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世代別の価値観! 「共感」? 対価は、「価値」に払われる。ヒトとモノ、制作者と制作物。若いモーニングスター。

打合せの後、高円寺駅改札前に向かう途中。近くのバス停で、コンビニおにぎりを一粒ずつむしって食べている女の人がいた。それはもう、色々と聞き出したかったが素通りした。具のところはどうすんだ。

高円寺は夢を追いかけ、まだまだ追いつかない、追いつけない理由を語り合う人が多い。気がする。それはそれでいい。なによりもファッションがいい。ザ・古着屋から買ってきたと思われる、何系ファッション。ボクは好きだ。たまらない。己の道をいきながら、おさえるとこはおさえる。とりとめもないこの文章も、高円寺であればゆるされる。

カルチャー次世代への発信をDoする者として、この街をたまーに眺め、奥底にあるニーズを探るんだ。あいもかわらず、てんやは美味かった。

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ひと昔前に読んだ、大槻ケンヂさんの「サブカルで食う」。どうしようもない劣等感や悩み続ける状況。開き直るのではなく、どう生かすか。イカす! そして、継続。なにを、なぜ、表現し続けるのですか。あなた様は。イコール生き甲斐になるんであれば、もうこの上ない。今日を、明日を楽しもう。

お金はほしいよ。そりゃあほしい。でもそれを、人生の優先順位トップ1にするのは切ない。人を蹴落としたり、人を騙すに近い(中抜きとかね)ことをやってるんじゃ、人に向けた表現者として本末転倒。トップ1にするんであれば、バンバン回して稼げる業界にいった方がいい。

2018年現在において、デザイン業界は、めちゃくちゃ稼ぎたい! 野心の方は、鼻息荒く入ってくるべきではないと。かといって、先が暗いとはまったくもって感じてなく、むしろ、もっともっと開拓できる業界だからこそ、面白いし、やりがいを感じるのだ。たまらんね。あせらず、コツコツとやっていきますよ。素敵な日々を。今日を楽しめない奴に、明日なんて来やしない。

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◎ デザインが機能するのは、「人が知り、人が行動に移す時」。


さて、本題に入ろう。「世代別の価値観」。ジェネレーションギャップ。私は、30代半ばにさしかかろうとしている。本当にざっくりとではあるが、価値観視点の“世代”ってやつを分けちゃおう。無論、「そんなの人によるよ!」なんてことはわかっている。私が一番、思っている。そこを乗り越えて、強調した主観で、話しを突き進めるのがnoteの良さなんだぼ。まぁ、感覚で聞いてよ。

・A:「ハイ&ハイ世代」……40代前半以上〜
・B:「ナチュラル世代」……20代後半〜30代後半
・C:「モーニングスター世代」……10代後半〜20代前半

世代名は適当である。我ながら、なかなかいい加減なネーミングだと感じております! 先生!

本noteでいう「価値観」とは、「世の中のモノ・ヒト・コト・シーン」に対し、「どこに『イイ!』と感じて、思わず、『行動に移しちゃう!』」か。ここを指します。なんでこんなことを書くかっつーと、今、進行中である、“つなぐよ”という、「カルチャー次世代の『ロゴ制作とストーリー執筆』」企画のため。

内容を簡単にいうと、「新たな価値を持つ文化・カルチャーを発信する人のため、ロゴをつくって、背景ストーリーを書いて、紹介して、応援しよう、相互カルチャーを循環させよう!」って企画だ。初期衝動として、「これぞ☆つなぐよ事例」をガシガシつくっている最中なのですが、つくった後はもちろん、世に伝えなくてはならない。「人に知ってもらい、人が何かしらの行動に移る時」、初めて、デザインが機能したといえる。

そこで大事なのが、「発信する対象をしっかり考え、その『対象が、マジで心の奥底から何を求めているか?』」を考えなきゃあならん。そだよ。

つなぐよ企画の対象、ターゲットは、「モーニングスター世代(10代後半〜20代前半)」である。価値観の考察・仮説を立てる。そんなnote。なんですけど、まずは「ハイ&ハイ世代」「ナチュラル世代」から入ります。

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◎ 世代別の価値観。ハイ&ハイ、ナチュラル、モーニングスター。


