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ISPSHANDA選手権で注目する海外の選手

 いよいよ25日から、DPワールドツアーとジャパンゴルフツアーの共同開催試合である「ISPSHANDA選手権」(DPワールドツアー表記、ジャパンゴルフツアーでは「ISPSHANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」)が、静岡県御殿場市の太平洋クラブ・御殿場コースで開催されます。

 今年もまた注目の選手が海外・日本を問わず集合することとなりました。
 ここでは注目する海外の選手について紹介します。


1.DPワールドツアーのレジェンド、アーニー・エルス(欠席・21日下記訂正あり)

 現在はチャンピオンツアーを主戦場としているエルス。元々はテニスやラグビーでも活躍したことがあります。
 94年の全米オープン優勝でPGAツアー初優勝、ウッズやミケルソンとともに”ビック3”の一角として活躍しました。
 メジャーは全米オープン2勝(その他97年)と全英オープン2勝(02年、12年)の計4勝。
 PGAツアーで19勝、DPワールドツアーでは22勝(共にメジャー含む)という世界を股に活躍したレジェンドです。
 また01年には、この太平洋クラブ・御殿場コースで開催されたEMCワールドカップでレティーフ・グーセンとペアを組み、南アフリカを優勝に導いたこともある相性のいいコースで、どんなパフォーマンスを見せるか注目です。

2.今年PGAツアールーキーで見事フランス人100年以上ぶりの優勝、マチュー・パボン

 17年からDPワールドツアーに出場し、昨年アクシオナ スペインオープン by マドリードでDPワールドツアー初優勝の苦労人。
 有資格者を除くレーストゥドバイランク上位10選手に与えられるPGAのツアーカードを上位8人目として獲得しました。
 すると出場3試合目のファーマーズインシュランスオープンで、今季のツアールーキーの中で一番乗りの初優勝を挙げました(アマチュアのニック・ダンラップを除く)。そして100年以上ぶりにフランス人のPGAツアー優勝者にもなりました。
 マスターズも12位タイに入り、来年の出場権を獲得。最新の世界ランクで22位に入り、今大会出場全選手中唯一のトップ50です。
 今年母国で開催される、パリ五輪でも出場が有力視されています。

3.10代の輝きが再び蘇るイタリアの至宝、マッテオ・マナッセロ

 17歳になったと同時にプロ転向し、その年のカスティーヨ・マスターズでDPワールドツアー史上最年少で初優勝。
 全英アマ優勝をはじめとするアマチュア時代がプロになって、輝きが更に増してきました。
 その後毎年1勝を挙げ、13年には旗艦大会である、BMWPGA選手権に優勝。これを機に更に上昇するだろうと見られました。
 ところがその後下降線をたどる一方、5年のシード権も遂に切れてチャレンジツアーに降格という憂き目を見るようになりました。
 しかし昨年チャレンジツアーで2勝し復活、そして今年南アフリカで行われたジョンソン ワークウェアオープンで11年ぶりの優勝を挙げ、再びウィナーズサークルに戻れました。
 円熟味が加わったマナッセロの第2章が始まります。

4.実力を付けたニュージーランドの若手筆頭株は軽井沢出身、カズマ・コボリ(小堀一磨)

 昨年の世界アマチュア選手権個人の部で、ニック・ダンラップに1打差で優勝したニュージーランドの逸材。
 プロ転向した今シーズンは、オーストラレイジアツアーで2週連続優勝を含む3勝でオーダーオブメリット1位、その資格で来年のDPワールドツアー出場権及び今年の全英オープンに出場が決まりました。
 先日インドで行われた、ヒーローインディアンオープンに推薦で出場するものの本来の力を発揮できず、2日間でカット。
 しかし今回は生まれ故郷の軽井沢に近い御殿場での開催ともあり、本来の実力を発揮すれば侮れない存在になりそうです。

5.長い名前で一度聞いたら忘れない南アフリカの雄、クリスティアン・ベゾイデンハウト

 最新の世界ランクで58位の実力者、DPワールドツアーで3勝を挙げ、現在はPGAツアーを主戦場としています。
 今年はザ・アメリカンエクスプレスでアマチュア優勝したニック・ダンラップを最後まで追いかけた2位が最高位です。
 大会スポンサーのISPSアンバサダーとして迎える本大会、静かなる闘志を見せて日本のファンを見せつけます。

6.こちらも長い名前で忘れないスペインのアラフォー選手、ラファエル・カブレラベロー

 

 DPワールドツアーで4勝を挙げたスペインの39歳。
 今季はここまで不調ということもあり、2月以降試合を完走することができていません。
 リフレッシュを兼ねた日本の試合で、不調からの脱却を図ります。
 カブレラベローもISPSアンバサダーです。

(4月21日訂正)
 出場選手にアーニー・エルスを記載しましたが、出場しないことが判明しました。
 誠に申し訳ありませんでした、お詫びいたします。

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