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【後編】若者が「北九州市の美しさ」について考えてみた


みなさんこんちには、ATOMicaの小田﨑です。

とうとう「参加学生の想いに迫る」シリーズ最後のnoteとなりました。

今回ご紹介するポスターは、個人的に「そこに着目したの?すごい!」と思うものとなっております。  ぜひ最後までお楽しみください💫

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■筑後谷果奈さん/北九州連節バス

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ーなぜこの場所を取材しようと思ったのか?

きっかけは、北九州連節バスを初めて見かけた時です。北九州の「美」探しに小倉内を散歩していた際、通りかかった連節バスの稀有な色やデザインにとても目が惹かれました。このバスがどういった経緯、意図で作られたのか気になり、調査を始めました。


ーこの場所における美の本質は?

北九州連節バスは、地元の人々が考案し、それを住民の方々の投票によって採用されたデザインが使用されています。デザインは、小倉織や市の市花がモチーフになっています。「日常生活の中で地元の魅力が感じられること「人々の想いが反映されていること」が、連節バスの「美」の本質だと思います。


ーポスター制作を通じての北九州のイメージはどう変わったか?

以前より、北九州は「工業都市」のイメージが強く、工業の歴史の色濃い伝統や文化が多いと思っていました。しかし、プロジェクトを通し、市内を意識的に歩いたり、他のメンバーの見つけた北九州の「美」を知ることで、祭りや自然、音楽といった様々な側面の魅力に溢れていることに気付けました。市内に点在する幅広い「美」が、北九州固有のブランド感を形成しているのだと思います。


ー見てくれる人に何を一番伝えたいか?

連節バスのデザインの経緯や意味を知ってもらうことで、バスに込められた地元の人々の想いや、北九州の魅力を伝えたいです。連節バスは市内でも身近な存在です。ポスターを通してバスの詳細を知ることで、日常生活の中で地元の魅力を感じてもらいたいです。

■太田圭祐さん / 工場夜景

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※ 実際のポスターでは工場夜景ではなく北九州市の夜景に差し替えております

ーなぜこの場所を取材しようと思ったのか?

私が高校生の時、通学の際に電車を使っていて、車窓からいつも工場の風景が見えていました。最初はなんとなく見ていたのですが、そのうち美しいと思うようになり、調べてみると工場萌えという言葉があることを知りました。

ーこの場所における美の本質は?

もちろん外見も美しいのですが、工場が実際に動いて北九州を支えているということを想像してみてください。この工場がいかに計算されて作られているか、そして膨大な数の技術者がこの工場に関わってきたことを思い浮かべると、鳥肌が立つような壮大さを感じることができると思います。


ーポスター制作を通じての北九州のイメージはどう変わったか?

もちろん、北九州の工場がいかに大切なものかは理解していましたが、一方で北九州の工場はあまり一般ウケしないという固定概念がありました。しかし今回、一方で煌びやかで壮大な側面もあるということを思い起こしました。そしてその側面であれば技術とかかわりのない人でも、いろいろなことを伝えることができるかもしれないと期待しています。


ー見てくれる人に何を一番伝えたいか?

とりあえずこの工場の壮大さを感じてくれればうれしいです。そして北九州が技術者に支えられている町であること、技術者無くしては今の北九州はなかったということが伝わってくれればうれしいです。

■井上裕崇さん/小倉縞縞

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ーなぜこの場所を取材しようと思ったのか?

古くから伝わる北九州の伝統的な織物の1つで地域に馴染んでると思ったからです。また小倉織のデザインはあらゆる場所などにも使用されていて、1つの縞がバランスよく綺麗になおかつ繊細に描かれており、美しいと感じました。今回世界体操、新体操のポスターを制作するにあたり、日本国外の方はもちろんですが、若い世代にも小倉織を北九州の美の1つとして伝えたくて取材させていただきました。


ーこの場所における美の本質は?

私が考える小倉織の美とは1つ1つの縞の個性だと思います。無数の色の違う縞があるからこそ1つの縞が引き立ち、1つ1つの縞が綺麗に配列されることによって1つのデザインが完成するという繊細なところに美を感じました。小倉織のデザインにも1つ1つ名前がついており、そのタイトルを縞と配色で表現する技術の高さにも美を感じさせられました。


ーポスター作成を通じて北九州に対するイメージ・思いの変化

私は進学を機に北九州に来ました。最初は全く北九州の魅力に気づけておらず、マイナスなイメージを持っていました。しかしポスターの制作にあたり北九州の美について考えたり取材をする中で様々な思いや環境配慮への取り組み活動などを知り今までは気づいていなかった様々な美を発見することができました。北九州は歴史的な建物や色々な伝統を守りつつ未来へつながる取り組みも多く面白い都市どと思いました。北九州は修羅の国とか言われたりするが、知れば知るほどいい街だというギャップも良いのかなと思いました。


ー見てくれる人に何を一番伝えたいか?

1番は古くから受け継がれてきた小倉織というものがあるということを知ってもらいたいです。デパートなどの袋にデザインが施されていますがそれが小倉織をモチーフにしたデザインだと知らない方もいると思います。特に若い世代に小倉織について少しでも興味を持って欲しいです。また小倉縞縞さんの小倉織は再生ポリエステルを使用したものもあり、SDGsに対しても取り組まれております。このように伝統と革新を組み合わせ未来につながる取り組みもされているということも伝えたいです。


小田﨑の想い。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?😌

私も運営サイドとしてこの応援プロジェクトに携わっているのですが、学生のやる気、想いといったら感化させられるものばかりです。

プロジェクトが始まって約2ヶ月になりますが学生たちはものすごいスピードで成長しています。

学生の想いをしっかりと知った今、私自身もこのプロジェクトを成功させたい!と思う気持ちがより強くなりました。

残りの2ヶ月、学生共に全力で突っ走って行きたいと思います!

どうぞみなさん最後まで応援してください。

そして学生の熱い気持ち伝わったよ!という方はぜひともこちらのnote記事の拡散よろしくお願いいたします。学生のがんばりをもっと多くの方に届けるお手伝いをしてください。

それでは、最後までありがとうございました。

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