「ハイ&ハイ世代」「高価でハイクオリティな物・場所」への欲求が高い。「どうだ、すごいだろ!」のために、稼いだ分を何に使い、どのようにアピールするか。そこを重視。高級車、タワーマンション、豪華クルーザー。

「ナチュラル世代」。特にめちゃくちゃ高い物を欲することはなく、「自分の身の丈にあった、実用性ある物・場所」を求める傾向かな。だからこそ、くそ稼ぎたい! わけでもなく、仕事とプライベート時間をバランスよく過ごしたい。ってな人が多い。

「モーニングスター世代」。「個(自分)に対する、“承認欲求”がグッと高い」。ここでいう“承認欲求”とは、「自撮りパシャ → SNSアップ → いいねくれ」のみを示すのではなくて、「『自分の感覚で好き』なことに対する、食いつきのスピード、具体的な行動・発言の実行力」がすごい。

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私はグラフィックデザイナーなので、一人の制作者だ。制作者は制作物をつくる。これは、ライター・イラストレーター・フォトグラファー……みんな、同じでしょう。制作者は、「制作物への対価」をいただいて、生活をする。

「対価」とは、「価値」を感じて、初めて支払われる。または、払う気になる。それでは、具体的に、「どこに価値を感じている」のだろう?

今後、5年〜10年。変わらずに、「制作物をつくる = 対価をいただく」には。今までのやり方、特に、自分も含めた「ナチュラル世代・ハイ&ハイ世代」の価値観・感覚のままでいると、とってもとってもとっても危険なのよ〜♪(広末世代でもある)

中学生の時、広末涼子のB1ポスターを貼っていた。4つ上の兄が、彼女を家に連れてきた。廊下から、チラと私の部屋のポスターが目にはいる。「弟くん、すごいね」と哀れみのような声が聞こえてきた。ふふ、あなたは可愛いかもしれないが、CD・CMデビューはしてないだろう。MK5、ドコモのポケベル。とっても!……あ、話しそれました。

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「ナチュラル世代・ハイ&ハイ世代」は、「制作物・販売物に求める『価値』として、『信頼・高品質・実用性』」を重視してきた。その理由として、人との対面販売・店頭販売が主流の時代だったからじゃないかな!

店頭で実際に触れることができる、店員さんから説明を聞くことができる。それをしたい、というよりは、「選択肢が、対面・店頭販売メインだった(場所によっては、それしかなかった)」。

時は流れ、「モノの購入経路・きっかけ・窓口の選択肢」がめちゃくちゃ増えた。オンライン、ユーズド、レビュー・口コミ。お試し、無料ダウンロード。

雑誌・フリーペーパーに載っていた情報は、無料公開のWebマガジン・ニュースサイトで好きなとこで、好きなだけ読むことができる。音楽・漫画・映画・小説だって、無数にある媒体から、好きなだけ。無料で。

なにぶん、コンテンツを得る“選択肢”も多ければ、“コンテンツ自体”も多い。多すぎる。さらには、“無料”があふれる。あれ? 制作者たちは、どこで稼ぎを得るの??

ここで、「モーニングスター世代(10代後半〜20代前半)の感覚価値」が鍵となる。

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◎ 「共感・参加・連動・自分事・巻き込み」に、価値を感じる時代。


率直にいうと、「モノ・制作物、『そのもの自体“だけ”に対価を払う』時代は、ほぼ終わった」。あ、もちろん、コンビニ・スーパーで売られているような、パンや鉛筆、大量に流通されているモノは除きます。大きな流通にはのらない、クリエイティブを意識したモノをさします。

じゃあ、なんの時代がきてるの? ってーと、やはり、「共感・参加・連動・自分事・巻き込み」でしょう。情報・行動の窓口がたくさん増えたことに対し、自分の情報が埋もれる〜と嘆くのではなくて、「共感の気づきポイントが増えた! ラッキー!」と喜ぶ。

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モーニングスター世代たちは、無料で様々なコンテンツが手に入る分、むしろ、「本当に、心から共感できること、応援したいモノ・ヒト」に対し、「価値を感じ」、意識的〜無意識に「対価を払いたい」と感じている。

そう! 実は、出し惜しみしているんじゃなくて、「おいおい、ココロオドルような、『共感』できることを提案してくれよ! お願いしますよ!」なのだ。

「共感」には、なにが必要だろう。それは、「ストーリー」である。「ストーリー」とは、制作物がどのような経緯でつくられたか。制作者がどのような想いでつくったか。ここを熱く伝える。おっ、へぇ〜、ほほう。

