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職場で接する外国人のお客様に「英語でこれが言いたかった!」という実践的な英語が学べるオンライン英会話。

 産経ヒューマンラーニング株式会社では2024年5月、主力サービスの「産経オンライン英会話Plus」の職業別英会話コースを拡充。9月末までに全21職種の職業別英会話テキストを順次追加リリースしていきます。コンテンツ開発を手がける六波羅仁聖さんに、特色と今後の展望についてお話を伺いました。

産経ヒューマンラーニング株式会社コンテンツ開発課 |六波羅 仁聖さん

――まずは入社経緯と、現在の仕事内容について教えてください。

 前職では子ども向け英会話教室を運営する会社で、教室長や教務の仕事をしていました。けれども、リアルの教室ではサービスを届けられる範囲がどうしても限定されてしまいます。住む地域に関係なく、幅広い年齢層の英語学習に携わりたいと考えて転職活動を進めていたところ、オンライン英会話を展開する産経ヒューマンラーニングと出会い、2021年10月に入社しました。
 現在は、コンテンツ開発課という部門でリーダーを務めています。教材の企画開発からリリースまでの一連の業務を、他のメンバーたちと協力しながら進めています。

――産経ヒューマンラーニングが提供する「産経オンライン英会話Plus」には、どんな特徴があるのでしょうか?

 産経ヒューマンラーニングは、ヒューマンホールディングスと産経デジタル、トランスコスモスの3社による共同事業で、2012年7月に設立され、10年以上の歴史があります。(※現在は、ヒューマンアカデミー、産経デジタル、トランスコスモスの3社)。お客様の年齢やレベル、学習目的に応じて1800種以上の教材を揃えており、ユーザーは英会話を学びたい個人のお客様と、学校、法人の3つに大別されます。
 ユニークな特徴の1つとしては、家族でレッスンを分け合えること。レッスンはコイン制で、どのプランでも家族(夫婦・親子・兄弟)最大6名までコインをシェアすることが可能です。家族それぞれが好きな時間にレッスンを受けたり、余ったコインを翌月に持ち越したり、1人が集中的にレッスンを受講したりと、自由にプランをカスタマイズできます。また、どのプランでもフィリピン人講師、日本人講師とネイティブ講師を自由に選ぶことができ、日本語で質問や相談をしたいときは日本人講師を、リスニングや発音練習に力を入れたいときはネイティブ講師を予約するなど、目的に応じて選べます。



――今回、新業種が追加リリースされた「1000人の声から作った職業別英会話」シリーズとは、どんな内容ですか?

 外国人観光客と接する機会が多く、英語で話す必要性のある職場で働く方たちに向けた、職業に特化したオンライン英会話レッスンです。実際に現場で働き、英語で接客経験のある方々1000人にアンケートを行い、現場のリアルな声を反映していて「英語でこれが言いたかった!」という実践的な英語表現が学べる内容になっています。
 職業別に細分化されているのが最大の特徴で、既存の「小売店」「レストラン」「鉄道」「タクシー」「郵便局」の5業種に加え、5月には「ホテル」「和食料理店」「コンビニ」「スーパー」「洋食レストラン」「カフェ・ファストフード」の6業種を追加リリースしました。6月13日には「医療現場」「美容院」で働く方向けの職業別英会話テキストを追加し、6月末にも新たに「ドラッグストア」「ITエンジニア」の追加を予定しています。今年9月末までに、トータルで21職種の職業別英会話を揃える予定です。
 レッスン内容については、無理なく学べる適度なボリューム感で、「これだけは覚えておきたい」ということをしっかり詰め込んだ内容になるよう工夫しました。1回25分のオンラインレッスンが12回、うち2回は復習で、各レッスンでは、業務で重要な“鉄板フレーズ”3つと、業務に関連する20個の英単語を学びます。

――毎日やらなくても、2~3日に1回のペースで受講すれば1ヶ月で修了する計算ですね。それなら、なんとかできそうです。

 鉄板フレーズも、あまり長くなく、最大でも5単語くらいで言えるようなフレーズにしました。初級から初中級レベルの学習者をメインターゲットに想定しており、高校まで英語を学んだことがある人であれば、無理なく学べる内容になっています。

職業別英会話の教材の一例


――どのような発想から、この職業別英会話を企画することになったのでしょう?

