20220824

凄まじい1週間だった。激闘めまぐるしウィークと名付けて次世代に伝えていきたい。それは嘘。気付けば8月も終わる。喉に引っかかった魚の小骨のようにずっと気掛かりだった昇格試験の結果が返ってきた。通過したらしい。駄目だった時の為に毎日転職サイトを見ていたので心底驚いた。昨日の夕方連絡が来て何度か開いたり閉じたりを繰り返し、日本語の意味を確認し心臓が高鳴った。

ひとまずチームのリーダーに連絡をするが出なかったので、チーム内のチャットに投げると怒涛の祝福がきた。ふわふわとした気持ちで面接練習してもらった人たちにもお礼の連絡を入れると自分のことのように喜んでくれた。その後すぐに今回評価して頂いた幹部達にも連絡を入れて一息つく。基本的に良い人ばかりでこれから頑張って恩返し出来るようになろうと前向きな気持ちでいたが、入社してからまるでそりが合わない上司は、こんな日でもチクチクとした言葉を投げてきた。

なぜそんな言い方なのか、なぜ希望の答えが返ってこないと否定するのか、考えても仕方がない。苦笑いで電話を切った。必要な異動も転勤も業務も受け入れるつもりでいる。それをツケが回ってきた、楽をしていただのと言われて辟易した。前までは恐怖感だったものは気付けば呆れに変わった。別に夫婦ではないし、そんな想像もまるでしたくないが、熟年夫婦の離婚はこんな感情なのかもしれない。頑固親父に呆れて子供が巣立つと自由になりたくなる母親の気持ち。脳が受け入れを拒否したので苦手な存在はいないものとする。

給料が増える分、責任も増える。業務も増える。それなりで良いなどと言っていられない。そんなプレッシャーと慣れない人前に立つ業務もあり胃液が込み上げた水曜日。あまり昨日眠れなかったこともあり、クマが頬に侵食する勢いで濃くなっていた。退勤後帰宅してから遊びにきたパートナーに驚かれた。食事もあまり取れておらず、生理も重なってドブのような顔色でシャワーを浴びて横になるとだいぶマシになった。ひたすらにこれまで起こった出来事、感情を吐瀉物のように吐き出す。話した後、話し過ぎた、ごめんと付け足すとどんな話でも嬉しいと言う。優しさにほろりとくる。仕事続きでスキンシップが足りていなかったのでコアラのようにくっついて過ごした。別の人間の体温は和らぐ。オンオフの切り替え大事。

ひとまず今週が終わればひと段落ついて休めるのでそこでまた思考を整理しよう。脳を通さず親指だけで書いたようなこの日記も2月からやっていて振り返ると少し感慨深い。昇格試験に関しては一次は6月頃から対策しており、2ヶ月前の自分を健気に感じる。実績の面では伴っていない部分も自覚していて人望だと言ってもらえたことが1番に嬉しかった。心を壊さないように気をつけながら生き延びよう。ひとまず、頑張った自分を認める。

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