次に、「参加」をうながす。無理矢理じゃないよ。前段階で「共感」があるから。「共感」いただいた、あなた! もっと深く聞いてみませんか? 実際に触れてみませんか? イベント出店に来てもらったり、発注前の問い合わせ。……か・ら・の実施&オーダー。

「参加」いただいた後は、「連動」。「実際、どうでしたか?」のレビューをやんわりと聞く。発信してもらう。制作者がキチンと、徹頭徹尾、真摯な対応をしてりゃあ、イチファンになるはず。気づけば、接した人も「自分事」になっている。仲間として、一緒に、楽しく、「巻き込む」のだ。さぁ、WAになっておどろう。

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◎ 「共感」は、その人の“味”を感じる、嘘偽りのない本心から。


……まとめると。制作物に“価値を感じる・対価を払う”流れが、今までは、

「良い商品・サービスだな、これは!」 → 「払おう!」……という、
「信頼・安心」 → (価値を感じる・対価を払う) → 「共感」……の流れ

だったのが、“良い商品・良いサービス”でも、無料でどこでも、好きなだけ手に入る時代になった今、その感覚が当たり前である、若い世代へのより良いアプローチとして、

「まず、『こんな人が、こんな想いで、こういう経緯でつくったんですよ』をしっかり伝える」 → 「ほうほう……」 → 「で、次に、『この制作物は、これが特徴ですよ、こんな効果がありますよ』を伝える」 → 「ほほう! 払おう!」……という、

◎ 「共感」 → (価値を感じる) → 「信頼・安心」 → (対価を払う)→ 「自分事・仲間意識」 → (さらに価値を感じる)……の流れ

になったわけです。モノ・プロダクト自体の特徴をガンガン伝えるよりも、まず、「共感」いただく「ストーリー」をちゃんと伝える。これだ。

言い換えれば、モーニングスター世代(10代後半〜20代前半)は、「共感・ストーリー」に価値を感じ、対価を払いたがっている。思わず、ソレソレ! って、勝手に頭と足がシェイクしちゃうような、オモロイことを見つけることに、目ん玉ぐりんぐりんさせてる。

今後、5年〜10年くらい? 制作者・クリエイターがニコニコと生き続けるヒントはここにある。逆にいうと、純粋にハイクオリティなものだけをつくっても、「共感」ポイントがない(伝えない)と、価値を感じてくれる(対価を払ってくれる)までに至らない、とも言える。

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「共感」ってなにも、真面目に熱く語るだけじゃなくて。その人の“味”、だと思うんですよ。「笑い・ユーモアを絡める」のがうまい人もいれば、「心地良い間を与える、詩的表現」がうまい人もいる。「軽いノリ・テンション」だっていいかもしれない。

「共感」とは、「嘘偽りない自分をさらけ出す」ことから始まる。「モーニングスター世代」は、「その人」に対し、より敏感である。目が肥えている。“本心でない発言、嘘や、無理してキャラつくってる感”はすぐにバレるだろう。

だからこそ。“イイモノ”をつくることは、変わらず、グイグイ続けていきつつ。若い世代が求めている「共感」ってやつに、「本心で重なりそうな部分」を伝えよう。

「つくる」と「伝える」。同時に、しっかりと意識して、具体的にやることで、少しずつ前進できるだろう。確実に。「ニッコニコ、ムシャムシャ食べていく状態」になりつつ、「食べている姿さえ、かわいいはねぇ〜ボクちゃん! ほら、アメあげる! 状態」にもなって、全世界はきっと、モチモチっとした、Fカップおっぱいみたいな“やさしさ”に包まれるだろう。ははは。

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おい! 10代、20代! 全然ちがったら、メンゴ (〃⌒∇⌒)ゞ というか、モーニングスター世代の意味がわからん。わかりにくい。私にかわって、note上のテキストデータが謝ります。ささ。

テキトウナコトイッテゴメンナサイ。デモ、ココマデヨンデクレテアリガトウ。サイゴハカンシャ。カンシャヲツタエル。キョウカンノヒント。ヒロスエリョウコ、マジデコイスルゴビョウマエ。コノノートモ、オワル、ゴビョウマエ。サイゴニヒトコト。クレアラシル

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!

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