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贅沢は味方

今日はちょっと病気の話とか生々しい話とかします。

こどものお耳の病院でした。
生まれつきの奇形で片耳ないんですけど、これが聴こえてるのかどうか調べてもらいにいきました。

眠った状態で脳波の波形を見るそうで、眠り薬を飲んでもらいますと。検査中に目が覚めるといけないので薬がよく効くようになるべく眠らせないできてくださいとのこと。生後三ヶ月のあかんぼだぞ。むりじゃね。
てかふだん寝かせよう寝かせようとあやしたりだっこしたりしてるもんだから寝かせないようにするスキルがないよね。

結果外耳がない方のお耳も意外と聴こえてたことが判明。
やっっっっっっっっったぜ!!!うれしい。
どんくらい?て聞いたら「おばあちゃんそろそろ補聴器つけた方がいいんじゃない?」て言われるお年寄りくらいは聴こえてるとのこと。わかるようなわからんような。
もう片方も問題なく聴こえてるから学習にも問題は出ないそう。ただ、内耳形成の手術したり補聴器つけたら確実に両耳聴こえるようになるよと。
片耳だからどっちも自費なんだけどね…
高額だし本人に合うかわかんないからどっちもやらないおうちも多いようだ。

内耳形成の手術すると、耳の穴開けなくても聴こえるようになるんだって。ふしぎだよね。

でね、昼間はうれしいし、こどもが望むなら内耳形成でも補聴器でもなんでもやらせてあげようって意気込んでたんだけど(そうじゃなくなったわけじゃないけど)、なんか帰ってきてから長らくなかった排卵の兆候があってさ、わたしに。
女性の機能を取り戻したかもしれない予感にふと「あれ?わたしたち二人めどうするんだろう?」って思っちゃったんだよね。
この子のお耳の治療に何百万使って、二人め産んで育てられるのかなって。

わたし今回の妊娠にあたってちょいと治療が必要だったんだよね。
これはもう10代の頃からわたしに疾患があるってわかってたからこどもがほしいってなったらすぐ病院行けて、それはよかったんだけど、帝王切開で出産したから次回の妊娠までに一年以上期間あけないといけないのね。
(傷の治りが十分じゃない時期に妊娠するとそこから裂けたり破裂したりするんだって。こわいね)
こどもはできれば二人以上ほしい。けど、わたしも夫も年齢を重ねて、もし次は体外まで治療を進めなきゃ授かれないとしたら?授かるかわからない二人めの治療に使うそのお金でこの子が両耳聴こえるようになるかもしれないって思いながら治療できる…?えっ無理かも…
フーンここが…二人め治療の沼…(早)

「一人っ子じゃかわいそう」だけじゃないんだね。「一人っ子でもいいじゃん」ともたたかわなきゃいけないんだ。えっ味方いないこわい。

て、思った。
でも片耳のまま生きてく我が子、両耳聴こえる人生、まだ見ぬ二人め、お姉ちゃんになったこの子…のことを考えると、このなかでいちばん会いたいのはお姉ちゃんになったこの子なんですよ~~~絶対かわいい
わがままですね。

まあ考えます。悩ましいなほんと。

・耳打ちに寝た振りをする野菊かな

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