 きっかけは2つあります。まず、コロナ禍が明けて以降、訪日外国人観光客が大幅に増え、仕事で外国人と接する機会の多い人たちの間で英会話のニーズが高まっていることが挙げられます。第2に、職業別でここまで細分化された英会話教材やレッスンは、業界的に見てもほとんどなかったこと。同じ接客英語でも、お店の種類や職場によって使う単語やフレーズは違います。例えば、コンビニで言う「レンジで温めますか?」「レジ袋お付けしますか?」など、その職場ならではのフレーズや独特の言い回しを学べるような実践的なレッスンがあれば、ニーズは高いだろうと思ったのです。

――開発にあたり、苦労された点は?

 企画からリリースまでの期間が短かったので、なかなか大変でした。本格的に開発を始めたのが今年4月に入ってからで、第1弾のリリースが5月半ば。このスピード感で新しい商品を出すのは、私自身も当社としても初めての試みでした。各レッスンで学ぶフレーズと英単語の選定についても、その職業の現場に即した言い回しを吟味し、いかに各コースで差別化するか、頭を悩ませました。ChatGTPなど生成系AIの知恵も借りながら、時間を短縮しつつテキストを充実させていった感じです。


――オンライン英会話レッスンに加え、「職業別フレーズ添削」と「職業英語辞典」というサービスもありますね。これらについても、教えてください。

 「職業別フレーズ添削」は、受講されている方が「こういうことを英語で言いたい」というフレーズを自分なりに英語で書いて添削を申し込むと、添削専門のネイティブ講師が自然な英語に直してくれるというものです。自分の仕事や職場のシチュエーションに合った、ぴったりの英語フレーズを知ることができます。
 「みんなの声が詰まった職業英語辞典」は、「これを英語で言いたい」という声を受講者の皆さんから投稿いただき、ネイティブ講師が自然な英語に翻訳したフレーズをホームページの専用サイト上に公開するものです。リリース後、コンスタントに投稿をいただいており、みんなで作り、みんなの役に立つ英会話フレーズ辞典に育てていきたいと思っています。

――今後、この職業別英会話シリーズをどのように展開されていくか、目標も含めて教えてください。

 新業種の追加リリース以降、受講者数が増えており、お客様からは好評をいただいているようです。個人のお客様はもちろん、ホテル系企業など法人からも引き合いが来ており、職場単位での導入もありそうです。今後、ニーズの多い職業については中級者向け教材をリリースしていくことも考えています。「職業別英会話だったら産経オンライン英会話」と皆さんに思っていただけるようなシリーズに育てていきたいですね。

<六波羅 仁聖さんプロフィール>
産経ヒューマンラーニング株式会社
コンテンツ開発課
ジュニアマネージャー
子ども向け英会話教室を運営する会社で教室長や教務を経験後、2021年10月に産経ヒューマンラーニングへ入社。オンライン英会話レッスン教材の企画開発に携わる。


※2024年6月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・コース名称等は取材時のものとなります。


<産経ヒューマンラーニング株式会社・会社概要>
産経新聞グループの信頼を届ける『株式会社産経デジタル』・「学ぶ」「働く」「支える」を応援する『ヒューマンアカデミー株式会社』・「Your Global Partner」『トランス・コスモス株式会社』の3社による共同事業で、安心・安全・高品質なオンライン英会話サービス「産経オンライン英会話Plus」を提供しております。フィリピン人講師、ネイティブ講師、日本人講師によるレッスンで初心者から上級者の方まで安心して学んでいただけます。また、現在までに法人500社、学校200校以上にレッスンを提供しています。