はてしない物語
アマゾン・プライムに映画『ネバーエンディング・ストーリー』があるのを見つけて,長男と一緒に視聴しました。いや,これを観たのは何十年ぶりでしょうか。
映画は1984年に西ドイツとアメリカの共同で製作されています。町や学校の様子は北米っぽいな,と映画を観ながら思ったのですが,カナダのバンクーバーで撮影されているそうです。
はてしない物語
映画を観る前,私自身が中学1年の夏休みに,映画の原作であるミヒャエル・エンデ著『はてしない物語』を読んだのでした。
amazonで見つけました。そうそう,この装丁です。当時読んだ本は,まだ自宅の本棚に置いてあるのです。1982年発行なのですでに40年以上前(!!!)です。
現実世界と本の中のファンタージェン世界とで文字の色を変えてあるという,凝った印刷が使われています。内容も本当に面白いので,大人でも楽しめるはずです。
「読んでおけば」本
「その年齢のときに読んでおけばよかった」と思える本というのは,いくつかあると思います。『はてしない物語』もそうですし,『ナルニア国ものがたり』もそうです。
『ナルニア国ものがたり』は大人になってから読んだのですが,「もっと若い頃に読んでおくべきだった」と思ったシリーズです。わが家にはセットが本棚に収まっていますが子どもたちが読んでいるかどうかはわかりません。
家の本棚
家の中に多くの本があることは,子どもを本好きにさせる大きな要因であることがわかっています。
家の中に500冊の本があると,子どもの教育にもよい効果が出てくるという研究もあるようですよ。私の家には500冊くらいはあると思うのですが,はたして効果は出ているのでしょうか……?
でも,いくら本がたくさんあっても,子どもが読むとは限りません。家のなかにある本は「釣り針」みたいなものだと思います。いつ食いつくかはわからない「仕掛け」のようなものです。食いついてくれればラッキーですが,見向きもされないかもしれません。
小説と映画
さて,小説『はてしない物語』は,とてもよい内容です。物語の世界に没頭できますし,心も大きく動かされます。
その一方で映画の方は……私は当時,小説を読んで「面白い!」と感じてから映画を観たのです。コンピュータグラフィックがない時代のファンタジー世界の映像化については間違いなくよかったです。そこはよかったものの,「それにしてもストーリー変えすぎだろう」と憤ったこと,先日アマゾンプライムで観ながら当時の気持ちを再体験したのでした。
ちなみにストーリーを改変したことで,ミヒャエル・エンデと訴訟沙汰になったとか。
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