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目的地になるレストランに行ってみました#59

皆様、おはようございます。
佐伯です。

富山県ではとうとう昨日から雪が降り始めました。
その前日は最高気温が19度と暑く、日を跨ぐと一気に0度近くまで下がりました。
体調管理には十分気をつけたいと思います。

さて、昨日地元のワイナリーに今週のクリスマスパーティーで飲むためのワインを購入しに行きました。

以前、ディナーとお宿を体験したことがあるのですが本当に素敵な空間です。
今回は私も日々学びを深めているので目的地になるレストランという観点で拝見しました。
すると大変多くの気づきがありましたので皆様と共有したいと思います。


①交通の便や駐車場の有無はそれ程重要では無い

田舎在住の私はやはり最初に考えるのは道は整備してあるのか、駐車場はあるのかです。
昨日、訪問したセイズファーム様は決して整った道を通って行ける場所ではありません。
細い山道をぐんぐんと登った先にあります。
また、雪も降り始めたことから足元もとても悪いです。
しかし、それらを乗り越えた先に素晴らしい景色が待っていました。

農園と富山湾が一望できます。

冬の日本海の力強くも深々とした何とも言えない風景が目の前にありました。
また、粉雪が彩りを添え、景色だけでも満足できます。

お店の近くには農園の動物たちの小屋があり、ヤギさんが鳴いていてとても可愛らしかったです。
こういった一つ一つの演出がとても丁寧で非日常感を味合わせてくれる点が行くだけでもとても楽しい気持ちになります。

ヤギさんはお食事中でした。

②何度も訪れたくなる工夫を見つけました

お店は、レストランと販売店、ゲストハウスの3棟があります。
今回はランチの予約をしていなかったのでワインだけ購入しました。
昨日はロゼワインだけ店頭に並んでおり、店員さんとお話しをしたところクリスマス後に白が並び始め、時間をおいて赤が並ぶそうです。

もちろん製造の工程上、店頭に並ぶのに時間差があるのかと思います。
しかし、人間は選ぶことが苦手です。
「本当は白が好きなので白を買いに来たけど、今日はロゼだけか。でもせっかくだしロゼを買ってみるか。」
私はこんな感じの思考でした。
まだパーティーまで時間があるので飲んでいませんが、きっと美味しいかと思います。

選択肢をあえて絞り、お客様に新しい選択をしてもらい、行くたびに新鮮な喜びを提供することが目的なのかと考えました。

気に入ったお店でたくさんの既知の商品が多くあり、その時の気分で購入する商品を変える。
そのためにお客様にあえて新しい挑戦を自発的に選んでもらうための状況を作っているのかと感じました。
そうやって、常連さんを作る戦略なのかと思います。

③目的地になる料理

随分前にディナーを頂いた時の写真です。とても美しく美味しかったです。

セイズファームさんがある富山県氷見市は海と山が多い地域です。
そのため、稲作より野菜や新鮮な魚、そして酪農が県内でも盛んな地域です。
そのため、料理の材料は氷見産の食材にこだわり、提供されるワインも自家製です。
そして冒頭の美しい景色を眺めながら美味しい料理とワインを頂く、そしてそのまま隣のお宿で宿泊する。
非日常の連続です。
実際に泊まると分かるのですが、早朝に鶏の鳴き声で目が覚めす。
物語では良くありますが、実際体験すると中々に面白かったです。

④これからのまちづくり

セイズファームさんは本当に良い例かと私は思います。
地元の資源を最大限に活用し、飲食、物販、宿泊の全てを統合しサービス業として成立することが大切だと学びました。
新しい建物を建てるのは確かにかっこいいですが、すぐに飽きます。
やはりお客様に「おぉー」「なるほど」など感嘆や驚きを提供できてこそ地域におけるサービス業の在り方かと思いました。

それでは皆様、ご機嫌よう。

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