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素直な食事と心理的な側面との関連

割引あり

毎日,どのような食事をしていますか?

また,食事をするときにはあれこれ気にして食事をするでしょうか,それともあまり気にせず何となく食事をするでしょうか。そんな食のパターンのお話です。


直観的食事

生理的な空腹や満腹の合図に強く結び付けて,それらの合図に反応して食事をとることを,直観的食事と言うそうです。

直観的に食事をとる人は,食べ物やダイエットについて何度も考えたり,食べ物を「良い」「悪い」のカテゴリに分類しがちになったり,空腹の合図を無視しないですぐに食事をとる傾向があったりするようです。一方で,身体が最適に機能するように楽しみながら食べ物を選び,空腹のシグナルに従って食べるタイミングや量を決め,心地よく満腹になったら満腹のシグナルに素直に従って食べるのを控える傾向もあります。

健康

直観的摂食尺度という尺度が登場したのは2000年代の初頭だったそうです。そこから,数多くのメンタルヘルスやウェルビーイングとの関連が検討されてきました。

最近の研究では,直観的に食べることは,長期にわたる精神疾患レベルや心理的苦痛の低さを予測することが示唆されているそうです。直観的摂食は,摂食障害傾向の低さ,身体イメージへの懸念の低さ,自尊感情や肯定的な身体イメージの高さ,社会的サポートの多さ,生活の質の高さにまで関連するとのことです。

メタ分析

今回紹介する研究は,直観的摂食と心理要因との関連をメタ分析で検討しようと試みるものです。関連を検討するとともに,調査参加者の性別や年齢暖気,体核などによって関連が変わってくるかについても検討されています。

どのような結果が示されているのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(Intuitive eating and its psychological correlates: A meta-analysis)。

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