ChatGPTにt検定と相関分析をさせる
何でもできてしまう人工知能ChatGPTです。今回は,統計処理をさせてみましょう。さて,ちゃんと答えてくれるかな?
t検定
2つの変数,AとBのデータを与えて,ChatGPTにt検定をしてもらいましょう。唱える呪文は,以下のとおりです。
さて,どんな出力を返してくれるでしょうか……計算を始めました。
なぜか最後,結論の途中で止まってしまいましたが,日本語で指示を出すとt検定をやってくれました。しかもウェルチの方法で,自由度を調整してくれましたよ。数式も出力してくれますから,勉強にもなりますね。
相関係数
同じように,相関係数を出力させましょう。呪文は次のとおりです。
さて,計算してくれるでしょうか。
おっと,Pythonが起動して,そこで計算をしてくれるようです。
計算してくれるだけでなく,「統計的に有意かどうか」も判断してくれます。自動的に統計処理をしてくれる時代はもうすぐそこに来ているという印象です。間違えるときもあるかもしれませんけどね。
レポートどうする?
さて,結構な大問題が生じてくると思うのですよね。だって,統計の授業なんかで課題を出したとしても,そのままChatGPTに日本語で入力すれば答えてくれるのですから……
4月から,大学教員は課題の出し方やレポートの出し方を考えるべきですよね。これまでと同じことをしていると,AIで武装した学生たちが軽々と課題をこなしてしまいます。
さて,どうしましょうかね。
ここから先は
0字
【最初の月は無料です】心理学を中心とする有料noteを全て読むことができます。過去の有料記事も順次読めるようにしていく予定です。
日々是好日・心理学ノート
¥450 / 月
初月無料
【最初の月は無料です】毎日更新予定の有料記事を全て読むことができます。このマガジン購入者を対象に順次,過去の有料記事を読むことができるよう…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?