メーカーさんに聞いてみた!Vol:1#020(味の和光様:博多あご入りふりだし)
商品の良さは作ったメーカーさんが一番よく知っている!
私の仕事は良い商品を集め整理し、お客様になぜ良いのかを情報発信して高い満足度の買い物体験を提供することだと考えています。
しかし、消費者目線での情報発信には商品に託された想いや情熱、歴史までは深掘りすることはできません。
そこで、メーカー様に直接インタビューして想いや情熱などを伺いお客様へ発信しようというのがこの企画です。
さて第1弾は「どんな料理にでも合う最強の出汁」である味の和光様から発売されている「博多あご入りふりだし」を深掘りしたいと思います!
インタビューにご協力頂きました味の和光:豊福様、お忙しい中お時間を頂き誠にありがとうございました!
①あごだしって何?
元々は九州の食卓に並ぶ代表的な出汁の一つです。
近年では、鰹出汁、昆布出汁、に続いて第三の出汁として注目の出汁です。
ちなみに商品名にある「ふりだし」とは出汁パックをお鍋から取り出す時に振って最後の美味しい出汁を取り出すことから「ふりだし」というそうです。
さて、次から本番のインタビューです!
②メーカーさんに聞いてみた!
佐伯:この度はお忙しい中、お時間を頂き誠にありがとうございます。
早速ですが質問に入りたいと思います。
本製品が初めて販売されたのはいつですか?
豊福:2006年3月より販売致しております。
佐伯:どういった経緯で開発されたのですか?
豊福:創業者の食への強い拘りから和食の基本は『だし』にありと、安全安心美味しいを基に開発いたしました。
佐伯:開発期間についてお聞かせ下さい。
豊福:だしメーカーとして培ってきた二十数年間と当製品完成までに約半年を要しました。
佐伯:開発に当たりどんな苦労がありましたか?
豊福:『あご』を使用するに当たり6種類のだし素材をの配合比率が一番の難点でした。これは『あご』だけではただのご当地商品になってしまい、加えて臭みが少ないとはいえ『あご』特有の魚臭さがあり、皆様に美味しいと感じて貰えないからです。
佐伯:苦労されたという配合比率について詳しくお聞かせ下さい。
豊福:目標として全国で通用する味(関西・関東でも受け入れられる味)を目指しました。そのためにも、鰹節をベースとして、鯖節・煮干うるめ鰯・焼きあご・利尻昆布・香信椎茸を独自の『黄金比率』でブレンドしました。
佐伯:最もこだわっている点を1つお聞かせ下さい。
豊福:だしメーカーとしての拘りも大切にしつつ、使いやすい価格でのご提供を心掛けています。
佐伯:他の類似品とどのように差別化しているのですか?
豊福:一般的なあごだしは贈答用品として全国に流通しており、価格も30包2,000円前後で販売されています。当社はご家庭で普段使い用として楽しんで頂くため50包で2,052円(税込)で販売しています。
佐伯:製法は今後も守り続けますか?それとも時代に合わせて改良しますか?
豊福:製法は守り続けますが、原材料・資材・運賃の高騰などによりパッケージや容量などの変更の可能性はあります。またニーズに合わせた新商品も開発していきます。
佐伯:お客様に一番知って貰いたいポイントをお聞かせ下さい。
豊福:やはり1度使って頂いた際の味の旨さです。
佐伯:豊福様イチオシの食べ方をお聞かせ下さい。
豊福:個人的には炊き込みご飯が大好きです。お米1合に対し1包を破ってお釜に入れて下さい。だしパックの中に粉末醤油も含まれているので味付けは不要です。あとはお好みの具材と一緒に炊けば完成です。とっても手軽で美味しいです。
佐伯:今後、本商品をどのような商品に育てていきたいですか?
豊福:より多くの方に知って頂き、家庭になくてはならない物として愛され続ける商品にしたいです。
佐伯:質問は以上となります。本日はお忙しい中、ご対応頂き誠にありがとうございました。お聞かせ頂いたお話はお客様の心に届くよう丁寧に記事を作成したいと思います。
豊福:こちらこそ、ありがとうございました。何卒、よろしくお願いします。
③まとめ
私の拙い質問にも快くお答え頂いた味の和光:豊福様に深い感謝を申し上げます。
「ただのご当地商品にしたくない!」「全国に通用する味にしたい!」
そう言った熱い想いが伝わりました。
味の和光様の「全国に通用する味にしたい!」という熱い思いが結果として、あごだしを第3の出汁として認知されるまでの地位を確立したに至ったのではないかと思います。
この記事をお読み頂いた皆様にも是非1度ご賞味頂きたいです。
必ずリピートしたくなります!
今回ご紹介させて頂きました味の和光様「博多あご入りふりだし」は当店自社ECでも販売予定です。
当店自社ECは11/20(月)オープン予定です。
是非、ご利用下さい!
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