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急な大会日程の変更。本音で話せる友人がいること。

アマホロー(平和ー)

足首がようやく治ってきて、選手と走り始めました〜!

では、今週もスタート!



11月20日|才能よりも、情熱

タレント発掘プロジェクトの選抜メンバーの練習に
ようやく体育教員とカウンターパートが本腰を入れ始めた。

その理由は、今週末に大会が控えているから。
大会に出場するメンバーを選抜することも理由に含まれているけど。


実力や才能も大切だけど、私は日頃から練習に参加し、陸上が楽しい!好き!と感じてくれている選手を選抜したいと考えていた。

好きに勝る才能なし

「好き」という気持ちが、大会のここぞ!という場面で出たりする。

短距離の選手は15名ほどいる。
その中で一番身長が遅く、足もそれほど速くない。
だけど、誰よりも練習に早く来て、練習後には質問にくる男子選手がいる。

「この前はこのタイムだったけど、今日は速くなったよ」と嬉しそうに報告してくれる。
人と比べるのではなく、自分の変化を心から楽しんでいるその選手。

自分でも選抜されるとは思っていないようで「今回の大会は出場できないかもしれないけど、次の大会や来年に向けて、トレーニングしたいんだ」と話してくれた。

大会に出場できる可能性は少ないし、大会に出場したとしても、自分と周りとの差を知ったときに、彼は何を思い、どう行動するのだろうか。

それでも私は彼に言い続けたい。
才能よりも、あなたの情熱が大切だということを。

11月21日|急に変わる大会日程

今週末、開催される予定だった大会の日程が急遽変更になった。
なんとなくそんな気がしていたのだが、いざ聞かされると腹立たしい気持ちになる。

他のスポーツのコーチたちの反応は「ああ、またか。」という感じ。
試合の延期や直前での変更なんて当たり前なこの国。
それでも臨機応変に対応できるのは素晴らしいことなんだけど、選手がどう感じるのかを考える人はいるのだろうか。

少なくとも、今回練習に参加している選手たちは、大会のために気合を入れて取り組んでいた。
こうした度重なる変更が、少しずつ選手のやる気にも影響を与える。

練習計画を立てていても、こうして変更が旅坂なることで、台無しになる。
コンディショニングなんていう概念はないのかもしれない。

その時々でベストパフォーマンスを発揮できる人を育てる。
うーーん、難しい!

来週に変更になったが、来週はクロスカントリーの試合と重なっており、さらにはセカンダリースクールでは、ターム末のテストが開始されるため、生徒たちには勉強時間が必要になる。

きっと、また変更になるのだろうと予想しているが、いつ行われるかわからない大会のために、ひたすら選手をモチベートしよう。

11月22日|「今日はショートブレークの日だから」

大会に出場するための書類作成や印鑑をもらうために
カウンターパートがいる活動先の隣の学校へ。

いろいろ終わらせて、最後に一言。
「今日は練習に行かない。ショートブレークの日だ。」
「家に帰って、子どもや奥さんをケアするんだ」


- WAのe-learning教材を使用しながら勉強中! -

彼はほぼボランティアで陸上クラブの指導をしているし、男性が稼いで女性が育児家事をするという考えの家庭はいまだに多いルワンダ、家族を大切にする彼の価値観は揺るがない。

「ダメだよ。練習終わってから帰ればいいじゃん。そもそも選手に指示も出さずに、こないことも伝えずにいるのって無責任すぎない?」そんなこと、私が言える立場ではない。

「大会で結果を出すためには、日頃の練習が重要なんだ」
カウンターパートがよく口に出し、選手に伝えている言葉。
頭ではわかっているはずなのに、なかなか行動には移さない。
時々イライラするし、結果が出なければ、選手のせいだと言い張る。

人の行動や考えを変えるって本当に難しい。

ユースのスプリントチームに指示を出しながら
ジュニア選手の指導、そして遅れてきた選手の対応・・・

あっという間に時間は過ぎる。

10月から練習を彼ら自身で進められるようにと、流れを事前に伝えやってはいるものの、まだまだ選手たちはアダプトしきれていない。

焦っても仕方ないので、少しずつ少しずつ。

ただ練習をこなすのではなく、選手自らが考えながら進める練習スタイルを諦めずに追求していきたい。

11月23日|心のリフレッシュはとても大切

最近は、レストランを経営するレジナから昼間に電話がかかってくることが多い。「今日はこれ作るよ〜」と。

また「今日はこれ食べたい!」と言うと、作ってくれる。
今日行ってみたら、食べたいと伝えたはずの料理とは全く異なる料理を準備しているところだった。

こんな感じで気まぐれではあるけど、味は最高に美味しい。


- レジナの息子さんが大好きな料理。トマトベースで米とじゃがいもを煮込んだご飯- 

今日の練習後には楽しみがあった。
それは、サウナだ。

ルワマガナにはサウナ施設がある。
先週くらいに新しいサウナのお店を見つけた。

今日は活動後、同じ任地で活動する先輩隊員さんと一緒に行ってきた。

入ってみると、フロントに鍵付きの棚があったり、テレビがあったり
待合席みたいなベンチもあり、うわ!洗練されてる!と思った。

更衣室に入ると、9ヶ月前からルワマガナで働いているというケニア人の女性と出会った。
今度、一緒にサウナに行く約束をした。(実現するかはわからないけど)

前々から会ったサウナは、多くて6人でいっぱいになるくらいの広さだったが、
新しいサウナは10人は入れるくらいの広さ。
温度もちょうど良くて、これはハマってしまいそう!
2000RWF(約200円)ほど!

