メインヴィジュアル制作現場!!
今回は前回記事のメインヴィジュアルvar.です。
↓↓前回記事↓↓
このメインヴィジュアルにはかなりこだわり、かなりの時間をかけて制作しました。毎度申し上げておりますが、この素晴らしいイラストを手掛けていただいたうなさか先生には心の奥底から感謝しております。
佐久良マサフミのことや「耳元の鈴を鳴らさない!」のことを知っていただいている方はご覧になっていると思いますが。
改めて。
最高すぎてトータル百時間くらいは眺めております。
まず最初に、制作前段階で佐久良が送ったイメージ画像をまたまたこちらに載せたいと思います。
これらが全体的なイメージとして共有されました。
次はポーズについてです。
↑こちらはまさに構想通りの立ち絵でした↑
↑メインヒロイン、鈴美のポーズ↑
↑欲しいものが調べても見つからなかったので、実演して自撮りしてます↑
次は紙吹雪のイメージ画像です。
最後は真ん中に走っている照射です。
これらが集約されています。
ちなみにですが、この画像は全体の半分くらいでした。
全部かき集めるのに、一週間くらいかかった気がします……。
・表情
二人の表情が対になるのは意識しました。
史郎は「挑戦することに躊躇っていて、しかしからだは動き出せず、そんな自分が悔しくてもどかしくて、しかし挑戦しないといけないことはわかっている」みたいな滅茶苦茶なオーダーをしております。
以前もお話ししましたが、イメージ画像を共有するのが手っ取り早いし(わかってはいましたが理想とする画像が見つけられなかったのでしょう)、イラストレーターの方の負担を減らすことができますし、何よりそれが一般的であり常識です。
わたしのように《感情の情報》だけでどうこうしようとするのはいけないことなので真似しないようにしましょう。
特に史郎は何度もリテイクをお願いしてしまい、うなさか先生にご迷惑をお掛けしたことを今でも悔やんでおります。しかし、このアクションがなければこの完璧なキーヴィジュアルは生まれていなかったのは間違いありません。※鈴美のほうは文句なしの一発OKでした。
・手
この手の動きも最初からイメージしてました。
いつまでも一歩踏み込めない自分に対して後悔の絶えない史郎の精一杯の抗いを表し、躍動的に彼を導こうとする鈴美です。
・背景
青春小説であることを、受け取り手に素早くイメージしていただけるように、意識的に清々しいものにしました。
・デコレーション
『ギミック』や『etc.』みたいな単語も思いつきましたが、これが一番かわいい言葉だと思ったので使ってみました。
《映画》というものも取り扱っているのでフィルムを走らせてみます。
紙吹雪と真ん中から鈴美に向かって降り注がれている照射は、本編を読んだ方にはわかるものにしようとしました。
とまあこんなところでしょうか。
文章を作りながらこの時を思い返していましたが、楽しい時間だったような気がします。
このイラストを生み出すのにあたり、このような素材があった。という今回の記事が、これから共同で一枚のイラストを制作しようとしている方にとって、ほんの少しでも有益な情報になったりすれば、とてもうれしいです。
この時2018/07です。
ここから「耳元の鈴を鳴らさない!」の情報を公開しはじめ、佐久良マサフミが生まれました。
そんなお話しも次回していきたいです。
よろしくお願いいたします。
佐久良マサフミ
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