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自意識過剰なアラサーが、2つ  ストリップで挑戦したこと

ことあるごとに、「他人にどう思われてんだろう…」
と考えてしまう僕が、人生何回目のかのストリップに行ってきた。

ストリップの良さは行くたびに実感するし、
ショーを見て「ハァ〜…エロ神秘的だぜ…」と思っているのだが、毎回2つ心に引っかかる事があった。

それは

ストリップの女性に“おひねり”を渡したい!
※おひねり=チップ 

できるだけ前のステージでショーを見たい!

この2つ

この2つが僕を毎回悶々とさせる。

「えっ?こんなことすぐ出来るじゃん?」
とそこのあなたは思うだろう。

うん、そうなんだ。
分かってるんだ。
そんな難しいことじゃない。
そんな事は分かってる。
けどさ、タイトルでも話してるじゃん。
自意識過剰なんです、僕

「ストリップのオネェさんにおひねり渡してる時
スケベな顔してたら、引かれるかな…。てか、おひねり渡してる姿を他のお客さんにも見られて、そのお客さんにも俺のスケベ顔が見られちゃうかも…」
とか
「最前列でショーを観てて、オネェさんと目があった時どんな顔していいか分かんない。無表情もおかしいし、笑顔も気持ち悪いかな…どうしよう…」
とかを考えてしまう。

「いや、誰もお前の顔なんて見てないよ!」と
言われるかもしれない。

分かってる!
そんな事分かってる!!
でも僕はモテない青春を過ごし、それをまだ引きずっている31才だから、どうしても女性を前にすると自意識が過剰になる傾向があるの!

もうこれは心の癖!
心の癖がどうしても自分のしたい事の邪魔をして
毎回この2つが出来なかった。

でも
このままじゃ
このままじゃストリップを100%楽しめない
自分のしたいことを抑えて見るストリップほど
楽しくない事はない

今回僕は渋谷道頓堀劇場に行きました。

ここで
この場所で出来なかった2つをしたい!

僕は震える心を落ち着かせ、観客席に向かいました。
行ったのが20時の最終公演。
ステージ全席をパッと見たら

「全席埋まってる…」

一足遅かった…
くそ…もう少し早く行けてたら…
しょうがない。じゃあ出来るだけ前の方にと
席を見渡すと前から2列目の席が空いている。

「よし!あそこだ。今まではビビって後ろの列にしか座ってなかったけど、今日生まれ変わるぞ!」

そんなドキドキした気持ちで席に座り、ショーを観ていました。

出来るだけ前の席に座った感想としては
「なぜ今まで僕は自意識に邪魔にされて前の席に座らなかったんだ!!めちゃくちゃ前の席良いじゃないか!」

後ろの席では感じれなかった、オネェさんたちの息遣い、手足のしなやかさ、そしてたまに香る香水か
髪の毛の良い匂い。

躍動感…
前の席にあったのは圧倒的な 

躍動感!!


今までの後悔と、これからストリップ行った時の希望を心に混在させた僕

もうこれだけでも満足した僕でしたが、まだもう1つやらなければならない事がある。

おひねりを渡す!

前の席に座るのは僕1人の事だが、おひねりは違う。
やはり、人間お金がないと生きていけない。
自分のギャラ以外の収入あった方が良いに決まってる。

そして何より僕が、オネェさん達の“覚悟”にお金を出したい。
人前で全てをさらけ出す“覚悟”
これに僕はお金を出したい。

とは言っても全員におひねりを出せるほど僕はまだ
経済的に安定していない。

せめて1人にはお渡ししたい!

そんな気持ちでショーを見ていて、僕の中で1番心が動いたオネェさんにおひねりを渡しました。
勇気を出しておひねりを渡しました。

おネェさんはニッコリ笑って「ありがとう!」と言い、おネェさんの“大事な所”を広げて僕に見せてくれました。

…スゴイ
…凄くカッコいい

自分にあんなスゴイ事が出来るのか?
「ありがとう!」ニッコリ
だけでも良いのに、こっちに“大事な所”をぱっくり
広げて笑顔で「ありがとう」

こんな最上級のありがとうがあるだろうか。

今回僕は自分の殻を破り、気になっていた事に挑戦しました。

結果思ったことは、「早くやっておけば良かった」と
にっこりと笑う女性と女性の“大事な所”をダブルで前にした時、人は拝みたくなると言う事が分かりました。
神々しくて人は拝みたくなるんだという大発見。

やっぱりストリップは面白いし、オネェさんと自分の人生が滲み出して混ざり合う素敵なエンターテインメントだと思います。


#ストリップ #芸人 #コラム

おれ、ラジオやってる。


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