日本史と世界史と自己正当化と私
高校3年生の夏、僕は進路について悩んでいた。別に勉強が出来るわけではなかったけど、かといって勉強以外の何かが出来るわけでもない。小学生の頃のテストでは100点ばかり取っていたから自然と自分は頭が良いものだと思っていたけど、中学、高校と進むにつれて、本当に頭が良い人たちと自分の差はみるみる開いていった。高校も市内では2番手の学校に入り、行きたいと思っていた九州大学の模試判定はいつだってCだった。
中途半端に勉強が出来たから、僕の中には大学への進学という道以外無かった。実家もあ