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6/22 現金保有率の高いアナタ、大丈夫心配はいらずです

こんばんは、アトレです。今日は、投資機会を逃して手元資金が厚くなりつつあるアナタ、いまさらNVIDIA買えないしどうしようと思っているアナタ、今日はそんな方々にお伝えしたい事を中心に話します。

このNoteでは相場、ニュース、指標に対する私の意見を述べさせて頂き、引用ソースについては著作権法に則った記載をしております。
また、個人の調査に限界もあるため、データの正確性の担保までは致しかねますのでよろしくお願いいたします

なぜ大丈夫か?
それは、現在の相場環境が「長期投資」という観点で見た時には高いパフォーマンスを得にくい環境だからです
*短期(数週間)、中期(数年)ではまた考え方が別です。
株式投資は突き詰めると確率論です、S&P500指数など過去から右肩上がりのインデックスに投資する人が多いのは、「それが長期で見た時に勝つ確率が極めて高い」という理由だからです。

なぜ、今、高いパフォーマンスを得にくい環境なのか?
米国株を代表するS&P500に投資したとして、その10年後に年率何%の利回りを得られたか?という調査結果があります。それによると、S&P500のForward PERが低い時に投資するのが最も利回りが良かったようです。シンプルに、「市場に割高感がある時は投資は控える、乃至は少なめの金額で挑む」方が、利回りを上げる事となりそうです。
言い方変えると、相場が下落してPERが落ちるタイミングで多く買うのが戦術としては賢い投資になりそうです。

以下は、Forward PERが●●の時に投資した場合、10年経過後に年利回りがいくらだったか?の結果です。

6月22日現在のForward PERは22.3です

今日現在はS&P500のForward PERは22.3なのでこれは歴史的に見てもかなり高い値です。そしてコロナバブル(下図点線)と比較すると以下の感じです。
コロナバブル期は最大が2020年の26で、2021年は大体22前後で推移。つまり、現在は22.3なので21年の時の割高度合と同程度となる。つまり相当な割高。(コロナ前の数年は高くなっても20までであった)
当時と異なるポジティブな要素は、当時は「金融引締」がいずれ始まる手前だった事。反対に現在は「金融緩和」が始まる手前なのでPERが多少高くなっても許容しやすい事。(とは言えすでにかなり高いが)

引用元:株式マーケットデータ

もし貴方が現金多めに保有している場合、今焦ってインデックスに一気に投資する局面ではないかと思います。相場には波がありますので、あえて加熱して楽観が広まっている今のような相場に大金を投じるのはリスクが高めなので、リスクリワードをしっかり管理する上ではチャンスを待つ、或いはねらい目の個別株に投資するという方が報われやすいかと思います

丁度来月からは4-6月期の決算発表が始まるので、もしも企業収益(EPS)が期待より大きければ再度PERが低下し、株価の割高感解消というストーリーもあり得る。逆に期待より低ければ割高感は更に高まってリスクが高まります。

そのEPSについて今度は触れていきたいと思います。

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