいた時に、先週末に食らった来年度の立ち位置修正案は容易に想像できた。
それどころか、当時それしか無理だろと思ってた。ずっと今まで。
だけど、当時自分には無理だなんて言える余裕も権利も考える暇も余力もなかった。それくらい前職の守備範囲の広さと休みのとれなさに消耗していたし、家族の疲弊も顕著になっていた。

現トップは2年で辞めると最初から決めた上で引き受けてる。お世話になってきたから、次の人生楽しんでほしいという思いも素直にあるから尊重しながらナンバー2に徹してきた。入る前から次を背負わせるというから仕方なく受け入れた。転職してからもずっと、ずっと、どんなに無力であろうとも、批判されようとも二年後トップになる覚悟だけは誰よりもしてきた。それを受け入れる選択肢しか持たされなかったから。
その分いろんなことに興味を広げて、投げ出さず掘り下げて、支援スパンもせばめて。ほんと毎日ぶつかり稽古のように。仕事外でもこれまでのつながり大事にして積極的に経験して。

一番不安なのは周囲よりなにより自分自身だし。年齢的にも経験値足りてないのも自覚あるし。
地域のため、お客さんのため、自分自身の中長期ビジョンのため、どれをとっても自分がまだトップにならない方がいいに決まってる。
でも、完璧な体制なんてそもそもないから、自分が期待値に達してなかろうと、同僚がどんな強みや苦手さがあろうと、引き受けて全てを背負う覚悟だけ固めて、ずっと自分に言い聞かせてここまできた。

それなのに先週末。外部からつなぎのトップを招く案。現トップに過激な苦情案件がきたことや、オープンしてみたら想像以上に地域課題が見えてきたこと、立ち上げに携わった関係者からの声もあること。現段階で若い自分に担わせるには荷が重い、苦情案件につぶれる、経験値少ない同僚を育てるだけで精一杯だろう、と。

そんな物理上変えようのない前からわかってたこと、承知の上で俺に背負わせてきたんじゃないの。
もちろんホッとしてる自分がいないわけではない。
でも、それよりも不安や苦労も覚悟してぶれないように、これまでポジティブに周囲と関わってきたこと、日々自分に言い聞かせてきたことを振り返ってしまう。強烈な脱力感と怒りと無力感に襲われる。ほんと辛い。

うぬぼれなんかじゃない。やれと託されて、自信なんかないけどやるしかないと腹を括って走ってきたことを奪われること。こんな虚しいことないよ。だったらまだうぬぼれて足下すくわれた方がよっぽどマシ。

それでもポロポロと相談や愚痴を言ってきてくれる同僚の皆さん。それが余計に悲しくなる。答えるのも馬鹿馬鹿しくなって、心の中で「トップに聞けば」と言いたくなる。でも、それすら言えず一生懸命答えようとしてしまう自分の器の小ささにまた虚しくなる。

自分がトップにならないなら、あの方がトップにくるなら、同僚の主体性を育むのはもう少し後でいいんじゃないの?みんな成長ペースはバラバラで、そのひとなりに皆頑張ってるのを認めてあげようよ。

自分は絶対聞く耳もたない、みんなに考える余力と時間をつくるないトップにはなりたくない。前を走る理論とは別角度の共存する話。

あー辞めたい。くらい辛い。

自分の感情や意見を伝えるのってほんと苦手。