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捻くれ者は生きにくいが、創作はしやすい

新宿、歌舞伎町にあるSODLANDに行ってきた。

エロい女の子と飲めるコンセプト居酒屋みたいなもので、オプションを付ければお触りは出来ないが
女の子がドリンクをやらしく混ぜてくれたりとか
男が喜べるイベントはたくさんある。
「少し緊張するなぁ…キレイな人を見るとまだちょっと緊張するんだよなぁ…もう31歳なのに。」

そんな気持ちでSODLANDで僕は混浴露天風呂がコンセプトの階でカウンター越しに現役の風俗嬢の方とお酒を飲んだ。
女の子は谷間がバッチリ見えるバスタオル1枚で
本当に混浴してるみたいな気分でお酒が飲める。

初めは僕一人だったがあとから、男の人2人組がやってきて3人で飲んでいたのだが、この2人の一方のオニィさんが凄いノリが軽い人で、ちょっと勢いに気圧された。

そのオニイさんは僕が頼む事を迷っていた「ミッションボックス」を躊躇せず頼んだ。
このミッションボックスは、引いて書かれているやらしいミッションを女の子が絶対遂行するというもの。お値段は一回500円。

ノリの良い男の人が引いたのは、コップをやらしく舐める。それも男性器型の

ミッションボックスの中ではかなり当りのミッションを引いた彼は結構喜んでいた。

でも僕は言いたい。
「目の前にいる風俗嬢のオネェさん、ちょい
なんだろ、あの〜言葉にしづらいけど、お顔と体系が受付で見たパネルと違う。悪い意味で。」

「パネルの彼女はとても可愛くてスレンダー。
でも目の前のオネェさん、あのパネルより20倍疲れてる。あとソープで働いてるからお肌の荒れが凄い。」

そんな事言いたいけど、言ったら全てが終わってしまうので、僕は言葉をグッと心に仕舞いオネェさんの男性器ペロペロを見ていた。

そのペロペロも僕はそこまで興奮しない。
多分ミッションボックス引いたオニィさんもそのお友達も心から喜んではいない。

でも、でもそのノリの良いオニィさんは
「うわー!エロっ!」とか
「そんな所舐められたら男は堪んないよ!」など
本当は思っていないことだろうけど、本当は
「後ろのカウンターにいる女の子のほうが断然可愛いな…」とか思ってるだろうけど
そんな事全くオネェさんやツレの友達や僕にも見せずちゃんとその場を盛り上げ、オネェさんの事も立てて、誰も損しない空間を作り上げていた。

僕は、それを見て
「なんて自分は捻くれているんだ!」と悲しさと怒りが湧いた。
多分オニィさんはどんな所に行っても必要とされて、友達も多いだろう。

「アイツがいると場が明るくなるよな〜」とか
「え?アイツ居ないなら俺今回の飲み会パスだわ」とかその持ち前の明るさは皆を楽しませ、笑顔にしているだろう。

それに比べて俺は
「いやパネルと違うじゃん!」とか
「ソープで働いてるから肌荒れ凄いんだろうな〜
大変だな〜」など酷いことばかり考えて、その場を全く明るくしてない!

なんだこの差は!
悔しい!
俺はとても悔しい!

俺も皆から必要とされたい!
「えっ!お前いるのかよ!絶対今日の飲み会楽しいじゃん!!」とか言われたい!!

ため息が出るわ。

でも
でもと思う。

こうやって文章で自分の思ったこと書けたり、ラジオで日々感じたことを話せるのは自分が
“捻くれ者”だからだ。

捻くれ者は何かを見た時、ストレートに見ない。
なんか斜に構えて物事を見る。

人からは「いや、もっと素直になれよ!」とか言われる。
でも、もうこの年になると捻くれはどうしたって拭えない。

だからと言ってはなんだが、その捻くれを糧に色んな表現をしていけたらなと思う。

そんな事を僕は新宿のSODLANDで学びました。
ありがとう、SODLAND
ありがとう、オニィさん

多分SODLANDをまっすぐ楽しんでないけど、俺はこれでいいや

おれ、ラジオやってる。


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