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「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

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「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー…
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2017年2月の記事一覧

愛の質量。モテる、モテない。チョコレイト。

公園のトイレに入ったら、壁に、「金は愛の力に勝ることができない。しかし、金の力を借りなければ、愛を継続することができない。」という落書きがされてて、なるほどぉ……と、ぼんやりしながら用を足していたら、少し手にひっかけてしまったよ。水の力を借りよう。ハンカチーフもね。 セブンイレブンで、おにぎり100円セールってのがたまにやってて、いつもは“ツナマヨ(105円)”を買うんだけど、ここぞとばかりに“荒挽きソーセージ(138円)”を手に取る。そして、食べた時に気付くんだ。あぁ、ツ

条件よ、ありがとう。縛り、縛られ、みなぎる快感。

神保町駅から地上に上がり、何をそんなに浮かれているのかよくわからない学生の群れを越え、リバティタワーに着く。本日は、大学生だった頃の校舎に来ている。2階へ上がり、左手に進むと外に出ることができる。庭園、と呼ばれるこの場所は、卒業してからもたまに訪れる私のパワースポットだ。陽がよく当たるのである。 時間を気にすることなくできるひなたぼっこ。横になれるベンチ。自販機、トイレも近い。最高の場所だ。そこで自分自身と会話をする。もちろん携帯電話はオフ。現状の環境。今後の目標。仕事と仕

爽やかさ。いやらしさ? 自分らしさ! 風になる。

以前、「肌男」というフレーズがフェイシャルペーパーCMで使用されていた。「肌男」は向井理氏を代表とした、サラサラして爽やか、日常の中で複数の女性が寄り添い、そもそも、フェイシャルペーパーなど使わなくても全く問題のない男性を指すのだろう。 「肌男」に該当しない男は、「ただの男」ということか。それはそれで、潔い。男。男として生きることができるのであれば、本望だ。 ------------ ところで、私は顔がよくテカる。ゆえに、洗顔ペーパー(フェイシャルペーパー、とカッコつけ

お金〜体験〜価値。コンビニ、そして、インドへ。1/2

公園のトイレに入ったら、壁に、「金は愛の力に勝ることができない。しかし、金の力を借りなければ、愛を継続することができない。」という落書きがされてて、なるほどぉ……と、ぼんやりしながら用を足していたら、少し手にひっかけてしまったよ。水の力を借りよう。ハンカチーフもね。 セブンイレブンで、おにぎり100円セールってのがたまにやってて、いつもは “ツナマヨ(105円)” を買うんだけど、ここぞとばかりに “荒挽きソーセージ(138円)” を手に取る。そして、食べた時に気付くんだ。

お金〜体験〜価値。コンビニ、そして、インドへ。2/2

◎ 1つ前のお金コラム(1/2)はコチラ はてさて、インド。2週間の滞在。現地で出会う、日本人学生さん。当然ながら、なんでインド来たの?トークになるわけだが、皆々、真面目な回答がある中、私も答える。その度に、「コイツ、頭おかしいんじゃねぇの?」と、ガンジャ不配合ラッシーを飲みながら、ありがたいリアクションをいただいておりました。 あと、空港に野良犬がいたことや、ぼったくりとの騙し合い合戦や、ガンジス川で沐浴していたら、人生最大のゲリに見舞われた(我慢する、というレベルでは

目には人生。青山ひかる。読み取る & 情報アンテナ。

となりに誰が住んでいるのか、よくわからないこのご時世。マンション住人とすれ違う時。挨拶をするかしないか。常識的に考えるなら、挨拶した方がもちろん良いだろう。しかし、最近は挨拶を返さない人も結構いる。 だから、数秒後にすれ違う人を見据えて、「あの人は挨拶を返してくれるか、くれないか」などと考えてしまう。そのわずか数秒の考察中に、相手が先に挨拶をしてきたりするもんだから、その時は、「疑ったりしてすいませんでした〜!」という気持ちになる。人を見る洞察力、素早い判断力が試されるのだ

味覚という感情デザイン。そこにはいつも、人がいます。2/2

◎ 1つ前の味覚コラム(1/2)はコチラ もちろん! 嬉しさでおかしくなりそうだった僕は、彼女の家近くまで、自転車童貞号を飛ばし、栗ごはんを受け取りにいく。お互い実家暮らしだし、夜も遅いから、ちょっと話して、受け取って、じゃあね♡! ハイテンションのまま、僕は急いで家にもどり、食べる前に栗ごはんをデジカメで撮影してから、食す。 美味い! 正直なところ、栗ごはん自体の味レベルは、あまりわからないのだが、「付き合い始めた彼女がつくってくれた栗ごはん」というだけで、美味さ以外の

味覚という感情デザイン。そこにはいつも、人がいます。1/2

ひさびさにミカン食べた。ミカンには、あま〜いのと、スッパイのがある。スッパイもの全般が好きだ。だから、緑色ミカンは私の期待をふくらます。どんだけスッパイのかな〜わくわく………スッパ! ここまで求めてねーよ! その後の水が最高ですね。 ◎ スッパイ好きの方へメッセージ ちなみに干し梅も好きです。はちみつ入りのは、ちと勘弁。エナジードリンクでロックスターってのがあって、先に干し梅を口の中に入れ、ロックスターを後入れする。すると。口の中で革命が起こります。スッペー! という両目を

モグラ叩き! 「突破と蓄積」。“やりたい仕事”で出る杭になるんよ。

たまにくる、モグラ叩きしたい衝動。ありますよね? ない? んんん? あの100円(場所によっては200円でしょうか)で、付属のハンマーを振りかざし、叩きまくるゲーム。ストレスがたまっているわけではございません。動物は大好きです。なぜ人はモグラを叩きたくなるのでしょうか。モグラを何かに見立てるのでしょうか。出る杭は打たれる。あのゲームはそういうことを示しているのだ。自分が出る杭になれない苛立ちを隠せず、ぶっ叩きにかかるのだ。 お気づきの方もいると思うが、すべてのモグラは叩け

モコモコと妄想すること。気合い・DE・イマジネーション。

暖かくなったと思ったら、また寒くなった。私の家には電気ストーブがある。ファーという音と共に、温風が足下をなでる。前職時代、白山に住んでいた。アパートの1階。部屋が寒くてしょうがない。何より、床が冷たい。外の地面と全く変わらない。靴を履いている分、外にいる時の方が暖かく感じられたほどだ。 つま先立ちで部屋の中をピョンピョンと歩くのだが、床についたほんの少しの足裏面積から僕の体温は奪われる。これはかなわない、ということで近くにあったローソンストア100からスリッパを買ってくる。