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【実質0円大学生活のすすめ】第58回:デジタルデバイスを使いこなす(11)業務用複合機活用法02

前回、アナログ情報をデジタルフォーマットへ変換するため、学校にある業務用複合機のスキャン機能を使う利点について説明しました。今回は、具体的な活用法について考えてみましょう。

何をスキャンする?

「実質0円大学生活」の科目等履修生として、ある授業を聴講するときに、どのような対象をデジタル化すべきでしょうか。

答えは「紙メディアに載せられた情報はすべて」です。具体的には以下のようなものになります。

1. ノート

授業中に書き留めたノートをデジタル化しておきます。書籍などの出版物よりも、優先してスキャンしておくことをおすすめします。というのは、手書きの資料には代替品がないからです。出版物は探せば同じものが見つかりますが、自分のノートは世界にひとつだけしかありません。

2. 配布物

授業中には資料が配布されることがあります。教科書を使わない大学院のゼミなどでは、教員からも学生からもさまざまな資料が配布されます。もちろん、PDFなどすでにデジタルフォーマットのものもあります。

ただし、設計図面や図版などはA3サイズ以上の紙にプリントしたほうが見やすいのも事実です。ゆくゆくはA3サイズ程度の大きさのタプレットが登場するかもしれませんが、それまでこのような用途では紙メディアが重宝されることでしょう。

3. 書籍

教科書など、ある程度の期間使い続ける書籍はスキャンしてデジタル化しておきましょう。iPadなどのタブレットがあれば、授業のたびに重たい教科書を持ち歩く必要がなくなります。それが洋書の場合は大判の書籍が多いので、とくにおすすめです。

ちなみに、スキャンしたあとでOCRを掛けると、紙の本では困難だった全文検索が可能になります。たとえば、ある単語が書籍全体の中でどのような場所に何個使われているのかを調べるときに、数秒で結果が出せます。

今日のまとめ

-「実質0円大学生活」の科目等履修生として、学校の複合機でスキャンすべきアイテムは、「ノート」「配布物」「書籍」である
-配布物や書籍であれば、OCR処理することでテキスト検索もできるようになり、タイムパフォーマンスが劇的に向上する


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