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[アトピー性皮膚炎]治療歴と効果のあった治療方法の知見と体験談2020年3月4月


アトピー治療の経過
●2020年3月
白癬菌との戦い=抗真菌薬(ブテナロック、ラミシール、ピロエースW)を使ってみた記録

ステンレスへら、プラへらとアトリックスクリームを使っているが、やはり寝汗に悩まされているのと垢がすごく出る。そして、日焼けを少しでもすると浸出液が顔から出てきて小さいのが無数に固ったものが顔の表面にできる。そして、液状化になり皮膚の再生と苦しいスパンを繰り返していた。

最初は通勤の疲れや日焼けによるもんだろうと思っていたが、日焼けしなくても少しの体調変化でこの小さい浸出液の固形化物がでてくる。特に新型コロナの影響で通勤がテレワークになり通勤による疲労や紫外線暴露が省かれたことによってより状態が分かるようになった。
入浴後20時間ほどすると皮膚がかさつきどんどん白癬化していることに気付いた。感想かと思っていたがそうではなく痒み痛みを伴うことがあり、もしや水虫やたむしの真菌症ではないかと疑いを持った。
そこで試したのはこれ!15年ほど前に一度使用したことのあるブテナロッククリームタイプ。それに専用の除菌ソープ。
3月6日にや薬局にブテナロックと足洗ソープを購入してまずは腕から試してみた。

入浴後の様子を確認して翌日は全身に足洗ソープを使用。洗浄力と抗菌作用が強くかなりメントールの効果もありすっきりした。ブテナロックは痛みを緩和するために鎮痛剤が配合されており、メントールと相まってすごく寒々しくなる。(サロンパスのような湿布をスプレーしたみたいな感じ)。

3月とはいえ外気は冷たくこの寒々しさを受け止めるのがつらかった。それも30分もすれば鎮痛効果もなくなり平常に戻る。それでこのブテナロックを塗り続けて2週間。一旦全身がはれぼったさをもって少し熱っぽかったが、これは免疫細胞が真菌や感染細胞を認知して攻撃を行っており、細胞の新陳代謝が完了するまで続いた。特に顔面のはれぼったさは顕著でなかなか終わり見せなかった。

4月になる直前に腫れが引いて肌の色も目に見えて白さを取り戻し始めた。外傷は特になく、重い感じもなく、平静に健康になったという感じ。4月の桜の時には早起きして朝日を見に行った。

ブテナロック配合の鎮痛剤の強すぎる清涼感を緩和するためにアトリックスクリームにブテナロックを少量混ぜて全身に塗っていた。こうすることで保湿にもなり塗る2度手間を省け、清涼感も適度に抑えることができた。

このようにブテナロックを全身に使っていたが、薬の残りも少なくなり、状態も良かったので体は別の薬を使ってみることにした。

ブテナロック以外の液状の薬を2つ使ってみた。どちらも液状タイプでピロエースWとラミシール。ピロエースのは抗細菌剤配合となっている。

使い心地はというと、ラミシールが少し染みるのに対し、ピロエースは物凄い染みるということ。

入浴後に全身に塗り広げていたがピロエースは痛みが強すぎて使用を中止した。ラミシールは傷がなければ全く染みないので毎日入浴後に使用した。液状タイプは頭皮には使い勝手が良く、頭から顔にかけて塗り広げて使用した。フケは格段になくなりかゆみもほとんどなくなった。


●2020年4月
先月より抗真菌薬のブテナロック、ラミシール、ピロエースWを使用し、状態の経過を観察していました。
ブテナロッククリームは鎮痛作用と清涼剤が強くて、全身に塗り続けるのは少し抵抗がありました。(効果は確かにあるのです)そのためアトリックスクリームで1/5程度に混ぜ合わせて使用してました。

そこで、使い続けれるようにとラミシールとピロエースWを購入し使ってみたが、ピロエースの抗菌作用は強い半面、痛みも強く炎症が酷いところには使えません。そこでまずはラミシールに絞って全身塗布(頭皮用には液状が便利)を行いました。ある程度効果はあったみたいで、頭皮の炎症がみるみる引いていきました。ただ体の方は先にブテナロックを使っていたためそれほど改善の効果は見て取れませんでした。鎮痛作用と清涼感はブテナロックに比べてかなり少なく毎日使うには適しています。
顔だけは引き続きアトリックスで薄めたブテナロックをラミシール塗った後に保湿クリームとして塗ちった。

効果が判明してきた3月下旬に丁度ラミシールが尽きたため、ピロエースWを炎症が続く患部(腕の付け根や肩周り)に対して使用を再開しました。皮膚が修復しているところは痛みを感じないということが分かり、どうやら痛いのは炎症患部のみであるということに気づいた。

それと同じく、ピロエースWを塗った痛みが強かった箇所は修復が始まることもわかり、除菌効果の高さも認めました。ピロエースWは抗真菌薬と抗細菌薬が配合されているため炎症個所に広く作用します。
ただ、毎日塗り続けるには痛みが強く精神的ストレスが強く、心が折れそうになっていました。そこで以前の記事で紹介したスクワランオイルで割って使用してみました。

