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「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

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「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー…
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2018年3月の記事一覧

「悩む」ことは、正常な状態。「今より改善しよう」とする、健康の証拠。そんな自分が好き??

最終的なデザインの構成要素が少なければ少ないほど、反比例して、その裏側にある資料・リサーチ内容の数は莫大だったりする。 ロゴマーク・ロゴタイプはもうホントいい例で、人から見れば、ただのマークであり、ただの文字。しかし、その要素が、買う/買わない、だったり、入る/入らない、といった判断基準の一つとなるのだから、“その形”になる理由が集約され、パッと見の完成度は高くないともちろんダメダメ。 理由を見つけ出すための資料として、デザイン関連書籍を買います。急ぎの時はアマゾンが多い

「冷凍チャーハン」から学ぶ、デザイン論。もともと部分を愛す、視点と考え方。

大きく出た、媚び売りタイトルであるが、先に伝えよう。そんなものは、ない。ないものは、つくればいい。そうやって文明は切り開かれてきた。はじめます。 ------------ 本来、私は、「おかず×白米」という、日本人アイデンティティを示してくれる、絶妙コンビが好きだ。おかず、白米、おかず、白米……という口運びリズムを刻む度、日本に生まれてよかったと感じている。 ところが、「チャーハン」はどうだ? 大きめのスプーンでひとすくい。これまた、大きな口にほうり込む。舌をころがる具