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死なないために

今月のクレジットカードの支払額が38万円を超えていた。これは、住民税の支払いをクレジットカード経由で行なったためだ。今月はまとまった支払いを受けられるので致命傷にはなっていないけど、この先もずっと大丈夫かどうかは分からない。何とかなるだろう、と楽観的に考えているけど、たまに不安で眠れなくなることがある。しかし、そういうときもYouTubeを1時間くらい見ていれば心が落ち着くので、やはり心のどこかで社会のことを舐めきっている可能性がある。

去年の夏に仕事を辞めた。退職日は9月9日だったので、やがて1年になる。仕事を辞めた、というのは正社員として働くのをやめたという意味で、生活のためにもちろん今も労働はしている。でも、半年くらいは本当に何もしていなかった。朝に3時間釣りをして、昼は本を読んでゲームをして、夕方にはまた3時間ほど釣りをする、という生活を送っていた時期もあった。おかげで貯金はごりごり減った。しかし、1年くらいは死なないという確信があった。なぜなら、1年は死なないと確信できるだけの貯金があったから。でも、1年経った後はどうなるか分からなかった。だから、5月を過ぎたあたりからまたせっせと労働に精を出している。この感じでいけば、もうあと1年くらいは何とかなりそうだ。

住民税の催促を目的とした市からの文書を見ると、どうやら去年の所得は700万円くらいあったらしい。およそ半年分の給料と、宝くじみたいな感覚で得たアフィリエイトの収益。今年の所得は、今の調子だとそれの半分以下になるかもしれない。まあ、前半は遊び倒していたのだから仕方がない。仕方がないけれど、お金はたくさんあればあるほど嬉しいので、去年より所得が減るのは悲しい。来年はもっとお金をもらえるように頑張った方が良いのかもしれない。

「死なないために」というタイトルでこの文章を書き始めた。死なないために何をすれば良いのか、正直なところよく分かっていない。どうやら労働はした方が良いようだ。労働をするとお金がもらえる。そして、僕は別にあらゆる労働を憎んでいるわけではない。楽しい労働もあるので、それらを組み合わせて収入を作っていけば良い。しかし、楽しい労働であっても、やりすぎると飽きたり疲れたりするので、そういった感情と折り合いをつけていかなければならない。

30歳を目前にして、本当はキャリアアップとか今後の人生設計のこととかについて考えた方が良いのだろう。しかし、あと数年くらいは、とりあえず死なない程度に無理なく暮らすためにはどうしたら良いのか、考えたり実験したりすることに時間を費やしたい。収入は増やしたいけど、もしかするとそれは僕の浪費癖を治せば解決する話なのかもしれない。

死なないように。死ななければとりあえず大丈夫だ。そんな感じで、明日からも頑張っていきたい。

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