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7/8 来週のCPIについて考察
こちらのレポートは私の米国株式相場に対する考察を述べている物でして、売買の推奨や投資勧誘を目的とするものではありません。また、当レポートに記載されている内容を元に売買をされた際の責任を負う物ではありません。記載されている内容は正確性の高い情報を集めてはおりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、途中引用として使用する記事や指標の所有権はその発行者の方に帰属いたします。また、当レポートで使用する引用記事などは複数の弁護士の方の確認を得て問題が無いという判断を行っております。
https://youtu.be/w_1tSbx-p4gこのレポートのyoutubeリンクをつけておきます、音声と映像でご覧になれます。
こんばんは、アトレです。
さあ、来週は米国のインフレを占うビッグイベントであるCPI(消費者物価指数)の発表がありますので、それについて考察を進めたいと思います。
来週はこれが一大イベントですので、楽しみに過ごしたいところです。
まずは結論から言いますと、7月発表のCPIの結果は総合値3%、コアCPIは4.8%を予想いたします。これは各社アナリストの「対前月比」の中央値をinvestingcom様のサイトから拝借して計算しております。
アナリスト予想 総合値 3.1% コア 5.0%
クリーブランド連銀予想 総合値 3.22% コア 5.11%
ファンダ部予想 総合値 3.00% コア 4.81%
*いずれも対前年比
なぜ対前月比を使用するかというと、CPIヘッドラインは対前年比であり、一年前の値との差がドーンと発表されます。しかし、1年の間に季節調整なども入るのでアナリストの予想値の信頼度が高くなく、むしろ対前月比位の時間軸であれば誤差は少ないだろう、という考察の下、このような計算を実施しております。
以下の図は2021年3月を仮に100として、以降対前月比の数字を積み重ね続けたデータです。発表されるデータは「季節調整」というお題目で数字が微妙に修正されるので、シンプルに計算しても値がズレますので、多少私の方で補正を加えております。
今回のCPIは先月の4%と比べてもかなり低い数字が出そうですが、値が低くでるのはもう一つ根拠があって、消費者に物が届く前の生産者の物価指数であるPPIがかなり下落をしており、下の図の通り、7月の予想値はついに1%を切る見込みが出されております。基本的には、PPIに少し遅行してCPIが反応するので、このデータを見る限り、CPIがPPIと同じ傾向をたどって低い値が出ても全くおかしくはないかと思います。むしろ来月には0を切ってデフレに転じてもおかしくはありません。
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では話を元に戻して、CPIのデータに関して、あえて未来の数字である12月までの数値を記載しておりますので下記、ご参考ください。これは直近12か月の平均である対前月比0.25%を仮で採用して今年12月分まで計算したものです。ポイントは7月予想である3.0%を境に、以降はインフレが下がらないという点です。
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