数々の事象が軌跡となって見える「レアルとバルサ その背中あわせの歴史」
スペイン2大クラブの軌跡。選手を含む「時代の象徴」を軸に紐解く本書は、民族や政治、90年続く対立関係…それら語り尽くせぬクラシコの解像度を格段に高めてくれる。まさに指南書。点で捉えられていた数々の事象が軌跡となって見えてくる。マドリーとバルサ、その背中合わせの歴史と物語。
あとがきに下記の一文がある。この二つのクラブは敵対し時に憎み合う。ただ、片方が欠けては成り立たない。そんな気がした。
レアル・マドリードというライバルがいなかったら、バルセロナはどうだったか。バルサなしで、レアル・マドリードはどうなっていただろう。
内容
「育成のバルサ、補強のレアル」は本当に真実か?繰り返される迷走と復活劇―西部謙司が明らかにする「双生児」とも呼ぶべき2クラブの歴史。
*「BOOK」データベースより
著者
西部/謙司
1962年、東京都出身。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の記者となる。1995年~98年、フランスのパリに在住、欧州サッカーを堪能。現在はフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)*「BOOK著者紹介情報」より
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