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面識ない人への「アポイント」時、必須の5箇条。“意識&注意”すべきこと!

ちかごろ。突然、“見知らぬ”学生さんやデザイナーさんから連絡をいただくことがあります。“見知らぬ”とは、直接会ったことや絡みがない、つまり、“面識がない人”。

さて、その内容はというと、

・ こんどぜひ、お話を直接聞きたいんで、ご飯いきませんか?

・ デザインの○○に教えてほしいんですけど、お返事くれませんか?


……とか。もう一度、伝えるけど、「まったく面識のない相手」である。彼ら、彼女らにこう伝えたい。

「あ、あなた、だれですか……!!」

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私に、DMやら問い合わせフォームやらで連絡をくれる、ということは、少なからず「デザインに興味がある人」だと思います(興味を持っていただくこと、本当に嬉しいです)。

つまり、「デザイン」を意識していると。ならば、下記に書くことをちゃーんと読んで、“デザイン的”な行動をしてほしいのです。うん。

でもって、私に限らず、面識ない相手に対する、「会って、話しを聞きたいアポイント」、声かけもすべて同様です。ぜひ、参考にしてください。

……じゃあ、いきます!

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■ 「相手がどんな気持ちになったら」、アポイントを受けてくれるか、考えよう。


まずはここ。

「なんとなくのダメもと」「数打ちゃ当たる作戦」で行動、声かけしちゃう人が多いんです。(特に、学生さん;)

「なんとなくのダメもと」「数打ちゃ当たる作戦」の熱意カラッポ文章で、アポイントかまされた人はどう感じるか? 想像してみましょう。

メッセージをひらき、メッセージを読むのにも時間を要する。ってことは、そもそも、対人の時間をリスペクトしているか……うんぬんかんぬん。

……はい、その通り。不快です(笑)。イラッとしちゃうよ☆

つまり、「会おう! 相談を受けよう!」なんて気持ちには、まず、なりませんよね。

一番、大事なこと。

相手が、「会おう!」という気持ち = 「喜び」を感じるアポイントであるか、どうか。その気持ちに達するためには、何をすればいいか。

1つずつ、整理して進めましょう。

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■ 会う相手は、「その時間でいくら分仕事」ができる?


まず、「想像」しましょう。

1時間、お茶をする。2時間、ご飯を食べる。

会う相手は、「その時間でいくら分の仕事」ができるでしょう? きっと、時給1,000〜2,000円って額ではないでしょう。

そんでもって、その相手は、1週間の中で「家族や、“面識ある”友人との時間」もあまり取れない、いそがしい日々を送っているかもしれません。

稼ぐ仕事の手をとめ、家族の時間よりも優先して、「初対面の学生に、無償で、個人的に会って、話しをする」。……これは、はたして、現実的か?

う〜ん……。ならば……。

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■ 「事前に、相手が喜ぶこと」をしてる?


ここまででわかったこと。

「なんとな〜く、あなたのことを知って、あなたに興味もったんで、ぜひ会ってください!」という、“自己都合オンパレード”の一方的メッセージはまったく響かず、むしろ、送り主に対し、“不快な感情”を抱いちゃう。

ならば、「ポジティブ(喜び)感情を抱いてもらう方法」を考え、実際に行動する。具体的にどんなんがあるかな?? 例えば、

・ 事前に、「相手の著書をすべて読み、その感想」を一緒におくる。 → 熱心な読者であれば、直接感想を聞きたい! 会いたい! となるかも。

・ 事前に、「相手の講演イベント等に複数参加し、その感想」を一緒におくる。 → 今後、どんなイベントを望むか、参考として聞きたい! 会いたい! となるかも。

・ 事前に、「相手のSNS発信を常にチェックし、都度、シェア・リアクションしている」。 → 熱狂的ファンに対し、今後、どんな発信を望むか、参考として聞きたい! 会いたい! となるかも。


……という、「事前に、相手が喜ぶような行動」をとり、その旨を一緒に伝えることで、直接会って、「もっと意見・感想・アドバイスを聞きたい!」となるかもしれません!

ただ、あくまでも可能性の一つ! もういっちょう!


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■ 会うことで、「相手にメリット」はある?


さて、その上で。

なにかしらの“意見・感想”をもらっても、相手にとって、「一方的に情報を与える(話しをする)」中心の時間では、やはり、メリットをあまり感じないかもしれません。

つまり、逆に、「こんな“情報”をもらえそうだから、この人と会おうかな!」と思える、「メリット要素・ポイント」が自分にはあるか? 考えましょう。

・ 相手にはない、「他分野の知識、職業経験が豊富」。 → 相手が今後、役立つかもしれない“情報”を与えることができる。

・ 「相手が知りたがっている情報」を持っている。 → 相手が求めている“情報”を与えることができる。


つまり、「“情報”はタダではないし、“情報”を話す(伝える)時間もタダではない」ということです。

だからこそ、学校授業があり、有料講演会などがある = それが「仕事」として機能するのです。

さて、“ギブ&テイク”の準備、できてますか??

