雑な返事

上の子が今年の秋に4歳になる。ほんとに時が過ぎるのは早い。

お姉ちゃんになったとはいえ、ママ!ママ!で手がかかることも少なくはない。赤ちゃんのお世話もあるし、ついつい、目も合わさずに返事してしまうこともある。

彼女が生まれてすぐの頃、何人かの友人がそれぞれの子供を連れて会いに来てくれたことを思い出す。子供たちは、1〜3歳くらいだったかな。

大人同士でお喋りしたいけど、子供たちもそれぞれママにも構ってほしいという場面があって、「ママ!見てー!」「ママこれあけてー!」とか、逐一ママである友人の元に寄ってくる。

その時、子供に対して「はいはい」と覇気のない声で対応する友人のことがとても印象的だった。

当時の私は初めての赤ちゃんが生まれたばかりで、"我が子可愛い!"が最高潮のとき。我が子に対して「はいはい」なんて、あしらうような返事をする時が来るなんて想像もできなかった。

(こんなに可愛い自分の子供に、雑な返事で返すなんて…)と思っていた。

(いやこれはもしかして、子育て慣れてますよアピール?!)なんて謎のマウント被害妄想まで。

けど。

今ならわかる。毎日が闘いで、あっという間に過ぎていく一日の中で、やらなきゃいけないこともたくさんあって、もちろん子供の相手もして。。(ましてやその友人の子供は双子だった)

毎回毎回そんな丁寧には対応してられない!!!皇族じゃないんだから!!!

自然に出ちゃうよ「はいはい」ぐらい。

あの頃のピュアすぎてひねくれた心配をしていた私は産後ハイが作り出した幻だったのかな。なんて最近思ったりするのである。

(あのときの友人ごめんなさい)

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