二羽のニワトリを飼う。校長先生のお別れ会。
ミリウェー!(こんにちはー!)
タイトルにもある通り、ニワトリを飼いはじめました。
セキュリティが2匹、私が2匹。
計4匹のニワトリが我が家で暮らしています。
これで貴重な栄養源、タンパク質を摂取できます。
と言っても、まだまだ若いので、まずはスクスク育つように
セキュリティと協力しながらご飯を与えていきます。
セキュリティにそれぞれの名前をつけてもらいました。
セキュリティのニワトリさんたち
イチジュージュー(白黒のミックス)
イチゴンドー(半分黒、半分別の色)
私のニワトリさんたち
ムィーザ(いいね〜)
ケーザ(美しい)
大切に育てていきたいと思います。
それでは、スタート!
11月13日|中1の好奇心旺盛さ
土曜日に大会があったため、出場選手は水曜日までレストである。
その一方、新入生の中1の生徒(いわゆる、ユース)の練習は行われる。
彼らの探究心がすごいのだ。
「なんであの選手のピッチはあんなに速いの?」
「スタート直後は小刻みの方がいいの?ストライドを大きくした方がいいの?」
「ジャンプトレーニングにはどんな効果があるの?」
「日本流のウォーミングアップ方法って基礎的なものが多いのはなんで?」
毎日、何かしらの質問をしてくれる。
この中1の姿から、ジュニア選手は間違いなく刺激を受けるだろうと思っている。
会社でもそうだったが、たった一人の存在が会社の空気をガラッと変えたりするものだ。彼らの好奇心旺盛さは間違いなく強みになると思う。
11月14日|・・・え?ベッドから落ちた!?
学校へ行くと、寮のスタッフに声をかけられた。
「タビタがベッドから落ちた。」
早速様子を見に行くと、歩くことすらできない状況だった。
タビタは先週の大会で100mで自己ベストを更新した女子選手。
期待のエース選手・・・・。
かなり足を引きずっている・・・。
これは治るまでに時間がかかりそうだ。
マッサージなど自分ができる限りのケアをしようと思っている。
11月15日|「任せる」を学ぶ
最近は指導の一部をカウンターパートに任せるようにしている。
基本的に短距離の練習は私が担当している。
彼は、ミドル・ロング及び投擲の指導が専門。
私がいなくなった後も、選手自身が継続的に短距離のトレーニングを行えるように、そして、コーチは適切なアドバイスが行えるように、少しずつ任せていく。
先週の大会が終わり、大きな試合がないため、準備期に入る。
ラダーや腸腰筋や中臀筋といった走る上で重要となる筋肉のトレーニングを行う。その一つひとつの練習の目的や選手の動きの見る視点を伝えつつ、彼が主導で練習を進めていく。
以前と比べると、声がけが変化しているように感じる。
「動きが遅い!」→「腕を素早く振るように!」
「足が上がっていない!」→「腰の高さくらいまであげる!」
「〇〇ない」などの否定をするのではなく、具体的な動きのフィードバック。否定ではなく、肯定を。ダメな点ではなく、改善点を。
もちろん指摘も大切だが、その倍の良いところを伝える。
特に、小学校から上がってきたばかりのユース選手において、声がけはものすごくモチベーションや動きに影響する。
少しずつ、小さな変化を見逃さないように。
そして、その変化を直接彼に伝えるということを大切に活動を進めていきたい。
11月16日|校長先生のお別れパーティ。
25年間学校を支え続けてきた校長先生のお別れパーティが行われた。
先生、生徒、近所のおばちゃんおじちゃん、レストランのスタッフ、聖歌隊のメンバー。誰もが口を揃えて言う。
「彼は、最高のリーダーだ。」
「私は彼が大好きだ。」
本当にその通りなのだ。
そんな彼のお別れパーティには学校の先生やスタッフ全員が参加した。
彼よりも長く学校で働くスタッフからは25年間の中で、学校や生徒、先生がどのように変化したのか、彼の功績を称えるスピーチが。
彼の秘書は思わず涙を流しながらスピーチを。
(ルワンダ人が人前で泣く姿はなかなかない。)
最後に、校長先生から学校のスタッフ全員に対してのスピーチが。
スピーチの中では「学校のスポーツの推進」についても触れてくれた。
スポーツを愛し、学校を愛し、何より生徒を愛し、行動で示してくれた彼。
彼がいなくなった後の学校はどうなるのだろう。
不安半分、ワクワク半分。
そして、新しい校長先生からもスピーチが。
ユーモアに溢れている先生だ。
初めて挨拶もできた。少しずつ関係を築いていきたいと思う。
今後は、引き継ぎをしていき、来週?再来週?
未定ではあるが、近日中にルワマガナから離れるようだ。
11月17日|久しぶりの日本食・・・!