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■ アポイント文に、「入れるべき内容_5箇条」。礼儀と熱意。


事前に、「相手が喜ぶ行動」をしている。相手にとって、「有力な情報・メリット」を持っている。

ならば、いよいよ、アポイント。おおっと、ちょっとまって。“友だちに送る感覚”で声かけしてない?

最低限の文章マナー・ルールをふくめ、以下内容はマストでいれた方がいいでしょう。

【 アポイント文に、「入れるべき内容_5箇条」】

■ 01 : 自分が、「どこの誰であるか?」(基本、「実名・連絡先」は伝えるべき)

■ 02 : 自分が、「普段なにを考え、どんなことをやっていているか?(= メリットの匂わせ)」

■ 03 : 自分は、「事前にこんな(あなたが喜ぶ)ことをやりました! こんなことを感じました!」

■ 04 : 「なぜ、会いたいか? 話しを聞きたいか?」……その「熱意ある、アポイント理由」。

■ 05 : 上記の「“証拠・判断材料”となる、URL・参考資料画像」などもいっしょに添える。(著書感想を書いた、アマゾンレビューのURL・スクショなど)


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ちょっと、横道それて。“デザインやものづくり業界”へ就活中の学生さんへ!

「志望動機」と「アポイントメール文」は、必ず、「“その相手だけ”に響くメッセージ」を書きましょう。

だれにでも使い回せる、“コピペ文章”はすぐにバレちゃうよ(相手は、「オリジナルを抽出する」プロだから!)。

真剣になれる相手を考え、選び、熱意あるラブレターをおくりましょう。

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……そう、アポイントも同じです。

「マジ」で「真剣」で「真摯」な「メッセージ」が送られてくれば、「よし、そんな“あなた”だったら会ってみようかな! いや、むしろ、会いたい!!」……となる確率も上がるでしょう。

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■ ほぼ確実に、「直接、話しを聞ける“裏技”」。


余談ですが!

上記のようなアポイントとは別軸で、ほぼ確実にアポイントを取り、面識ない相手から「直接、話しを聞ける“裏技”」があります。


……というように、「どうしても、この人と直接、個人的に話したい! 話しを聞きたい!」という場合、「正式に仕事依頼する」方法があるのです。

“勉強代”とか“情報代”とか、“価値の解釈”ってさまざま。ご参考までに!

* ちなみに、私へ仕事依頼のご相談・ご検討をされる場合、「私の仕事note内、デザインセミナー or ロゴ制作依頼」に詳細を書いていますので、よろしければ、ご覧いただけると幸いです。↓


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■ アポイントのまとめ。


……はい!

“5箇条”を意識して、実際にやって、はじめて、「面識ない人へ、アポイントを行う『スタートライン』」に立てます。“アポ可能性の芽”が、ちょろっと見えるわけです。

もちろん。

ここまでやっても、実際に会うことができない……ってことは、そりゃあるでしょう。(* 相手にとって、「家族や仕事が最優先」ということは、なによりも念頭におきましょう)

しかし、上記のことを意識せず、“一方的なアポイント”をぶん投げた場合。

ひょっとすると、会えたかも、話しを聞けたかもしれないのに、“自らチャンスを捨てちゃっているよ〜”ってことを伝えたかったんだ! そんだけ!

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アポイントの“礼儀や熱意”の大切さって、本来、学校や親が伝えるもんだけど、じゃあ、自分が学生時代にガッツリ把握してた? ってーと、そうでもなかったり😅

……というわけで、(とくに学生さん向けとして)面識ない人へ「話しを聞きたい」アポイント時、“意識 & 注意すべきこと”noteを書いたわけです。

もし今後、「あなた誰ですか? アポイント」メッセージがきた場合、本noteのURLをそのまま返信させていただきます😉✨

ああっと! 誤解のないように……“noteや著書のご意見・ご感想”メッセージなどは、もちろん、いつでも大歓迎でございます!!

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そうだ、「デザイン」は「人を喜ばす」という意味でもある。

「デザイン」に興味ある人であれば、なおさら、「まず先に、相手を喜ばす」ことを意識した、“デザイン的”な行動にうつしてほしいのです!! 私自身もDoするのです。

イエス! イエス! イエス!!

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!

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