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ティム・リンスカムの球速低下について考える

僕がよく良い例として挙げる投手について今日は話していきます。

タイトルにもある通りTim Lincecumです。

僕が始めた見たMLBの試合は、おそらく2011年のドジャーススタジアムでのジャイアンツ対ドジャースの試合でした。

リンスカムとカーショウの投げ合いでした。

両投手とも独特の投げ方で、特にリンスカムに関して言えば

「こんな投げ方は外国人にしか真似できひんわ」

と思いました。

それが今では、ここまで理にかなったフォームはないと惚れ込んでいるわけです。

だからこそ、リンスカムの合理的かつかっこよくてロマンのある全盛期の投球を、リンスカムのことを理解しているいま見れなくて悲しいのです。

僕は、リンスカムの背番号の「55」を自分の背番号にするほど大好きです。

そんなリンスカムの復活を願って、球速低下の原因を追究していきます。

リンスカムの詳細

Tim Lincecum 180㎝/77㎏ 1964年6月15日 35歳

近い年齢の投手に

Justin Verlander
(1984年生まれの36歳)

Max Scherzer(1985年生まれの35歳)

の二人がいます。

この二人が一時の不調から復活を遂げて今でもバリバリなのを見ると
リンスカムもまだまだいける年齢です。

球速に関していえば

サイヤング賞を受賞した2008年と2009年の平均球速は94.1mph(150.6㌔)と93.1mph(149㌔)

それに対して、ジャイアンツ最終年となった2015年は平均球速が88.7mph(142.9㌔)と全盛期に比べ大きく球速が落ちています。

公称180㎝と言われている身長ですが、実際には175㎝ほどといわれており体重も77㌔と見た感じ細くて脂肪の少ない体型です。

よく言われるのがその小さな体であのダイナミックなフォームだから劣化が早かったなどと言われています。

しかし、この質量で100mph近いボールを投げていた投手が90mphを投げるんがやっとになるまで球速が落ちたのです。

そんな曖昧な言葉と理由で結論付けるのは非常にもったいないです。

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