後継あるある 2

本格的に描き始めるにあたり、先代社長で未だ現役を続けている父に対して、存在をどの様に捉えておかないといけないのか?

私のたどり着いた鉄則は

もう親ではない、自分の子供である

です。

人間は生まれて死ぬまで、赤ちゃんから産まれて、大人になり、そしてまた赤ちゃんに戻るものだと思います。

輪廻転生みたいな感じですかね。

先代社長もそう

歳をとるほど忘れっぽくなるし、
怒りっぽくなるし
我慢できなくなるし
他人よりも自分優先になるし

これけっこう、先代社長にも、自分の子供にも当てはまるように思いません??


違う点は先代は一応、大人であり、社会的な立場もあるので、周囲の人が気を遣わなければならない。という点です。


この境地に達するに時間かかりました。

だって、衰えて経営能力は落ちてるのに、自分の威厳を保とうとする事に腹が立ちますし、


何より自分の親かと思うと情けなくなるし


でも、ある日から自分の子供と思うと、腹立たしさや、情けなさもすうっーと小さくなっていきました。


子供をあやす様に接していれば、なんとなく先代社長の年老いた今の気持ちや感情が何となく想像つく様になりました。


僕としては鉄則は、仕事中はもう親ではない、子供だということに達しました。

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