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右脳的コミュニケーション

「愛している」ことは言わなくても伝わるのでしょうか?言葉にしないと伝わらないのでしょうか? 非言語情報が伝わる経路について考えてみたいと思います。


左脳は論理的思考を司る

 左脳は論理的思考を行います。情報を整理したり、計算したり、言語化して言葉を作ります。左脳の情報を他者とやりとりすることで社会は成り立ち、文明も成長してきました。

右脳は感情を司る

 右脳は感覚やひらめきに関わります。イメージを想像したり、感情をコントロールしたりすることに関わります。心地よい、イライラする、怒っているなどは右脳の情報です。人間の基本的な感情は喜怒哀楽として言葉で表すことができますが言葉にならないイメージや感覚や感情も多くあるのはわかると思います。

言語によるコミュニケーション

 自分の考えていることを相手に伝えるためには、まず自分の左脳で考えていることを言語化しそれを自分の口から発して空気を振動させます。空気の振動は相手の鼓膜を揺らし相手の左脳でその音声情報が言語化されることで情報が伝わります。会社や社会ではこうやって情報を伝えて仕事を進めています。
 しかし、この伝達経路で「愛している」と伝えようとしてもいまいち伝わらないことがあります。また「怒っている」ことを心に留めうとしても相手に伝わってしまうことがあります。

右脳の感覚情報の伝達経路 Lv1

 右脳の感覚情報は非言語です。自分の中にはっきりしたイメージが浮かんでいても自分の脳内で言語化するのは難しいです(現代社会ではその言語化スキルが求められていたりもします)
 意識してもしなくても、右脳の感覚情報は音声に変調されて相手の右脳でなんとなく復調されます。

感覚の伝わり方 Lv1

 感覚情報を伝える/共有するには言語は必要なく、搬送波となる音声があればよいことになります。言葉のない社会でも「わおわお・・・」と音を出せば喜怒哀楽は相手に伝わるでしょう。
 ちなみに会話時の空気分子の変位距離はせいぜい20nm程度です。

右脳の感覚情報の伝達経路 Lv2

 感覚の伝わり方を単純なモデル(Lv1)で説明してみましたが、感覚情報を変調させるための搬送波は音声である必要はありません。
 隣の人がイライラしているとその感覚が自分にも伝わってきたり、隣の人がお腹を抱えて笑っているとなんだか一緒に笑いたい気分になる経験があると思います。
 このような伝達経路で搬送波となっている媒質は一体なんなのでしょう。
視覚情報? 怒りのオーラは目を背けても背中越しに伝わってきます。
体が発する赤外線でしょうか、超音波でしょうか。それともオーラや気といったものでしょうか? 科学的に検証できないというだけで、多くの人はオーラや気というものを使っています。私はそういったものを搬送波として感覚情報が伝わっていると考えています。

感受性が高いとは

 近くの人の感情をダイレクトに受けてしまうことを感受性が高いと言います。
 (ちょっとしたことで怒ったり涙が出たりすることとは違います)
 ちなみに私は感受性が高いです。近くにいる人の喜怒哀楽を直に受けてしまうので感情豊かな人と一緒にいるとたいそう疲れます。若い頃はそんな恋人と一緒にいて楽しい時は一緒になって笑って、怒りを感じた時は胃に穴が開くんじゃないかというくらいヒリヒリして、、まぁ楽しい経験もしてきました。こういった人間学に触れる前に恋愛を楽しむことをおすすめします。恋セヨ乙女です。

左脳の論理情報はLv2の経路で伝わるか

 右脳の感覚情報は言葉を介さなくても超科学的に伝わることがわかりました。
 左脳の論理的な情報も条件が揃えば非言語でテレパシー的に伝わることがあります。もちろん読書をするように文字情報の羅列を伝えることは困難ですが、かなり複雑な論理情報も伝わる状況があるようです。
 その条件は深い共通意識と潜在意識でつながる(お互いにゾーンに入る)ことです。チームスポーツで言葉を発しなくても「今だ!」とか「ここにパスするぞ」とか、少し論理的な情報が以心伝心で伝わる状況があります。獲物を追う狩りのチームも同じです。仕事に集中してゾーンに入った(ハイになった)作業チームでも阿吽の呼吸で何も言わなくても段取り良く作業が進む状況があります。
 私のことですが高校時代の部活でゾーンに入った時のプレーは何十年経ってもそこだけはっきりと覚えているのが不思議です。

チューニング

 相手の言葉を聞くのに意識して聞き耳を立てるように、感情または思考を受け取るのにも右脳の回路をチューニングしていることになります。
 相手も同じ人間で同じような感覚を持っているとみなせばチューニングするのも難しくないわけですが、脳のチューニング回路はもっとレベルの高い意識や情報に同調する機能があります。審神者とかイタコ、人間ではない意識に同調して情報を受け取ることができる人がいます。
 チャネリングについてもまた別の機会に考察していきます。

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