日本ではサウナ施設が選べるほどたくさんある。
そのほかにも、娯楽施設がいっぱい。

心をリフレッシュすることは、開発途上国、特にアフリカでは難しい。

趣味を極めている人や勉強に励む人、筋トレする人、動画をみる人、走る人。
心をリフレッシュさせるための手段を見つけることはとても大切。

11月24日|日本から先輩隊員さんが!

金曜日は午前中の授業が一コマ。
午後からは体育の授業はなく、夕方は全校生徒がミサに参加するため、クラブ活動もおやすみ。
つまり、午後からはおやすみ!

大体は、家事をするか、別の学校で生徒の様子を見に行くかのどちらか。
近々、スカウト活動のために、学校を開拓していく予定である。

今日は楽しみなことがあった。
7月に任期を終え、日本に帰国された先輩隊員さんが
ルワンダに訪問してくださり、一緒に飲む予定が!

久しぶりに一緒にお酒を飲み、ルワンダ料理を楽しみながら話す時間はとてつもなく幸せだった。

こうした人とのつながりができることも協力隊に参加してよかったと思える理由である。

11月25日|カモニへ!

朝練のために、5時に起き、5時半に別の学校の生徒をピックアップし、6:30から練習開始。
その予定が、なぜか男子寮が空いていない関係で8時まで待つことに・・・。
練習が思う時間に始まらないし、急遽グラウンドが使えないこともある。

今日は、自宅がある村でのロングラン。
クロスカントリーの試合を控えているためである。

午前の練習を終え、同い年の隊員さんがいるカモニへ!

任地からは約3~4時間ほどで到着する。

到着すると驚いた。
子どもたちの着ている服の様子が全く異なる。
ところどころに穴が空いていたり、靴を履いていなかったり。
そして、木を頭に載せて運ぶ子どもたち。


任地では見たことのないような子どもたちの様子に驚いた。
こうした地域での違いを味わいながら、ローカルなバーでブロシェット!

これがまた最高に美味しかった。

私の任地では1000RWF(約100円)のブロシェットが、
カモニでは、500RWFで買えてしまう。

天井から吊るされたヤギの肉をその場で切り、焼いてくれた。
とても新鮮なブロシェット!

とても美味しかった。
任地やバーによって、味が異なるので、開拓するのがとても楽しい。

11月26日|Buy one Fanta

朝起きると、パンの準備してくれていた。
普段、近くのお店で食パンを買うのだが、小麦粉から作っていることに感動した!
フライパンでも簡単に美味しいパンが焼けることは衝撃だったので、自宅でもやってみたいと思う。

活動されている学校の近くを散歩していると、たくさんの子どもたちが隊員さんの名前を呼んでいる。
そして、通りすがった人には必ず挨拶をしていた。尊敬!

子どもたちについて行った先には、
前任の方が作成された壁の世界地図が!
嬉しそうに、そして、誇らしげにその場所にたつ子どもたちの姿はとても素敵だった。


また2月に行くのが楽しみだ!

任地に帰るバスに乗っていると、赴任当初からお世話になっているエマニュエルから電話がかかってきた。
最近はほとんど連絡をとっておらず、聖歌隊の練習にもきていなかったので、心配していた。

「いろいろあってね。あとで直接話すね。」

任地に着き、彼に合流した。

「きてくれてありがとう。Buy one Fanta。少し話したい。」

いつもはビールを飲む彼が、今日はファンタ??笑
誘った方がおごる文化であることを教えてくれた彼が、話す前から、今日は奢ってくれと。

何があったんだ・・・?と頭の中は、ハテナでいっぱいだった。

バーに到着後、彼がこの空いた期間に何があったのかを一から話してくれた。
良いことも悪いことも、彼が本音で。
本当のことを話してくれたことがすごく嬉しかった。
100%信用することはできないけど、お酒を飲まず、真剣な話を一生続けた。

頻繁に連絡をするわけではないけど、なんか話したいと思った時に話せるってとても幸せなことだなと思った。

おわり

今週の活動では、なかなか腑に落ちない出来事がたくさんありました。
すぐに解決する問題ではないけれど、まっすぐ、生徒と向き合う。
その先にきっと答えが見つかると信じて・・・!

来週末には大会がある予定なので、大会に向けて、引き続き取り組んでまいります!


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