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世界のゴルフ動向 その17


1.マッテオ・マナッセロ、復活優勝

 南アフリカで行われたDPワールドツアー、ジョンソンワークウェアオープンで、イタリアのマッテオ・マナッセロがトータル26アンダーで2位に3打差をつけ、2013年BMW選手権以来11年ぶりのツアー5勝目を挙げました。

〇マッテオ・マナッセロの生い立ち

 アマチュア時代から世界の有力選手の一人だったマナッセロ、2009年、16歳で全英アマチュア選手権を制しました。
 翌2010年、17歳で出場した初めてのマスターズでは、当時最年少で4日間戦った選手となりました(その後、中国のグァン・ティンランに更新されます)。
 そして母国のイタリアオープンでプロデビューし、プロ15戦目のカスティーヨ・マスターズでプロ初優勝。DPワールドツアー史上最年少での優勝でした。
 10代で3勝を挙げ、20歳でDPワールドツアーの旗艦大会でもあるBMW選手権に優勝。さぁこれからといったところから、いばらの道が待っていました。
 突然不振に陥り、BMW選手権で得た5年間の出場権も切れ、とうとうチャレンジツアー(下部ツアー)で戦うことを余儀なくされました。

〇チャレンジツアーから復活、そして

 そんな中でも自分を見失わずチャレンジツアーを戦い、昨年2勝を挙げて再びレギュラーツアーに復帰。
 いつしか30代を迎えたなかでの復活優勝、これからマナッセロの第2章が開演します。

2.ルドビック・オーベリ、ついに世界ランクトップ10入り

 昨年6月にプロ転向し欧米両ツアーで1勝ずつ挙げ、調子の波が激しいもののこれまでの大会を完走してきたルドビック・オーベリ。
 もうすぐ発表される最新の世界ランクで、ついにトップ10に入ることが明らかになりました。
 スタートは3000位位だったランクも、ついに10位まで登り詰めたオーベリ。
 いよいよここからは一人を抜くのに大変な労力が必要となりますが、どこまでシェフラーを追い詰めていけるでしょうか。

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