明日は定期的に行われる隊次代表者委員会の日。
前日移動し、お世話になっている職員さん宅でご飯会に参加する予定。
そのため、明日の練習に行くことができない。
そこで、午前の体育授業を終え、陸上クラブのリーダー的存在の選手に練習メニューを渡し、説明をする。
そして、いざキガリへ。
私の任地からキガリまではバスで1時間半程。
ルワンダ人は基本的に列に並ばない。
バスが来て、順番に乗り込むことはなく、横入りが当たり前。
そんな状況なので、私は大体最後になる(笑)
確実に助手席(笑)
無事キガリに到着!
少し時間があったので、ルワンダに唯一ある世界的有名なファーストフードチェーン店、KFCに行ってきた。
任地では飲めないオレオのフラペチーノ的な飲み物を飲んだ。
4000RWF(約400円)!
ビール4本分!
いやあ、最高に美味しかった。
その後、職員さん宅へ。
新隊員さんにもお会いすることができた!
とても嬉しかった。
あっという間に過ぎていく毎日に改めて驚いた。
唐揚げや肉じゃが、焼豚、おにぎり、和風の春雨サラダなどなど!
そして、ポップコーンにピザ・・・!
任地では味わうことのできない美味しいご飯の数々に感動した。
11月18日|博士課程修了のお祝いパーティ
会議を終え、前任の隊員さんと電話!
久しぶりにお話しすることができ、モチベーションが高まった。
まだまだやれることがありそうだ。
最終目標に向けて、引き続き取り組んでいこうと思う。
その後、任地へ戻る。
いつもとは違うバス停から出発。
途中のバス停で、30分以上待たされた。
チケットに記載されているバスのナンバーと違うバスなのに、
急いでいるからという理由で、乗っている乗客がいた。
その影響で、本来バスに乗るはずだった乗客がバスに乗ることができていなかった。
なんとかごまかそうとする乗客、バス会社のスタッフとの話し合いが30分以上も行われた(笑)無理やり乗ろうとする乗客(笑)
なんとか無事に任地に到着し、選手の様子を見に学校へ。
帰宅しようと思った時、学校のスタッフに話しかけられ「今からお祝いにいくぞ」と。
物理の先生の奥さんが博士課程を修了されたそうで、急遽そのお祝いパーティに参列することに。
ルワンダ人はお祝いごとが大好きだ。
先生宅にお邪魔すると、ビールが運ばれてきた。
その後、校長先生などもお祝いに駆けつけて、家には入りきらないぐらいの人が集まった。おそらく40人くらい。
一人ひとりに挨拶してまわる。
ルワンダはこの挨拶をものすごく大切にしている。
こういったお祝い事のパーティの流れはこんな感じ。
全員が集まったところで、お祈りが始まる。
親しい友人が司会進行。一人ひとりの自己紹介(笑)
別の親しい友人のスピーチ、校長先生からのスピーチ。
旦那さんからのスピーチ、最後に奥さんのスピーチ。
そして、食事が運ばれてくる。
順番に食事をとり、食べ始める。
全員が食べ終わったところで、再びスピーチ!
親しい友人のスピーチ。
そして、旦那さんからのサプライズプレゼントとスピーチ。
そして、奥さんのご両親からのスピーチ。
最後に、奥さんのスピーチ!
最後の最後に、写真撮影会!
たくさんのスピーチ。
ルワンダ人は人前でスピーチすることに慣れており、ものすごく誇らしげに、そして、心を込めて話す。(ただものすごく長い)
たくさんの方々にお祝いされると、嬉しい。
それも、言葉にして伝えられると、照れ臭くも、やはり嬉しいものだ。
こういった文化がもしかしたらルワンダ人の自己肯定感の高さにつながっているのかもしれない。
11月19日|ようやくグラウンド改修工事が終わった!
朝5:00に起きて、少し離れた学校で暮らす選手を迎えに行く。
その道の途中、いつもより自分のテンションが低いと感じた。
そう言う時はスケジュールを書き出し、行動を決めるようにしている。
6:30 朝練(坂トレ) U20
8:30 シャワー・洗濯
10:00 ご飯
10:15 作業(議事録作成・日記)
12:30 ご飯
14:30 練習 U15(高跳び) U20(ジョグ・体幹)
16:00 生徒を学校まで送る
18:00 同僚とご飯
21:30 就寝(願望)
朝練を終え、グラウンドに行くと、グラウンドの改修工事が進められていた。
ガタガタだったグラウンドが整っている!
選手のテンションも上がっていた。
これでようやく練習が行える・・・!
急遽、来週の週末にU15の選手(イソンガプロジェクト)の試合が行われることが決まった。
その大会に向けて、体育教員の重い腰も上がりそうだ。
カウンターパートに高跳びの記録測定を任されたので、日曜日ではあるが練習をするために学校へ。
夜にはブロシェットを食べに行く。
毎日何かしらの楽しみを作りながら、午後からも頑張ろう!
おわり
最近は突然雨が降ったりと、天候が安定していません。
ただ、断水や停電が最近は全くなく、快適に毎日過ごせています。
ニワトリさんの卵を楽しみにしながら、引き続き活動してまいります!
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