【ニブセキの息子】うん◯の話
※汚い話なので、お食事中の方はご遠慮ください
二分脊椎症の息子2歳の導尿が始まり2週間ほど。ようやくリズムがつかめてきたかなというところで、もうひとつやることが増えた。
それは浣腸である。
手術後から、ずっとコロコロしていた
息子2歳の導尿をするようになってから、というか、手術をしてから、出てくるうんこがコロコロしていた。しかも、回数がめちゃくちゃ多くなった。具体的には、1日5回の導尿をする際におむつを確認するのだが、ほぼいつも出ていた。私は濡れた小石と呼んでいた。
大きさは大人の親指の先くらい。それが二、三個ある。
んで、コロコロしているのに粘り気がある。お尻にこびりついて取れない時もある。
それまでは一日に一回出るのが平均的で、二、三日出ない時もあったのに。
一方、妻はあまり心配していなかった。いわく、前回の手術の退院時もたくさん出ていて、おそらく薬の副作用ではないかと言っていた。でもそのときはコロコロじゃなくて下痢だった。なんか違う気がするんだけどな…
泌尿器科の外来で聞いてみた
どうしたのかという疑問を抱きつつ、退院後最初の息子の泌尿器科外来へ。導尿がうまくいっているかという確認での外来だったが、どうですかと聞かれ、導尿の話を一通りした後に、うんこの話をしてみた。
するとやはり、濡れた小石は二分脊椎症特有の症状であった。二分脊椎症の場合、自分でいきんだり、我慢したりという力が不十分なので、うんちが体の中に溜まり続け、はみ出たものが濡れた小石として出てくるのだという。なので、あふれるがごとく、何度も出るのだ。
これが健康に悪いということは先生いわく、ないそうだが、ふとしたときに出て、周りににおいの面で迷惑をかけるのは、本人としても家族としても避けたい。生活の質という点でどうなのかという考え方だ。
これを避ける一つの方法が浣腸だ。お尻の穴から浣腸液を入れて、うんこが出てくるのを待つのだ。今ならオムツで受け止めればいいし、大きくなればトイレでやればいい。
浣腸も、リズムづくりが大事
浣腸は、一日から二日に一回。負担に感じるようならば無理に今しなくてもいいが、やっておいた方がいいというのが先生の考え方だ。浣腸で出すというリズムを作っておけば、おかしなタイミングで出ることはある程度防げるらしい。
導尿と同じく、せっかくやるならば、小さいうちから習慣を作っておくことが大事だという。面倒がってやらないでいると、多感な時期を迎えたときに困る。部活で、体で踏ん張る場面でつい出てしまうといって、相談に来た中高生もいたと、先生は話してくれた。
ならば、やっておいた方がいいよねということで私たちの意見は一致。いちじく浣腸を処方してもらい、この日から毎晩の浣腸が始まった。