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オンライン学習教材の算数と英語

子どもの学習教材にはいろいろなものがあります。パソコンやiPad,スマートフォン,さらにApple TVのアプリにも学習教材があります。

昨年子どもたちがアメリカの小学校に通っていた時に取り組んでいたオンラインの学習教材がありました。今回はその話です。

ちなみに,日本の特徴はどんどんマンガにしてしまうことですよね。


目次

・プロディジー
・プレイ画面
・ロールプレイングゲーム
・親と教師
・課金可能
・英語の壁
・迂回経路

プロディジー

子どもがテキサスの小学校でアカウントをもらっていたひとつのサービスが,Prodigy Math Gameという学習教材です。

英単語のprodigyは,「神童」「天才」「驚異」「奇跡」といった意味の単語です。日本で学習教材に「神童」なんてつけたらちょっと引いてしまいそうですが,こういうところもアメリカらしいのでしょうか。

プレイ画面

たぶん,小学生全員にアカウントが配布されていたのではないでしょうか。ちょっと他の学校の生徒のことは分かりませんが……。

プレイしている様子はなかなかイメージしにくいと思いますが,Youtubeに動画がありました。

こちらです。

ロールプレイングゲーム

プレイの仕方は,だいたいロールプレイングゲームです。

自分でキャラクターを作ってマップのなかを探検します。他の子どもたちもマップのなかにいるのですが,アバターは偽名でやっていて,それが誰なのかはなかなかわからないようになっています。知り合いにキャラクタ名を教えてもらえばわかりますが。

探検していると,モンスターや他のキャラクターに遭遇します。そして,そこでバトルをすることができます。

バトルとは,算数の問題を解くことです。

算数の問題は難易度が上下するようになっていまして,正答すればより難しい問題が,誤答が続けばより簡単な問題へと移行していきます。

バトルで相手を倒すと,コインがもらえます。そのコインでアイテムを揃えたり,家を拡張したり(自宅があるのです),家具を揃えたりすることができます。

また,ペットを手に入れることもできます。するとペットとパーティを組んで,一緒に戦うこともできるようになります。

親と教師

このシステムには,親のIDと教師のIDも設定することができます。

そして,自分の子どもやクラスの生徒たちのアクセス日時,進捗状況がわかるようになっています。

完全に子ども任せにするわけではないという事ですね。

課金可能

このゲーム,課金して一気に装備を揃えることもできるのですよね……。うちの子はしていませんでしたが,クラスメイトの装備の揃え方を見ると「これは課金しているな……」と思うことがありました。

アメリカにいた時にあまりにレベルが上がって装備が揃っていたので,日本に帰国する際に「アカウントを可能な限り残してやってください」とお願いしました。おかげで,今でもたまにアクセスしてプレイすることができています。いつまでかは分かりませんが。

英語の壁

このゲームをプレイしている様子を見ていてまず思うのは,英語の壁です。

「クラスメイトが校庭で葉っぱの長さを調べました。グラフのなかでいちばん長さが短い葉っぱを3倍するとどの数字になりますか」とか,問題文をぱっと見て答えるのは正直言って難しいなと思います。日本語ならなんとかなりますが……。

子どもに「教えて」と言われるのですが,そもそも私自身,算数で使う基本的な英単語や表現を知らないのですよね。台形とか平行四辺形とか12角形とか……英単語を覚えていません。その辺りは学校の経験がある子どもたちの方がよく知っています。


迂回経路

それからもうひとつ面白いと思うことは,次のようなことです。これが結構,いろいろなことのヒントになるような気がしました。

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