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「いいデザインのコツ」「デザイナーの考えかた」がわかる話

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デザイン初心者むけ、入門書「デザイナーになる。 伝えるレイアウト・色・文字のいちばん大切な基本」(MdN) の著者が書く、デザイン&デザイナーのやくだち話。つくる手順。いい働きか… もっと読む
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2017年3月の記事一覧

デザイン“コンセプト”って? リサーチする意味って? 強い言葉。

◎ 調べて、コンセプトを立て、調べる。 良いデザインをつくる流れ、第二〜三弾。 360度見渡す中、どこに向かって走るべきか、仮説を立てる部分。 濃ゆいヒアリングができたのであれば、90度ぐらいは見えているはず。さらに狙いを定める。そのためのリサーチ & コンセプトです。 正確にいうと、A. クライアントリサーチ → B. コンセプト立案 → C. デザインリサーチ。 --- クライアントさん(が提供するサービス)に関するリサーチ。 しっかりとしたコンセプト立案に

ラフ、デザイン、調整。なんのために形にする? 本質を考える。

◎ なぜ、形に起こすか? 考えながら、形に起こす。 良いデザインをつくる流れ、第四・五・六弾。シゴロ。ジゴロ。 「A. ラフ制作」「B. デザイン実施制作」「C. 検証・調整」。いよいよ、形に起こすところ。ポイントは、“本質を意識する” ことだよう。 --- 前回までの流れで、頭の中には、「コンセプト」と「なんとなくのイメージ」がふわふわと浮かんでいるはずです。 手を通して、紙にうつしだしましょう。描く。 ラフスケッチは、言葉で表してきたデザインのゴール、コンセプ

ベストなデザイン提案、プレゼン、打合せ。それは、“答えを汲み取る”こと。

◎ より良い提案 = 相手のことを想いやるハート。 良いデザインをつくる流れ、第七弾。 いよいよ、提案です。プレゼンテーション、打合せや擦り合わせ、とも言いますね。 デザインの提案・プレゼン時、意識すべきこと。「A. ゴールを決めておく」「B. 答えを汲み取る」「C. 提案型の質問をする」です! そこにつながるハート。 あぁっと、その前に……。 --- ◎ 自分自身で最高! と思えるデザインができましたか? 提案前、お客さんに見せる前。「デザインのゴールとコンセ