手のひらにスクワランオイルを10滴ほどたらし軽く液だまりができる程度のところで、ラミシールWを2-3滴たらして、そのまま腕や肩に塗っていました。そうするとあれほど痛かった箇所がそうでもなくなりました。たっしかに一瞬ピリっとした感触はありますがスクワランオイルでマイルドに痛みを沈めてくれ肌に栄養が補給されていく感じでした。

顔もスクワランとピロエースWを両手でしっかり混ぜ合わせてから塗ると痛みもほぼ感じず毎日ぬることができました。

そうしている間に4月も下旬となり皮膚も修復、新陳代謝が進みかなり安定してきた。赤黒かった皮膚の箇所も黄色味を帯びた自然な肌色に近づきつつあります。

ただ、この時点ではまだ完治という所までは至らず、ゴールまで最後の数歩という感じ。

それは、日焼けのあとのことです。
お花見や散歩など、日中外出して日陰であっても30分ほど日に当たり日焼けするとどうしてもその後2日ほどで日焼けしたであろう顔首後頭部などが浮腫のように腫れて、毛穴のような炎症がができて浸出液が噴出し、軽い液状化が起きて、その後浸出液が固まりざらざらした感触になります。その時は次亜塩素酸(ミルトン)を洗面器にお湯で薄めて入浴後に顔や頭皮肩首を中心にリンスして浸出液が出ている炎症個所を殺菌していました。

それでもすぐに治癒するわけではなく、発症から1週間はだるさや痛さ、浮腫の違和感、浸出液の噴出に苦しみました。

日常生活を気兼ねなく送れるようにするためには、日焼けとの闘いが最後のハードルであることを痛感し、4月を終えようとしていました。

一つ得た知見として痒みは表皮だけじゃないということです。痒いので掻いてしまいがちですがその痒みって表皮ではなく遥か深部のリンパ節も疼きや痒みの原因となってます。
リンパ節に沿って神経が集中しており、感染症などで細菌やウイルスが体内に侵入すると免疫反応で、侵入した外敵の一部(抗原)を免疫細胞が持ち帰りリンパ節に集まる樹状細胞に抗原認識をさせて多くの免疫細胞を体中から寄せ集めてきてさらに抗原認識が終わったキラーT免疫細胞たちを一気に細胞分裂させて増やします。そのため炎症部位に近いリンパ節は前線司令塔と駐屯地みたいなものです。

なので皮下のリンパ節に沿って神経も集中しておりその部分を刺激するのが痒み対策としては一番効果的であると思われます。これまでに指で掻きむしってしまうのを防ぐため色々なものを試してみました。

油性マジックペンの柄であったり、ブラシであったり、直接こすると裂傷になるので肌着の上から擦って刺激を与えて痒みを押さえたりしましたが、それでも力が入りすぎて傷がついてしまったり擦ることで炎症が強くなったりさらに感染が広がったりと悪循環でした。

4月に入って大きな進展は、かゆみを抑えるために効果的方法を見つけたことです。

傷を増やさず痒みを抑えるのにはつねることぐらいしか掻くの代用になる刺激方法しかありません。
つねるといっても指でつねるぐらいは皆さん試されたことはあるでしょう。

ただ、指でつねるのは上述したように皮下直近の血管やリンパ節に刺激を与えることができていなかったのです。指でつまむことは皮下の脂肪や筋肉も同時につまんでしまい物理的刺激が脂肪や筋肉が吸収してほとんど皮膚直下に作用していないのが現実です。

効果的にかゆみや炎症のある皮下直下に刺激を与えるために用いたのが前回の記事で紹介したケーキ用のステンレスへらです。平たくて適度な長さ、ステンレスで剛性も強く、先端が湾曲しててダメージも少ない、持ち手も安定してて申し分ないです。

これを痒みのある個所に軽く押し当ててねじる。ただこれだけです。痒みが治まらない時は数度ねじるを行ってください。

直接皮膚にへらを当てると擦れて傷がつくため肌着の上から行うのが良いでしょう。
これでも十分に効果はありました。

あまり強く押し当てると上述したように筋肉や脂肪を巻き込んでしまい効果が薄れます。皮下よりもう少し奥の方にかゆみがあるときは深く押し当ててもOKです。

直接皮膚に押し当てるならプラスティックのへらを用いるのもありですが、剛性が弱くへらが曲がってしまいがです。ステンレスのへらだと骨の上など指でつまみにくいところも難なくねじれるので全身に使えます。

ただ、あくまで痒みが収まらないとき、無意識に掻きむしってしまう時の対処療法であります。

痒みが続くや炎症が治まらない時は根本原因が他にありますのでそちらの治療、投薬を優先することを忘れないでください。

私の場合はいつもより痒いな広がってるなと感じたときは、過去に罹患した帯状疱疹ヘルペスが原因でした。この時はバラアシクロビルを処方して痒みは完全にひきました。

この方法で掻いて皮膚を傷つけることが減ったので外傷は見る見るうちに治癒していきました。

ただ、ラミシール→ピロエースを使っていても寝汗はかくし、垢は以前よりは軽くなったけどやはりでました。その垢をへらでこそぎ取ることが習慣化してきており皮膚が分厚くなってごわごわしています。これも皮膚の新陳代謝が進んでいるのだと信じて、この状態で5月を迎えました。








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